2026/11/02

自家製マクロフォーカシングレール

 ハンドルを回してレールを1mmずつ進めて都度一枚ずつ撮影するよりもレールのロックを解除して手でゆっくりレールを進めながら高速連写する方が僕には合っている。今回試しに買ってみたレールはその間ずっとロック解除ボタンを押し続けないといけないのが難点なので返品したが、解除ボタンを押し続けなくてもレールを手動で、かつ滑らかに進めることの出来る商品はないか。

ChatGPTに相談したらEdelkrone SliderONEという小型の電動レールを教えてくれた。ネットで調べてみたらなんと最低移動速度が0.022mm/秒!すごい。とても良い印象だったが値段が高すぎる。

それでGeminiに聞いてみたらアルカスイス ロングクイックリリースプレート + クイックリリースクランプはどうかと。ハンドル回転による微動がいらずスムーズにスライドするだけならこれで十分でしょ?と。ちょっと小馬鹿にされたような提案なので笑ってしまったが、よく考えてみるとこれは究極簡単シンプルかつ低価格。実際それなら僕のカメラ道具箱の中にあるものでまかなえる。追加購入一切なしであっという間に完成するではないか。

①Leofoto PCL-60 クイックリリースクランプ
②QRC-10 60mm クイックリリースクランプ
③INPON クイックリリースプレート 200mm
④Insta360 アウトドア三脚
⑤KURE ドライファストルブ 300ml 速乾性潤滑スプレー

カメラ機材はほとんどメルカリで売ってしまったが ①~④はその売れ残り。⑤は今回ヨドバシで購入


③に①を、④に②を装着。


完成図


横からの図
最初スライドにやや抵抗があったがGeminiの勧めで買ったKURE ドライファストルブ 300ml 速乾性潤滑スプレーを噴霧したらすごく動きがスムーズになった。




こんなふうにするする動く。

あとはキノコ撮りの現場でうまくいくかどうか、実地検証の結果が待たれる。







2026/11/01

フォーカシングレール初体験

某社のマクロフォーカシングレールが届いた。
さっそく開封して点検。カッコいい。重さも適度にあっていい感じ。
ところがハンドルを回してみたら少しフリクションがある。左回転はスムーズだが右回転に抵抗がある。レールのロックを解除してスライドしてみたが途中から結構抵抗を感じる。
あれっ??あれれ?
うーん、価格なりの工作精度ということか。

それでも気を取り直してSony α7Riiiにマクロアポランター65mmを装着して使い勝手を確認してみた。



ハンドルを一周回すごとにシャッターを切る。ハンドル一周でレールは1mm進む。トータル27枚撮影してHelicon Focusで合成したのが上の写真。





次にカメラ側を連続撮影(Lo)モードにし、指でレールのロック解除ボタンを押しながらシャッターを押しつつレールを進めながら61枚撮影したのが上の写真。
わかりにくいと思うので拡大すると


一枚ずつ撮った方


連続撮影した方

ハンドルを一周ずつ回しながら一枚ずつ撮った方は文字盤の12時方向がぼやけている。これはつまり1ミリごとに1枚ずつ撮影していくとフォーカスがジャンプしてしまうということだ。ハンドルを回しながら一枚ずつ撮るよりも、ゆっくり手押ししながら連続撮影する方がジャンプしにくいことがわかった。まあ撮影枚数だけ比較しても容易にわかることだが。それにこれはべつにこの製品のせいじゃない。1mmずつ進めたからジャンプしたので半回転とか1/4回転ずつ撮影していけば解決する問題だろう。しかし少なくとも僕はハンドルをクルクル回しながら逐時シャッターを押すというやり方よりも、ジワーッとレールを手で進めながら高速連写する方が性に合っていて実効性も備わっていることがわかった。

しかしここで問題が。
レールのロック解除ボタンは解除したければ押し続けないといけない。ボタンを押したままレールをゆっくり進めてゆき、かつそのあいだシャッターボタンも押し続けないといけないわけで、これが結構大変。
シャッターボタンは有線リモコンを買うことにしたが問題はレールのボタン。


レールのボタンを押し続けなくてもよい方法はないものか。
よく見るとボタンはこの写真のようにバネで戻る仕組みになっている。
このバネを取り外せば・・・。
いやいやいや、このバネはたぶん外したら再装着は無理だろう。
レールのフリクションの問題もあるし、今回は返品させてもらうことにした。
かくてフォーカシングレール問題は次回に続く。

今日ChatGPTに相談してわかったこと。
  • カードが高速のUHS-II proでもSony α7Riiiの連射はカメラ内バッファの76枚制限がかかること。やってみたら100枚で低速になった。
  • しかし速度が落ちたらシャッターを離して20秒待てばまた100枚高速連写できる(10秒待てば70枚くらいは高速で撮れる
  • Sony α7RVは583枚連射できるが上記のやり方をすればiiiでよい
  • スロット1がオーバーフローしなければフォーマットはスロット1だけでよい
  • マクロフォーカシングレールをゆっくり進めながらシャッターを押し続けるのは難しいしブレるのでリモコンシャッターが欲しい
  • ソニー純正の無線リモコンシャッターは連続撮影でのホールドが出来ない
  • それでシャッターホールド出来るリモコンの選択をGoogleAIとChatGPTとGeminiに相談して最終結論はソニー純正の有線リモコンに落ち着いたのでリモートコマンダー RM-VPR1をアマゾンで注文。

追記:それにしてもORISがこんなに汚れているとは思わなかった。撮影のあと綺麗に拭いた。








2026/10/31

マイクロニッコール200mmで手持ちフォーカススタッキング


#954
Sony A7R3 Nikon AiAF Micro-NIKKOR 200mm f4D IF-ED





雨上がりの晴れでキノコ目指して一庫公園へ。
今日は丘の駐車場から上がって左のクヌギ萌芽再生林という道を歩いてみたがキノコは見つからず。引き返してキャノピーウォークを過ぎてクヌギ林に入ったらようやく1本小さなキノコを発見。コガサタケ属?ワクワクしてSony α7Riiiにマクロアポランター65mmを付けて撮影開始。

ふと気が付くとキノコの5cmほど手前に白いニョロニョロのようなものが。後で調べたらシロソウメンタケモドキらしい。
2種類のキノコを1つの画角に収めたい。

レンズをいっぱいまで伸ばしてソウメンの一番手前にピントを合わせてそこから手持ちフォーカススタッキングで5cm進める。
撮影枚数は150枚ほどだから0.3mm刻みで撮ったことになる。8枚/秒だから5cmを20秒ほどかけてゆっくりカメラを進めた勘定だ。

3シリーズ撮ったあと遊歩道に出た。しかし2、3歩あるいてからひらめいた。
今日はAF Micro-Nikkor 200mm F4も持ってきたのだ。マクロアポランターは65mmだが200mmのマイクロニッコールなら5cm進めても画角の変化は小さくてすむ。マクロアポランターは1/2倍だがマイクロニッコールは1xだ。ワーキングディスタンスも十分。すばらしい!よし、マイクロニッコールでも撮ってみよう。

引き返してセットして撮影開始。いい感じ。カメラを進めながら液晶モニターで見ても画角がほとんど変化しないのがわかる。3シリーズ撮って今日は終了。

しかしカメラの底面もマイクロニッコールの三脚座も泥だらけ。それに5cm進めるあいだ地面を擦りながらだとカメラを進める速さが一定しない。次からは下にビニール袋か何かを敷いてその上をカメラを滑らせたらいいかも。
それに今日は被写体の後端までカメラを進めたらそこで撮影を止められるように目印の小枝を置いたのだがもっといい方法はないものか。

それで思いついたのがマクロフォーカシングレール。YouTubeで海外の超マクロ撮影の達人達が使っているのを見たことがあるが、あれがあればスムーズにカメラを進められるし撮影停止場所も決めやすい。
どのレールにするか調べてみよう。






2026/10/30

#953


#953
Sony A7R3 AF MICRO NIKKOR 2.8/55













2026/10/29

#952


#952
Sony A7R3 AF MICRO NIKKOR 2.8/55













2026/10/28

light


#951
Sony A7R3 AF MICRO NIKKOR 2.8/55













2026/10/22

手持ちフォーカススタッキングについてGeminiに質問する

SonyA7R3 ILCE-7RM3 MacroApoLanthar65/2
ss1/80, f5.6, ISO 3200, close up lens No.2, Helicon Focusで98枚合成


私は少しずつカメラを近づけながら高速連写(8枚/秒)してHelicon Focusでスタッキングしています。手前から奥に向かってゆっくりカメラを進めながら撮影するのですがしばしば合焦していない領域が発生します。これは全行程を同じ速度でゆっくり動かしていないためにフォーカスがスキップしているせいだと思うのですが、それを回避するために例えばカメラを近づけたあと戻すというふうに行程を往復させればスキップが回避できると思うのですがどう思われますか? 

結論から申し上げますと、そのアプローチは「理論的には抜けを埋められる可能性があるものの、実際の撮影・合成では別の大きな弊害(ゴーストや位置ズレ破綻)を生みやすく、おすすめできません」。

手持ちマクロスタックにおいて「往復(行って戻る)」させるのが危険な理由と、スキップを確実に解消するための実践的な解決策を整理しました。

1. なぜ「往復(近づけて戻す)」は破綻しやすいのか?

Helicon Focusなどのスタッキングソフトは、ピント位置が「手前から奥へ」一定方向に進むことを前提にアライメント(位置合わせ・拡大率の補正)を最適化しています。手持ちで往復させると、以下の問題が起こります。

  1. 光軸のブレ・視差(パララックス)の不一致: 手持ちで「往路(前進)」と「復路(後退)」を行うと、人間の体の動きの癖で、往路と復路でカメラの上下左右の角度や光軸が微妙にズレます。同じピント位置でも異なる角度から撮られた2枚が混ざると、Helicon Focusの演算(特にMethod Bなどの深度マップ法)でエッジが二重になる「ゴースト」や輪郭の滲み(ハロ)が多発します。

  2. 被写体の微細な動き(風・自律運動): 往復させると撮影時間が2倍近くに伸びます。その間に微風で胞子や毛が揺れたり、微小昆虫(トビムシ等)がわずかに姿勢を変えると、往路と復路で「違う形の像」が重なり、合成エラーの決定打になります。

  3. 被写界深度の「隙間」はランダム: 往復させたところで、「行きに急ぎすぎて抜けた箇所」を「帰りに確実に拾えるか」は運任せになりやすく、結果として枚数だけが肥大化して選別が困難になります。

2. 「フォーカススキップ」が起きる真の原因

そもそも、なぜ等速で動かせずスキップが起きてしまうのか、物理的な原因は主に2つあります。

  • 手持ちの「腕の筋肉」だけで前進させようとしている: 腕や手首だけでカメラを前へ押し出そうとすると、筋肉の引っかかりで動きが「カクッ、カクッ」と不均一(ステップ状)になり、そこでコマ飛びが起きます。

  • 連写速度と前進速度のミスマッチ: 等倍〜5倍の超マクロの世界では、被写界深度はコンマ数ミリ(0.1mm〜0.2mm以下)しかありません。毎秒8コマで連写していても、1秒間に1mm以上進んでしまうと、ピントの重なり(オーバーラップ)が途切れてしまいます。

3. スキップを確実に防ぐ「片道・超低速」の身体技法

Alexis氏をはじめとするプロの手持ちスタッカーは、往復させるのではなく「片道(手前から奥)のまま、動きの精度を極限まで滑らかにする」方法をとっています。

① 「体重移動」で前進する(腕は完全に固定)

  • 腕や手首の力でカメラを前に出そうとせず、両肘を自分の膝・太もも、または地面の倒木にガッチリ押し当てて三角錐(三脚構造)を作ります。

  • 前進させる動力は腕ではなく、「上半身(体幹)の体重をほんの数ミリ前へ傾ける」感覚、または「息をゆっくり吐きながら胸をほんのわずか前に倒す」動きを使います。これだけで、機械のマイクロレールのように滑らかで等速な前進になります。

② 「超スローモーション」を意識する(5秒で1〜2mmの世界)

  • 連写音「カタカタカタ…」と鳴っている間、「止まっているように見えるくらい遅く」体を前に倒します。

  • 100枚撮るのに連写Hi(約8コマ/秒)なら約12秒です。この12秒間で進む距離はわずか2〜3mm程度で十分です。「進みすぎている」と感じるくらいが超マクロでは適正です。

③ 絞りを半段〜1段絞って「重なり代(しろ)」を稼ぐ

  • もし絞りをF4開放寄りで撮っている場合、被写界深度が薄すぎてスキップがシビアになります。

  • アポランター65mmであれば F5.6 〜 F8、LAOWA 45mmであれば F5.6 程度に設定すると、1コマごとの被写界深度に適度な厚みが生まれ、前進速度が多少ムラになってもコマ同士がしっかり重なり合い、スキップが劇的に減ります。

まとめ

  • 往復撮影: アライメントエラーやゴーストの原因になりやすいため非推奨。

  • 解決策: 往復させるのではなく、「肘を固定し、体幹の傾き(体重移動)を使って、これ以上ないほどゆっくり片道(前進)で駆け抜ける」。

この「体重の微小な前傾」による片道スロースキャンを意識していただくと、抜け(合焦していない帯)はほぼ解消されます。一度室内などの静止物で、腕を動かさず上半身の傾きだけで連写する感覚を試してみてください。



ということで庭に咲いていたハナカタバミを一輪部屋に持って上がって体幹の傾きで98枚撮影し合成してみた。まだ少しおかしな所もあるがまずまずの出来か。




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