Nikon D850のフォーカスシフトで枚数を撮ってPhotoshopやHelicon Focusなどで処理すれば深度合成することができる。ニコンのこちらのサイト(リンク)から「テクニカルガイド(便利な機能)」をダウンロードすればPDFの8ページ目からフォーカスシフト撮影のための具体的な手順を知ることができる。
だがあなたやわたしが初心者であろうと手練であろうと悩むのはステップ幅と撮影枚数だ。まぁキノコのような小さな物を撮るとしてステップ幅を1か2にセットしたとしよう。キノコの傘の手前から向こうまで何枚撮影すればいいのか。それは果たして10枚なのか100枚なのか。
それを知る手立てとして前述のPDFの19~20ページに60mmマクロや105mmマクロで撮る場合の参考枚数の表が載っている。
だが現場では被写体までの距離は20cmとは限らないし絞りももっと絞るかもしれない。何よりこの表を現場で見ようとは思わない。少なくとも私は見たくない。
要するにフォーカスシフト撮影をセットしたカメラで撮影された画像がリアルタイムで逐次液晶モニターで見ることができれば、あぁもうこの辺でOKだと。枚数を多めにセットしておいて適当な場面で撮影を中断できればいいわけだ。だが残念ながらD850のフォーカスシフト撮影では途中経過を知ることはできない。
試行錯誤の末にたどり着いたのは待機時間を6秒にすることだ。7秒以上は長すぎるし5秒以下ではモニターに表示される映像は出ないか瞬間だけだ。もっと他に良い方法があるのかもしれない。知っている人がいれば教えてほしい。
6秒。1分に10枚。100枚撮るなら10分だ。気長に待つか。
実はFujiのGFX50Sは撮影中経時的にモニター画面を見ることができる。GFX用のマクロレンズGF120mmF4を売却してしまったのでGFXでマクロを撮るときにはニコンのFマウントレンズが使えたらと思ってFringer NF-GFXという電子マウントアダプターを昨年末に購入した(eBayで6万円台)。このマウントアダプターはGFXでFマウントレンズを使う際にフォーカスシフトだけでなくAFやその他操作を受け入れてくれるし撮影情報も残るので非常に重宝している(4月26日の#535はFringerを介してGFXにマイクロニッコール60mmを付けてフォーカスシフト撮影したもの(リンク))。
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