2020/12/06

D800E続き


#75
Nikon D800E Carl Zeiss Apo-Sonnar T* 2/135 ZF2

[日記からの抜粋]
さてD800Eを使い続けるということになればピント問題はライブビューに委ねるとして、モニターがバリアングルでないために苦労するのは地べたや水面ギリギリの撮影だ。
そこで5年前から道具箱の奥深く眠れる森の美女状態だったCamRangerさんを久しぶりに取り出して充電してiPhoneにつないだら普通にむっくり起き上がった。ただ一つ気になったのはMモードで絞りやシャッター速度をいじっても画面に明るさの変化が反映されないことだ。
CamRangerはライブビュー画面を映し出しているので問題はライブビュー。ライブなのにライブでないのはこれいかに?しかしこれはその後カメラのOKボタンを押せば反映されることが判明。

さて、つらつら思い出してみるにCamRangerがお払い箱になったのは本機使用中カメラ側のシャッターが切れないからだった。iPhone画面の操作部でシャッターを押すにはカメラを握っている手を離さなくてはならない。CamRangerを使うためには結局三脚は必須というわけなのだ。
じゃあ同じく冬眠中の重いGITZOのエクスプローラーを持っていくか、あるいはこれまた道具箱の奥深く眠れる森の美女状態だったゴリラポッド3Kスタンドを持っていくか。
うーん、なんだかまた訳のわからない展開になってきたが大丈夫か?しかしこういった機材のことをあれこれ考えるのはなんと楽しいことだろう!

その翌日。今日は山へ行こう。5年前にD800EにLaowaの15mmを付けてCamRangerとiPad miniでキノコの写真を撮ったのを見たら12月13日だったのでキノコが生えているかも知れないと勇んで出掛けた。 D800Eとマクロプラナーとアポゾナー。ファットバイクを出してみたらエアが抜けていたので歩いていくことにした。
一時間ほど歩いてキノコの場所へ行ってみたが生えてなかった。がっかり。更に山道を登って以前マムシに出くわした木のふもとまで行ったが撮りたいものが見つからなかったのでスゴスゴ引き返した。
帰る途中の明るい小川の水たまりに木の枝がかかっている様子にピンときたので途中で拾ったサザンカを川に浸して撮影を開始。
iPad air4でモニターしながら撮るのだがゴリラポッドがカクカクするばかりでカメラとレンズの重さに耐えきれないし、とにかく良い構図になるまですごく苦労した。やはり重くてもGITZOを持ってくるべきだった。不自然な姿勢でずっと構図を探っているうちに膝も腰もくたびれ果てて痛みだすし、小川のほとりでゴソゴソしている不審な姿を見た通りすがりのハイキング客も「アレは何をやってるのかね」と目を顰める始末。

ようやく構図が決まってCamRangerで撮影。更にカメラを引いたり寄せたりアポゾナーをマクロプラナーに変えたり、その都度カメラを支える石の位置や角度を変えたり、レンズ鏡筒にかすり傷がつくったり、水に浸りそうになったり、iPadを川に落としそうになったり、そういった幾多の困難を乗り越えて撮影を続行(大袈裟)。
あ、それからCamRangerがあるしと思ってアングルファインダーを持ってこなかったが、まずアングルファインダーでザックリ構図を決めてからCamRangerを使うほうが速いとわかった。持ってこなかったことが悔やまれる。 そんなこんなでとにかく撮影を終えて山から降りてきて自販機でエメラルドマウンテンコーヒーを飲みながら一息ついて帰ってきた。


それにしてもCamRangerをまた使い始めるとは夢にも思わなかった。人生何が起こるかわからない(大袈裟)。





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