2008/04/29

もうすぐ五月


ナガミヒナゲシ。





1961年に地中海沿岸からやってきた帰化植物です。
現在では温暖な地方の都市周辺を中心に大繁殖していますが、オレンジ色のかわいい花なので大目に見られている気がします。



庭のスミレ。



庭のバラのみずみずしい葉っぱです。









「みずみずしい」という単語で思い出すのはGKチェスタトンの『木曜の男』。
テロリストの本拠地へ乗り込む前日、主人公ガブリエル・サイムがウォルムス教授と交わす会話の一節。


「暗号一つで表わせることばもいくつか考えておかなければならないね」とサイムはまじめにいった。「われわれにとって必要になりそうなことばで、微妙な意味を持っているのを。僕は、同時代ということばをよく使うんだが、君はどうなんだ」
「いいかげんにしてくれないかね」と教授が不平そうにいった。「われわれの仕事がどんなに危険なものか君にはわからないんだ」
「それから、みずみずしいということばがある」とサイムは何もかも飲み込んだ様子で、首を振りながらいった。「みずみずしい、は是非なくてはならない。みずみずしい草というふうに使うんだ」
「われわれがブル博士に草の話などすると君は思うのか」と教授がとうとう腹を立てていった。
「それはいろんなふうにそこまで話を持っていけるね」とサイムは考え込んでいる顔つきをして答えた。「ごく自然なぐあいにね。たとえば、われわれはブル博士に、『博士は革命家である以上さる暴君が人間は草を食べたらいいといったことをご存しのことと思います。事実、われわれがみずみずしい夏草を見る時、――』」
「君はこれから悲劇が演じられようとしていることを知っているのかね」と教授が聞いた。「よく知っているさ」とサイムは答えた。「悲劇では、喜劇的にならなけりゃならないんだ。他にどうしようもないじゃないか。この君の暗号は範囲が少し狭すぎるね。足の指も使えないものだろうか。しかしそれには靴と靴下を脱がなけりゃならなくて、それを目立たずにやるのには、――」
「サイム君、もう寝たまえ」と教授が手短かにいった。
吉田健一訳 創元推理文庫『木曜の男』より。

2008/04/28

3月の川と4月の川


私の働いている病院は川のほとりにあります。


これは今日の川。


これは3月の川です。一ヶ月で随分景色が変わります。

2008/04/25

spring has come.


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2008/04/20

春風晴天


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今日は気持ちのいい天気です。

2008/04/18

川縁の散歩


曇り空の下、川縁を散歩しました。
地面には白い小さな花がいっぱい咲いています。


ナズナのような気がするけど。違うのかな。


これはスノーフレークという花。


川べりには、その、なずなのような白い花が満開です。


橋の上から川を見る。


シダの緑が美しい。


僕を見上げている様子が愛らしいさわがに君。


小川の中で熱心に食事中です。


昨日の雨で川が岸辺に広がっている。


山の小道に沿って走る小川。


山からしみ出してくる水はあふれて路面を覆う。


この辺じゃ見慣れない顔だな。何の用だい。


少し山道にはいると鮮やかなつつじが。


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2008/04/15

きくもも


朝日の中で華やかに咲く近所の菊桃です。



臙脂っぽい桃色というんでしょうか。この色が好きです。



ささやかですがうちのも無事咲きました。
ちょっと色が違ったかも。でもこればっかりは咲いてみないとわかりませんものね。

2008/04/13

野の花









野の花を見よ。
明日は炉にくべられる花でさえ神はこのように着飾って下さるのだ。
だからあなたがたは何を食べようか、何を着ようかと思い悩むな。


すごく小さな花。石垣の陰に咲いていて思わず見過ごすところでした。
家で調べると胡瓜草の花だそうです。
野の花というと自然にこの聖書の言葉を思い出します。

Tulip Design


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2008/04/08

桜夕刻








顔がはっきり見えなくなる夕刻。
あの人は誰という意味の「誰そ彼」からたそがれという言葉が生まれたそうです。
「あの人は誰?」

2008/04/06

キクモモのつぼみ


1ヶ月前に植えたシンボルツリーのキクモモのつぼみがふくらんできました。
深く濃い赤紫。



あったかくなったっすね。



小さな聖火のようにも見える。



庭の雪柳も満開だー。



雪柳は香りもいいですね。
ちょっとプラスティッキーな香りです。

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