2018/01/04

今年の抱負?

雪霰


写真を撮り始めたきっかけは何だったのかを思い返すと、インターネットを始めて間もない頃にiMacのデスクトップピクチャーを集め始めた頃にさかのぼるだろう。最初はSpyMacというサイトで気に入った写真をダウンロードしていたが、そのうちにいろんなひとの写真に興味を持ち始めた。ハイパーカードの生みの親であるBill Atkinson氏が写真家に転身したと知ったときには驚いたが、彼のサイトで写真を見てその素晴らしさにまた驚いた。彼の友人であるCharles Cramer氏の写真もまたBill氏に負けず劣らずさらに素晴らしいものだった。まぁそういった写真をダウンロードして愛でていたわけだが、ソニーのデジカメを買って自分で撮った写真をこのShins blogにアップするようになってから僕も写真を撮る楽しみにどっぷりはまってしまった。

写真を始めて間もないころは魅力的な写真をみて自分もそんな写真を撮ってみたいと思い、それをまねて新しいカメラやレンズを手に入れたり技術を身につけたりするわけだが、これが一番楽しい時期だろう。つまり日々新しい試みをしたり、目指すべき目標に向かって努力する。この時期はかなり長くて、僕の場合は10年続いた。

でもある程度写真を撮り続けてそれなりの経験と技術が身につくと、かつて自分が素晴らしいと思っていた写真にまったく興味がなくなってしまった。すべての写真がつまらないわけではないが、自分の写真にしても他人の写真にしても、それが一応写真として成り立っているかという、いわば他者の目で構成された写真がつまらないのだ。じゃあパーソナルであればいいのかというとパーソナルであるだけではやっぱりつまらない。できれば自分の後頭部が見えるくらい視点の遠い写真が撮りたいと思う。そんな写真はなかなか撮れない。でもどこを向いていたいかといえばそういう方向。





















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