2019/04/25

椿散る路

camellia falling
iPhone6














camellia falling
iPhone6














camellia falling
iPhone6













2019/04/23

時計雑感

DSCF0044A
Fuji X100F

タグ・ホイヤー用に買ったNATOタイプのストラップが届いたので装着してみた。
この時計は1985年製造のTAG HEUER 2000 Professionalという機種で、僕がこの時計を買ったのは病院勤務1年目。心斎橋かどこかの時計店で、新婚ホヤホヤの妻と一緒のときに勢いで買ったものだ。この時計とはもう30年の付き合いで、結婚記念の時計と言えなくもない。

僕が退職したのはパネライを買ってしばらくしてからだ。
数少ない僕の時計購入歴のうち、奇しくもタグが仕事開始時、パネが仕事終了時だった。
言い換えれば、タグは僕が私人から公人へ移行する時期の象徴であり、パネは公人から私人に戻る時期の象徴だったことになる。
秒針もカレンダーもない手巻きのパネライは公人の職を解かれたことの象徴だろうか。

ひとは環境の変化で時間の捉え方が変わる。
その、時間の捉え方の変化が僕の場合新しい時計の購入につながっているようだ。
とすると、長い間放置して電池切れだったタグに新しい電池を入れて新しいバンドでまた使ってみようと思ったのは、またなんとなく公人に戻りたいと思っているからだろうか。

入院して寝たきりになった高齢者に時計をもたせることの大切さは医療人の間でよく知られている。
時計を持つというのは、社会と自分が共通のスケールを持つということであり、それによって患者はかろうじて社会性を維持することができる。
それによって患者は、深く底なしの個人的妄想の闇に落ち込まずにすむ。

時計なんて時間がわかればいいのだからスマホでも百均時計でもいいじゃないかという考えもある。
時間を知る機能としての側面だけならそれでもいいが、時計はまたそのひとの社会とのつながりの要であったり記憶や人生の転換期に象徴的な働きをしたりすることを思えば、持ち主の思い入れを受け止めてくれる姿形をしていて欲しいと望むのも尤もなことだろう。




DSCF0038A
Fuji X100F





















2019/04/20

daffodils


Leica M10-P Ai Nikkor 35mm f/1.4S

















2019/04/16

2019/04/14

2019/04/13

weeping cherry tree

weeping cherry tree
Leica M10-P Noctilux-M 50mm F0.95

















2019/04/11

八重紅枝垂

八重紅枝垂
Leica M10-P Noctilux-M 50mm F0.95










Flickrにアップした写真がiPhone6ではきれいなのにiPad mini3やWindows10のノートパソコンで見ると色が褪せて赤がマゼンタっぽくなっているのがずっと気になっていたのだが、どうもそれはPhotoshopやSilkypixでのカラープロファイルや出力カラースペースがsRGBになっていなかったからだったようだ。
参考にしたサイトはこちらこちら





2019/04/08

King Profitの復活

買ってはみたもののどうにも使いあぐねている万年筆の最右翼は僕の場合はセーラーのキングプロフィットだ。
このペンをいつ買ったか、ずいぶん前だったはずだけど自分のブログを検索してみたら2009年の7月だった(こんなときブログって便利だ)。
10年も保有しているのにそのあいだほとんど使わなかったのは筆致が細かったから。そんなこともわからずに買ったのかといわれそうだけど、まだ当時は万年筆初心者で自分のニブの好みも知らなかったのだ。それで仕方がないから買ったときと、それから半年ほどしてからもう一度ペン先を某所でスタブっぽく研磨してもらったけどやっぱりダメで結局お蔵入りとなった。

今回ふと思い立ってペン先をミュージックニブに変えられないかメールでセーラーに相談してみたら以下のような返事が来た。
「ペン先をミュージックに変える事は規格にない為できません。一時海外仕様でミュージック仕様ではないですが長刀研ぎ等特殊ペン先を装着したものを販売した経緯はございます。但し今では全く生産はしておりません。お役に立てず誠に申し訳ございません」

そうか、ミュージックニブは無理か。じゃあせめて太字ニブに変更できないか再度メールしてみたら以下の返事が。
「太字への交換は可能です。ちなみに費用は24,624円(税込)になります。しかし最初に品番11-7001-620?であると伺っております。もしそうならばこの品番は字幅が太字になります。またキングプロフィットエボナイトですが、ナショナルブランドとしましては中字及び太字のみの規格になります。ペン先下部の左側に刻印があると思います。刻印がMであれば中字、Bであれば太字になります。ご確認を頂ければ幸いです」

それで僕のキングプロフィットのペン先を調べてみたらなんとBの刻印が!細字だとばかり思っていたニブが太字だったのだ。
うーん、それなら交換する意味がない。折角相談に乗っていただきましたが当方のニブもBでしたと担当の方に返事してから考えた。
このままずっと使わないよりは一か八か自分でペン先を研いでみよう!


IMG_8524


拡大鏡で見るとペン先の先端部が左右からの研磨で細字になっていた。それでペンを垂直に立てて400番の耐水ペーパーで先端のイリジウム部がなくならないギリギリまで削って先端を平らにし、そのあと書き味を確認しながら1000番、2000番で丁寧に研磨していった。上の写真は研磨終了後。


MontBlanc Permanent Blue


その結果どうなったかというと、素人の研磨にしては上出来でペン鳴りはするが意外なことにとてもスムーズに書ける。そして一番驚いたのはペン先の見た目の細さに反して筆圧をかけると縦の線がかなり太く書けるしっかりとしたスタブになったことだ。21金という柔らかいペン先がしなることの効果だろう。それからザラザラの胴軸をピカールで磨いたらスベスベになって光沢も出てきた。
そうまでしてキングプロフィットを自分好みに仕立て上げる意味はあるのかと問われれば力強く「ある!」と答えたい。その後しばらく使ってみてつくづく感じたことだけど、しっかりした太い軸は僕のような筆圧の強い書き手には理想的だし、それからこれはペンを持ったときに毎回感じることだけど体温との温度差をほとんど感じさせないエボナイトのきめ細かいサラサラした感触はとても好もしい。
インクはモンブランのPermanent Blue。


Montblanc permanent blue


10年間も冬眠していたこのペンが現役第一線に参列することになったのは感慨深い。
このペンを買ったときナガサワの店内で万年筆使いの練達が「これは磨けば化ける」と言って磨き布をくれたことを思い出す。




追記:僕のようにどうしてもキングプロフィットをスタブやミュージックで使いたい方は日本のサイトでBニブを購入してプロの研磨師に研いでもらうか、あるいは海外の例えばこのサイトなどでBニブ(21K Rhodium Broad)、オプションでStubを選ぶという手もあります。
プロギアスリム、プロギアレギュラー、キングプロフィットのサイズ比較はこちら


2019/04/03

by the river

by the river
Leica M10-P Summaron 28mm F5.6



















2019/04/02

江戸彼岸

江戸彼岸
Leica M10-P Summaron 28mm F5.6












2019/04/01

watch tower in spring

watch tower in spring
Leica M10-P Carl Zeiss Apo-Sonnar T* 2/135
















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