2018/12/23

古い栗の木

an old chestnut tree
Leica M10-P Carl Zeiss Apo-Sonnar T* 2/135


先日妻の車でウサギを動物病院に連れて行く途中、刈り取りの終わった田んぼの向こうに栗の木が一本立っているのが見えた。ちょうど霧が発っていて幽玄な雰囲気だったので、アッと思ったがすぐに通り過ぎてしまった。カメラがあれば妻にウサギを任せて歩いて引き返せたのに。

それで昨日自転車に乗ってその田んぼへ行ってみた。背中にはユリシーズのチクリッシモのカメラバッグ、中にはM10-PとSummaron 5.6/28とアポゾナー。
このチクリッシモのカメラバッグは自転車で写真を撮りに行くのに便利な種々の工夫が施されていて、クラウドファンディング当初から気になっていたけど価格が3万8千円と高かったので二の足を踏んでいるうちに販売終了になってしまった。今回ライカで写欲が再燃したのをきっかけにヤフオクで検索したらきれいな出物があったので安価に手に入れることができた。
これは本来ショルダーバッグとして使う製品だが、僕はウエストバッグとしても使いたい。ストラップを目一杯縮めてもウエストの締りが緩いので蓋のフック引っ掛け用のループを取り去ったらしっかり腰で締めることができるようになり、ますますこの製品が気に入った。予備にもう一つ購入したいほどだ。

さて田んぼに到着してみたら霧が晴れていた。おまけに太陽の光が弱いせいで樹の彩度が低い。栗の木に近づいてズマロンで撮ってみたが当たりの感触が得られない。そこで樹から離れてアポゾナーで撮ってみたら、30メートルほど離れているのに浮き上がってくるような樹の立体感と枝の細密感をモニターで確認することができた。

それでホクホクして帰宅しPCで画像を確認してみた。枝の細密感と樹の立体感に加えて、モニターではわからなかったが樹の後ろに微かに靄がかかっているところがあって、これが写真に少し幻想的な味付けをしてくれている。それはいい、それはいいんだが、前述したように彩度が低いせいで全体に地味なのだ。やりすぎない程度にコントラスト、彩度、ホワイトバランスの調整に周辺減光を加えたりしたが落とし所が見つからない。
うーん困ったなと思い、いじる前のRAWファイルをNik CollectionのSilver Efex Proでモノクロームにしてオレンジフィルターを掛けたら枝の粉雪が風に舞っているような効果が出たので終了とした。












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