2016/04/11

ボケ量の数値化



憧れのNoctilux。その作例を見るたびにため息が漏れる。
Fマウントで同じくらいボケるレンズはないものか。
候補として上がったいくつかのレンズのボケを数値化してみようと考えて作ったのが上の表。

まずこのサイトでそれぞれの被写界深度を計算してみた。
ただし焦点距離やフォーマットが変わればレンズを通して見る対象の大きさが変わってしまうので
それぞれのレンズを通してみた時に対象が同じ大きさに見えるように、対象との距離を変えて計算。

でもこのサイトの記載によれば被写界深度で評価できるボケは、ボケが非常に小さいときであって、ボケが大きい時には当てはまらないらしい。それでそのサイトの別の人がボケ量を簡単に把握するには有効径で評価するほうが実際的と書いてあったので計算してみた。これで見ると被写界深度では成績の悪かったHeliosのボケが一番大きくて実感に一致する。

これで結論かと思ったけどさらに本格的なボケ量測定のサイトを発見。
フォーマットと絞りと焦点距離と対象までの距離と背景までの距離を入れると、背景のボケサイズを計算してくれるだけでなく、実際にどんなふうに写るかシミュレーション画像も見れるという優れもの。
そこで50mmレンズで対象までの距離を2M、背景までの距離を4Mとし、さっきと同様対象(この場合人物像)が同サイズに見えるようにフォーマットやレンズごとに対象と背景までの距離を変えて背景のボケサイズを計算してみた。
その結果はさっきの有効径で計算した場合と同じ結果だった。

これによれば標準レンズ近辺でノクチのボケ量に最も近いのは58/1.2のノクトニッコールだけどヤフオクやeBayでも30万円以上もする。
しかし今僕が注目しているのはNikkor 50mm F1.2。
このなかでは五番目だけどFlickrの作例はどれも味わい深いのです。
比較的廉価で新品で買えるレンズだしね。



2 件のコメント:

  1. shinさんの素晴らしい写真の数々はこのような地道な研究に支えられていたのですね。

    返信削除
    返信
    1. ありがとうございます。僕は光学的な知識がなく、ネットでいろんな人が述べておられることを自分なりに色々おさらいしているだけで、研究なんてとんでも無いです。遊んでいるだけですよ^ ^。

      削除

twitter