2013/12/07

マニュアル熱ふたたび

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マニュアルといっても今回はカメラではなくてクルマのお話。
ATのLegacyを買ったのは190Eアンファングというベンツのマニュアル車で24万キロ走って左膝を痛めてクラッチペダルが踏めなくなったからで、最近通勤中に積極的にスポーツシフトを使い出してマニュアル熱が再燃してしまった。
ああ、またミッションに乗りたい!(関西ではマニュアル車のことをこう呼びます^^)

で、先日たまたまFiat 500Sのシフトノブの写真をInstagramで見つけた瞬間に僕の中で何かが小さくはじけた(笑)。
早速翌日(って昨日のことですが)近くのディーラーへ試乗に行ってきました。
(以下イタ車乗り、チンクfanの方々には稚拙な内容と思いますがどうかご寛容を)

まずFiat 500Sのシフトノブはネットで見たとおりカッコよくてマニュアル魂を揺さぶるけど二気筒85馬力はやっぱり僕的には非力。セカンドの粘りがなくてすぐにレッドゾーンで頭打ち。エンジン音も二気筒の味があると言えなくもないけどちょっと軽っぽく感じる。そのあたりを割りきって乗るぶんにはいいと思います。それではというのでディーラーの人の案内で500Sに乗ったままちょっと離れたアバルトのディーラーへ移動。

アバルトのマニュアル車 ABARTH 500に試乗させてもらいました。
まず第一印象として建て付けが500Sよりしっかりしているように感じた。
1368cc 135ps 直4 DOHC turboは排気音も逞しくていい感じ。
(実はこのエグゾーストノートを聞かせてもらったのはフィアット整備工場にあった納車待ちのハイチューンドアバルトで、なんと注文主は60才代の女性とか。かっこいい!)
さてアバルトの走りだけど、ギアをセカンドに入れると気持ち良く粘る。シフトダウンしてカーブを駆け上がっていく快感!これはいい!イタ車らしくガンガン回してキビキビ走ると脳天にアドレナリンが吹き上がる(笑)。
頬が緩みっぱなしのままアバルトのディーラーに戻って、ついでだから今度はABARTH 595にも試乗させてもらった。
でも僕はパドルシフトはちょっと苦手。基本ATでたまにシフト遊びするにはいいけどやっぱり左手はシフトノブを握っていたいという自分の気持を再確認した。

じゃあABARTH 500で。
歳も歳なので峠を攻めたりしないし足回りはそのままでいい。
マフラーをレコードモンツァに替えて、esseesseのROM書き換えで馬力を160psにアップして、ビルトインのナビを付けて、どうせこまめに洗車しないからボディコーティングして、スタッドレスも買ったら400万行っちゃうかも。
うーん250psのLegacy 3.0Rと同じくらいするというのが何とも。そこで脳の動きが一旦停止。
Legacyは今のところ何の問題もないけれど10年間で18万キロ走ったし、そろそろ買い換えしてもバチは当たらないだろう? と自分に言い聞かせる。
以前は片道85キロの職場に通っていたけど今は往復30キロもないし今年1月から自己流ワークアウトでスクワットしてるから膝は大丈夫じゃないか!?まだ決めてもいないのに忘年会でぼんやりとあらぬ方を眺めて怪しげな笑みを浮かべているのは私です。

先般他界されたCar Graphicの小林彰太郎氏の最後の車もアバルト(695エディツィオーネ マセラティ)だったとか。
ご冥福をお祈りします。

2 件のコメント:

  1. アバルトも知らないうちにグレード増えていますね。
    私は500Cなのでパドルです。最近慣れましたがシンプルなMTのAbarthがいい気しますね。

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  2. ありがとうございます。
    イタリア本国ではマニュアル車の選択肢が多いけど日本ではわずかですね。
    イタリア人がうらやましい^^。

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