今日、てつまり昨日ですが僕は妻とるり渓に出掛けた。
るり渓というのは京都の園部川という渓流に沿う4キロの自然歩道です。
以前何枚かアップした秋の風景は僕が一人で撮りに来たときのものですが、今日は妻を連れているので身軽ななりで出かけようとカメラはフジのX100Fを選択。
上流から三分の一くらいまで下ったときに雨が振り始めたので、そろそろ引き返そうかと思ったら目に入ったのがこの景色です。
川面の泡が渓流のうろでゆるやかに旋回しています。
カメラの露光時間を長くするとご覧のような渦巻きが撮れるので多少写真をかじったことのあるひとなら「ああ、あれね」という、ま、よくある写真ですね。
でも僕はまだ上手く撮れたことがないので妻を散歩に連れ出すなんていう似つかわしくない事のご利益だと思ってホクホク顔で撮り始めたわけです。
でもカメラはX100Fだし(いやべつにX100Fがダメというんじゃないんです。ただ僕の中ではX100Fというのは気楽な相棒という位置づけなのです)、外付けNDフィルターもないし三脚も持ってきていない。
ちゃんと撮れるかどうかわからないけどま、やってみようということでまずはカメラ設定。ISO200, 絞り16, 内蔵NDフィルターをON, シャッター速度をB(バルブ)で3~4秒。カメラを遊歩道に倒れかかっている枯木の幹の上に押し当てて、構図を考えながら3枚撮った。
1枚めと2枚めはわずかにブレていたけど3枚めは奇跡的にブレがなかったのでPhotoshopやSilkypixでいろいろ調整してアップしたのが上の写真です。
うーん、やっぱりね、準備万端機材満載、矢でも鉄砲でももってこい、鬼でも龍でもかかって来い!なんて気迫で鼻息も荒々しく出掛けるとあえなく空振りでションボリ帰ることが多いけど、鼻歌でも歌いながらコンデジなんか持って出掛けるとこんなシーンに出くわしたりする。
因果なもんです。
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