Shin's Blog 304
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伊丹十三偏愛録
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2017/10/23
最近ずっと伊丹さんのことを考えている
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最近ずっと伊丹さんのことを考えている。 そのきっかけは確か佐々木孝次氏の著作「母親・父親・掟―精神分析による理解」に彼が影響を受けたと知って、二人の対談集「快の打ち出の小槌―日本人の精神分析講義」を読み始めたことと関係があるが、それ以前に彼の謎を解くキーワードである「父性」や「...
2014/04/20
伊丹さんのドライビンググローブ
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僕が伊丹さんに心酔していたのは大学生の頃で、もう35年も前になるけれども、今も彼を敬愛する気持ちに変わりはない。 彼の「ヨーロッパ退屈日記」にドライビンググローブの話が出てくる。 いや正確にはドライビンググローブとは言わず、ドライブ用の手袋と彼は表現していたのだが、パリで...
2011/02/08
ディグニティ
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内田樹と伊丹十三をつなぐもの、それは彼等の虚の中心に存在する「父性」である。 といきなり言い切って話を始める。 伊丹十三が映画監督であった父伊丹万作の強い影響を受けていたという言説に馴染みがなかったわけではない。 だがそれは僕にとって彼を理解する上でこれまであまり重要なファ...
11 件のコメント:
2011/01/30
森の奥で木が倒れる
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伊丹さんのエッセイには詩情がある。 その例を、ここで引用することはしない。 ご存じでない方は例えば彼の「女たちよ!」の中の「思索的自転車」あるいは 「ヨーロッパ退屈日記」の中の「最終楽章」をお読みいただきたい。 彼の使う言葉のリズムや音の正確さ。 その言葉に乗って運ばれる詩情の愛...
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2008/01/14
主人公の死
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伊丹監督の死にまつわる謎。 それは自殺も他殺も僕達を納得させないという点ではないでしょうか。 僕はかつて彼が自殺したことを自分に納得させるために文章を一つ書きました。 でもやっぱりしっくりしない。 それは彼と彼の仕事を愛していた人たちにとっての、共通の感情ではないでしょう...
4 件のコメント:
2008/01/03
仮説。そしておそらく解答。
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暮れのNHK衛星第二放送で伊丹十三特集があった。 録画していたマルタイの女を今日見た。 そうか。 彼は愛するもののために命を絶った真行寺自身なのだ。 彼はビワコを守るために従容として死地に赴いたのだ。 ビワコの毅然とした生き方は、彼女の命を救った伊丹が、彼女に課した使命なの...
2 件のコメント:
2007/09/09
芸と人生の終わり
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映画「あげまん」の舞踊監修をされた猿若清三郎氏は、伊丹さんに花柳界のあるエピソードを話されたことがある。 猿若氏が芸達者な高齢の芸者に「このお仕事をいつまでおやりになるつもりですか」と尋ねたところ そのひとはこのように答えたという。 「一生です。でも一つだけ辞めるきっかけが...
2007/07/25
神社を建てましょう。
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Juzo Itami , originally uploaded by slowhand7530 . 伊丹さんの本と出会ったのは大学一年の頃だった。 それからは寝ても覚めても伊丹十三だった。 何度も読むうちに文章も暗記してしまった。 僕の脳全体が、当時この人一色に染め...
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