2011/12/16

文具小ネタ二題

PILOT CAPLESS
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諸々の事情でこの2週間は外に写真を撮りに行っていません。
それで今日は室内で撮った文具の小ネタを二つ。
これは最近購入したパイロットのノック式万年筆です。
この万年筆はボールペンのようにペンのおしりをノックすることでペン先の出し入れが出来ます。
万年筆はキャップをしないとペン先が乾燥して書けなくなってしまいますが
ノックしてすぐに書けるというスピーディーさとキャップし忘れによる乾燥を防いでくれるわけです。








PILOT CAPLESS
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ノックするとこのようにペン先が現れます。
通常のボールペンと異なり、ペン先側にポケットに差すクリップがついています。
ちょっと不思議な感じですが筆記に支障はありませんし
むしろペンを持ったときに万年筆のペン先の傾きを正してくれるので便利です。










PILOT CAPLESS
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ボディーの中はこんな感じ。
この金属部分のうしろを引き抜くと。












PILOT CAPLESS
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インク部分が姿を現します。
この樹脂の筒を引きぬいて、そのかわりにカートリッジインクを挿入して使うわけですが
好きなインクを使いたい人はCON-20やCON-50などのコンバーターを買えば良いわけです。
でもCON-50はインク容量が少ないしCON-20はインクの残量が見えない。
上図の樹脂の筒に直接先の細いスポイトでインクを入れれば容量も多いし残量も見えます。
左の金属の筒を引き抜いたらこんな樹脂の筒があると知っていたらCON-20を買わずにすんだので
これからこのペンを買いたい人に多少ともお役に立てればという小ネタでした。







PILOT COUPE
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次の小ネタはパイロットクーペというボールペンです。
このペンは適度な太さと重みがありとても書きやすい。
このペンに書き味のよい三菱のジェットストリームのリフィルが使えたら最高なんだけど。
で、実際それは可能らしい。










Jetstream refill (cut)
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ジェットストリームのリフィルの先端から93mmのところ(後ろから約2cm)で切ればよい。
この切る長さを僕は最初知らなかったので自分であれこれ切って、短かったので継ぎ足したりして
それが上の写真です。測ってみたら先端から93mmでした。
で、後でネットで調べたら蛇の道は蛇と言うか、他の人がすでに93~94mmで切るべしと書かれていた(笑)。












spring
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でもそのままではだめなんです。スプリングを替えないと。
パイロットクーペのスプリング(右上)のままだと硬すぎてノックできません。
手近にあったほかのボールペンのスプリング(左下)に交換するとスムーズにノックできます。
たぶんジェットストリームのリフィルのバネ止めの位置がやや先頭寄りなので
純正のスプリングでは最縮時にキャップに当たってしまうのだと思います。
下のバネはコイルの巻き数が少ないので収縮時の長さが短いのでしょう。
以上、ジェットストリームの書き味をパイロットクーペで味わいたいごく少数の人のための情報でした。


6 件のコメント:

  1. すずらん☆12/16/2011

    パイロットクーペの替え芯のこと~書き味にこだわって、ジェットストリームの替え芯を入れるその工夫、お試しなどなど~すごいです。
    こだわって、好きなものを組み合合わせて使うのは、とっても素敵です。
    バネを変えてみるというのは、高度なテクニックですね。
    感心しました。工夫すると、楽しく使えますね。参考にしたいと思います。ありがとうございます。

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  2. すずらんさんありがとうございます。
    ジェットストリームの書き味って本当に快感なんですが、このインクに合う良いペンがなかなかなくって。
    ネット上ではみんな自分の好きなペンでこのインクが使えるようにいろんな工夫をしています。
    リフィル交換ごとの事なので、できるだけ簡単な作業で使えるようになって欲しいんですが
    上に上げた方法なら次からはリフィルを切るだけなので簡単でしょ?
    バネもリフィルの先にハマっているのをこのバネに変えるだけであとはずっとこのバネを使えばいいんです。

    あと気になるのがリフィルのおしりをカットすると、インクをシールドしている透明の液体がこぼれると思うんですが
    こぼれた液がペン本体の中で問題を起こすかどうかは僕にはわかりません。
    注射器の針でインクを少し吸い出して、透明の液がリフィルの切断面より奥になるようにするひともいるみたいです。
    僕の場合はそこまでする気はありません(笑)。

    最近mixiのほうはほったらかしです。再開してはみたものの僕にとってはやっぱりブログのほうが居心地がいいですね。
    ブログはコメントがなくても平気だけど、あちらは孤独感が半端じゃない気がして。

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  3. キャップレス万年筆、いいですよね。
    わたしはデシモを使っていますが、クリップ部分が意外と持ちやすくて、愛用しています。

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  4. のんくりさんありがとうございます。
    キャップレスに軽量細身型があったんですね。知りませんでした。
    太字が希望でBニブにしたんですが思ったより細くて・・・。
    書き味はいいので自己流で研磨するのもちょっと憚られるし。
    それが唯一ちょっと悩ましいところです。

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  5. キャップレスに空きカートリッジが入っているという小ネタ、たいへん役に立ちました。ありがとうございます! コンバーターを買わずに済んだだけでなく、やはりノック式の気軽さから筆記量が上がり、インクが減ること減ること・・・(わたしのがBということもあり)、大容量のカートリッジに好きなボトルインクを移し替えるというが、いちばんの選択肢ですね。
    記事だけでなく、写真もいいですね! スタイリッシュさがよく伝わってきます。

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  6. はっちさんありがとうございます。
    こんな重箱の隅みたいなコネタが誰かの役に立つんだろうかと
    疑問に思いながらアップしたんですがお役に立ててよかったです。
    でも実は僕の方はインクの入れ替えが面倒でCON-20に戻ってたりして^^。

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