2017/11/25

Kaweco Clutch Pencil

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久しぶりの文具ネタです。





Kaweco Clutch Pencil CL5.6BR

ブリキのペンケースの中に入っているのは





Kaweco Clutch Pencil CL5.6BR

KAWECOのスケッチアップペンシルCL5.6BR
以前購入したラミーのスクリブルと同じでいわゆる芯ホルダーというものですが、これはブラス、つまり真鍮でできています。




Kaweco Clutch Pencil CL5.6BR

芯もこんなに太い。





Kaweco Clutch Pencil CL5.6BR

おしりのノック部分をスクリューすると






Kaweco Clutch Pencil CL5.6BR

芯研器になっています。





Kaweco Clutch Pencil CL5.6BR

6Bの芯を使いたくて丸善美術商事のサムホルダー用 黒芯(6B、5本入り) を買ったんですが入らない。
説明書を読むとこのホルダーの適合芯サイズは5.5~5.6mm。丸善美術商事の芯は5.8mmでした。




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仕方がないのでカッターの刃を立ててコシコシ削ってようやく使えるようになりました。
追記:こんなことをしなくてもコヒノール(コイノア)社で6B 5.6mmが販売されています(Amazon等)




Kaweco Clutch Pencil CL5.6BR

考えながら本を読む。
読みながら思いついたことを書き込む。
またぼんやり考えながら、手慰みに筆記具を手の中で転がす。
そのうちに考えがまとまってきて
またそれを書き込む。

ものを考えるときの相棒として
愛着のわきそうな製品でした。


書き込みの本は最近僕がどっぷりはまっている岸田秀さんが山本七平さんと対談した「日本人と「日本病」について」。
日本人がどんな思考様式で行動しているかが赤裸々に語られていて大変面白い。














2017/11/23

Ai Nikkor 50mm f/1.2Sとマクロプラナーを比較する


先日Ai Nikkor 50mm f/1.2SはF2に絞るとすごくシャープになるのではないかという話題を取り上げましたが、本当にそうかどうか試してみようということで、D800EをGITZOに載せてマクロプラナーと撮り比べてみました。

DSC_7598
Ai Nikkor 50mm f/1.2S ISO 100 1/100 F2.0 撮って出し
Date and Time - 2017:11:19 11:48:38


DSC_7600
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF ISO 100 1/160 F2.0 撮って出し
Date and Time - 2017:11:19 11:50:39

どうでしょう。Ai Nikkorも解像していますがマクロプラナーの方がより解像しているように見えます。Ai Nikkorはフード無しだったので、フードを付ければもっとフレアを抑制できたかもしれませんが、解像度以外の特徴としてはマクロプラナーは色乗りが良いというか、コントラストが高めで、黒が引き締まっているようにみえます。周辺減光はマクロプラナーの方が強いですね。これはマクロプラナーのssが1/160なのでAi Nikkorよりやや暗めに撮れていることが多少関係しているかもしれません(あぁ、ssを同じにしなかったことが悔やまれる)。

ではもっとアップして子細に観察してみましょう。

DSC_7598X400A
Ai Nikkor 50mm f/1.2S ほぼ400%表示


DSC_7600X400
Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF ほぼ400%表示

比較してわかることはAi Nikkorもちゃんと解像していて画像の芯の部分は失われていないのですが、全体にフレアがかかっていて、かつ色収差なのかどうか僕にはわかりませんが輪郭の内外に緑色帯のようなものが見えます。マクロプラナーはさすがにカールツァイス伝統のT*コーティングの効果もあってフレアや色収差?が少なくきれいに解像しています。
Ai Nikkorがマクロプラナーよりも解像度が低くコントラストが低く見えるのはこれらフレアや緑色帯などが原因なのかもしれませんね。

以上詳しい方からの叱責を覚悟の上で考察してみました。














2017/11/19

ススキヶ原

ススキヶ原

三脚を立てて写真を撮りながら丘を上り詰めた。さぁ帰ろうと振り向いたら雲の隙間から午後の光が今降りてきたススキの丘に広がった。豊穣の、黄金のような景色。三脚を放り出して両手でdp0を高く掲げて、ノーファインダーで撮った。
















2017/11/16

autumn weed

autumn weed

永き行跡に見送るひともなし来る冬ぞ














2017/11/15

浮かぶ秋

a floating autumn

渓流の撮影を終えて山から下りてきたら
古民家の用水路にひとひらのモミジ














2017/11/14

autumn stream

autumn stream

これはNikkor 35mm F1.4 Ai-sでF16に絞って撮った写真です。先日Ai Nikkor 50mm F1.2をF2に絞った写真をアップするとお約束したのですが、後日マクロプラナーの50mm F2と撮り比べてみたらちょっと印象が違いました。この件についてはまたあらためて書いてみたいと思います。
















2017/11/13

mountain stream

mountain stream

Ai Nikkor 50mm f/1.2Sは現行ニコンで最も明るいレンズです。開放では合焦していてもフレアで輪郭が滲んでソフトフィルターがかかったようなデイヴィッド・ハミルトン風(ああ、喩えが古い!)の写真が撮れる魅力があります。一方でこれはキヤノンのドリームレンズを使っていた時に感じたのですがこういったハイスピードレンズは絞るととんでもなくシャープに結像するのではないかという印象を持っていて、実際Ken Rockwell氏はこのレンズを「ニコンの50mmレンズの中ではF2で最もシャープ」と評しています。米国のB&Hのレビューではこのレンズは極めて高い評価を受けており(五つ星がなんと90%!)、それぞれの投稿を読むと「F2でのシャープさは他のレンズを圧倒する」とか「いやこのレンズは開放でもシャープだ」とか「ニコンが30年以上にも渡ってこのレンズを作り続けてくれていることに尊敬と感謝だ」とか「must haveなレンズだ」、「スムーズなマニュアルフォーカスの手触りがたまらない」などの非常に好意的かつ肯定的なレビューが並んでいて楽しいです。
GITZOの三脚にdp0を付けて絞りを絞って長時間露光するのにはまっていた僕はそれをニッコール1.2/50で試してみようと思いついて撮ったのが上の写真です。これはF16まで絞っていますが次回はF2のシャープさを試してみたいと思います。


















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