2014/08/13

音楽の死

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ご多分に漏れず我が家でもテレビのチャンネル権は妻や娘にあるのでやむなく歌番組を見る羽目になるのだが
死んでしまった音楽の姿を見るのは痛ましい。
今音楽という死体を操っているのはビジネスだが、どんなに華やかにショーアップしても
「この俺という死体に何をやらせようというのか」という音楽自体の戸惑いが余計にライトアップされて
見ているこちらのほうが居たたまれなくなる。

かつて音楽は切れば血が出るものだったが今は中はガランドウで
それは人間も同じで切っても血が出ない人間が増えてしまったので
本当に血が出るのかどうか試そうなどと考えるような人間も現れる。

最近までテレビ番組のトレンドだった「70年代のヒットパレード」も
お通夜の席で故人の良き懐かしき思い出を遺族が語り合うのと同じで
あれは音楽のお通夜なのだろう。

それでもひとにはやっぱり「音楽」は必要で、音楽には蘇ってくれることを望みたい。
そのためには音楽は一度きちんと死ぬ必要があって、
テレビで一度「音楽のお葬式」をしたらいいと思う。

そしてお葬式がすんだら、大袈裟でない小さな上質の音楽を少しずつ
丁寧に、大切にプレゼンテーションしていく。
そこから新しい芽が出てくるような気がする。











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