2023/02/02

高級ボール雲台の神話崩壊

 


先日「構図がズレるのは雲台のせいではない」と書いたがその間違いに気が付いた(元記事は削除)。

その記事で僕はこう書いた。
三脚の脚の先からカメラまでが弾性のある一つの棒であって、重くて鏡筒の長いレンズをカメラに付けるとそこに発生するトルクで棒、つまりシステムがしなる」

その仮説、つまり雲台より上の重みの偏りで三脚がしなって構図がズレるという説が正しければ、三脚の三本の足のそれぞれに均等に重力がかかるようにすればズレは解消されるはず。要するにレンズから手を離したときにカメラが傾かないようにすればいいわけだ。


そこでスライドレール(Leofoto NR-200)で(カメラ+レンズ)の重心を移動させ、ボール雲台の締付けなしのグラグラの状態でレンズから手を離してもカメラが傾かないようにバランスを取った(冷汗)。

そしてフォーカスポイントが部屋の壁と天井の境目のラインに乗った状態で

BH-55のボールを締め付けたらフォーカスポイントが下に移動した。ボールの締付けを緩めたらフォーカスポイントが再びライン上に乗った。

うーん、そうか。そうだったのか。つまり先程の仮説は誤りでBH-55はボールの締め付けだけで構図がズレるのだ。確かに頭を冷やして思い返してみればThe Center Columnの記事(リンク)でもBH-55は優秀とはいえボールを締め付けると5mあたり8.5mmズレると書いてあったし(僕のケースでは3mあたり20mm)。

それにしても。そうかぁ~。そうなのか~。
ショック・・・。
まぁスライドレールでバランスを取れば軽くボールを締めるだけで安定するし締めすぎないことが大事なんだろうな。



追記:あんまりショックだったので午後にもう一度チェックしてみた。メインノブを締めすぎないようにしたらズレは3メートルで10mmくらいに減少し、かつあらかじめフリクションコントロールノブで動きを渋くしてからメインノブを締めるとズレは7mmくらいに減った。また、重心取りせずに締めるとズレは極端に大きくなった。重い望遠レンズを使う際の重心取りの大切さを実感。





2023/02/01

#501


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Fuji GFX50S GF45-100mm F4













2023/01/31

#500


#500
Fuji GFX50S GF20-35mm F4













2023/01/28

#499


#499
Fuji GFX50S GF20-35mm F4













2023/01/27

#498


#498
Fuji GFX50S GF20-35mm F4













2023/01/25

パンフォーカスを合理的に


#478



F16まで絞っても駄目かぁ、よーし今度は思い切ってF32だ!うーん、今度は小絞りボケか!なんて試行錯誤していませんか?いや私のことです。
先日ネットで「過焦点距離」という言葉とその意味を知ってちょっと視野が広がったのでそのことを書いてみます。

過焦点距離(Hyperfocal distance)というのはその距離より向こうは無限遠までピントが合いますよと。
例えば過焦点距離が2メートルなら2メートル先の岩にピントを合わせたらそれより向こうはもう気にしなくていいんだと。パンフォーカスだと。

そりゃ便利だ。じゃあその過焦点距離はどうやって計算するかというと
過焦点距離≒(焦点距離)の2乗÷(絞り×許容錯乱円)

焦点距離と絞りはすぐに代入できる。しかし許容錯乱円(リンク)は各カメラのセンサーのサイズと画素数と、さらにどこまで精密に合焦することを希望するかによって決まる。
そりゃ無理だ。撮影現場でいちいち電卓を叩くわけにはいかない。

幸い簡単に過焦点距離を計算してくれる「Focus Range」という無料の携帯アプリがある。
iPhone用はこちら(リンク
Google用はこちら(リンク


カメラ仕様をGFX用にセット。
レンズは20mm f/16にしたときの過焦点距離は4.639メートル。
過焦点距離を無視して(笑)今仮に2メートル先の物体にピントを合わせると1.398~3.516メートルの間はピントが合うということが簡単にわかる。



しかしこれでは無限遠にピントが合わないのでピント位置を過焦点距離に最も近い5メートルに設定しなおすと


2.406~∞メートルまでが合焦範囲になる。

2.4メートルより近くはどうしよう?さっきの設定の2メートルにピントを合わせて一枚撮っておいてあとで深度合成すればいい。

ちなみにf/22まで絞ればピント位置4メートルで足元の1.8メートルから無限遠までピントが合うことがわかる。




この女性は過焦点距離(hyperfocal distance)を計算するのに「PhotoPills」というアプリを使っている。海外ではとても有名なアプリで写真撮影に携わっているひとには必携とも言われているらしく1,800円もするが撮影に必要な道具全部入りみたいな(詳しくはこちら(リンク))。
ただこのアプリでは過焦点距離以外の距離にピントを置いたときの合焦範囲はわからないんじゃないかな、持ってないからわからないけれど。

じゃあさっき紹介した
「Focus Range」というアプリは完璧かというと一つ問題があって焦点距離やF値やピント位置をぐりぐりいじっているうちに操作が重くなってしまうという欠点がある。その場合は一度アプリを落として立ち上げなおせばまたサクサク動くようになる。この問題は僕のiPhoneだけかもしれないけど。

それと、じゃあ例えば5m先の物体に焦点を合わせようと思ったときに、えーと、5m先はあのへんかな?と悩む。そのときに便利なのが「距離カメラ」というアプリ。

ファインダーみたいな丸窓の中央の十字をターゲットに合わせるとそこまでの距離がわかるという非常にシンプルなアプリ。iPhone標準の「計測」というアプリでもOKだけどこちらのほうが簡単で僕は好きです。


2023/01/24

#497


#497
Nikon D850 Sigma 135mm F1.8













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