2018/09/08

写真を撮る理由

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目で見て、あっと思ってシャッターを切る。
そしてこのいくつもの個人的な「あっ」のなかに、ほかのひとの深いところにつながる「あっ」が、ごくたまにまぎれ込んで高い評価を生むことがある。
ところが高評価の「あっ」を探し始めたり、自分はともかく他人が「あっ」と思うようなことがらをテーマにしだすと目や心が濁ってしまって、ヤクザなショットばかりになる。
だから写真を撮るときにはなんにも考えずにボーッとした目に「あっ」が入ってくるのを待つしかなくて、そのほとんどは個人的な「あっ」である。
そういう、個人的には深くてもほかのひとには全然深くない写真を撮り続けているうちに、ほかのひとにも深い「あっ」が撮れることもあるが、それは結果であって目標ではない。
業のないひと、業が癒やされたひとにとっては、自分と他人の両方に深いものが撮れるかどうかは運と結果だけだし、そもそも写真にこだわる必要もない。
だからほとんどのひとは写真を撮ることにこだわらない。僕らがこだわるということは何か解決していない問題があるからだろう。
問題というと語弊があるが、人生には解決しなければならない問題と、それとは別に我々を生き続けさせる糧としての問題がある。
格闘しながら人生は過ぎていく。















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