2021/06/30

UNIQBALLでケージ吊り下げ

 最近はずっとLeofotoのギア雲台G4を使っていてUNIQBALL UBH 35Xの出番がなかったが今回ケージ吊り下げにこの雲台を応用してみた


UNIQBALLには黒いネジと赤いネジが付いている
黒いネジを緩めると赤いボールが臼の中で自由に動くので


液晶モニターの水準器を見ながら水平出し



黒ネジを締めて赤ネジを緩めると
水平を保ったままパンしたり

チルトすることができる


今回久しぶりにUNIQBALL使って感じたのはG4より軽くて操作も容易なので精緻な構図決めを要しない場合は積極的に使おうと思う

地面すれすれ撮影法の最終話はこちら










2021/06/29

#190


#190
Fuji GFX50S GF63mm F2.8













2021/06/28

ケージにモロモロ装着

 



予備のアルカスイスプレート
この写真では側面に装着しているがいつもはケージの上部に装着している


頭をカットした3/8インチネジ
これでケージにギア雲台を装着する


ここにネジをつければカメラを横位置にできる
N橋下で撮った写真はこの位置からネジをケージの側面に取り付けて撮影


CamRangerで撮影するときのiPhone装着用のLeofoto AM-2Velbonのスマホホルダー


すべて装着した状態


カメラ横位置での正面像


カメラ横位置での側面像


カメラ縦位置での正面像


カメラ縦位置での側面像




以上です。ケージを装着したGFX50Sをギア雲台経由で三脚のアームから吊り下げて、なおかつCamRangerで撮影したいと思っているひと向けの記事でした(そんなひといないだろうけど)。
ケージについてはこちら
地面すれすれ撮影法の最終話はこちら












2021/06/27

#189


#189
Fuji GFX50S GF63mm F2.8













2021/06/26

N橋の下から(フォーカスBKT)


DSCF0493
Fuji GFX50S GF63mm F2.8


令和3年6月24日(木)
GFXを持って山へ。ファットバイクで行くか少し迷ったが結局ファットバイクで行った。テイカカズラが満開だった。いつもは通り過ぎるN橋の下の川へジャブジャブ入って後ろを振り返ったら水面の反射で木々と山の緑が映えて素晴らしい景色!テイカカズラの撮影に気が入りすぎて疲れてしまったせいか三脚使わず手撮りで、しかも橋の下で暗くて5.6までしか絞らなかったので帰宅後写真をチェックしたら左の石の並びが全部ボケている。明日は三脚にケージをセットして撮り直してみよう。




#188
Fuji GFX50S GF63mm F2.8



令和3年6月25日(金)
昨日のリベンジでGF63mmとDistagon18mmを持って再び山へ。天気予報は雨なので焦る気持ちで自転車を漕いでN橋に到着。三脚とギア雲台とロングプレートとケージでセッティングして橋の下の川に入って撮影開始。あれっ!?ケージは横だ!でも撮りたいのは縦だ!どうしよう?と慌てたがカメラと三脚をいったん川岸に回収して、雲台をケージに固定する3/8インチネジを縦横差し替えればいけると気がついてやれやれ。再び撮影開始。
雨にはならなかったが朝7時半に出掛けたのと薄雲がかかって現地はまだ太陽光が弱い。前述のようにゴタゴタしたことが幸いして日が強く当たりだした。ラッキーだ。最後にRAW+FineJPEGでも撮ってホクホク顔で帰宅。
家に帰って早速ベルビア現像したJPEGを見たら3:2になっていたので驚いた。てっきりすべての写真を35mmフォーマットモードで撮影してしまったかとホゾを噛んで悔しがったがよく見るとRAWだけで撮ったショットはちゃんと4:3になっている。実はRAWなら4:3だがRAW+JPEGにすると僕が以前3:2にしていた設定が復活して勝手にトリミングされてしまったのだった。でも今後もうっかり35mmフォーマットモードに割当したボタンを押してしまうリスクがあるのでJPEGも4:3にして、かつボタン割当をフォーカスBKTに変更。
で、GFX内のフォーカスブラケットってどうやるんだっけとやってみたがうまくいかない。カメラのファームウェアをアップデートしたりYouTubeで調べたがわからない。実はフォーカスBKTを割当したボタンを押すだけではだめでDRIVEボタンでフォーカスBKTを選択しないと動かないのだった。
それとN橋の下でCamRangerでフォーカスが動かなかった問題。キャプチャの左上のオレンジの丸が半押しフォーカスだったのだ。いくら目玉マークを押してもフォーカシングしなかったわけだ(D800Eでは目玉マークだけでフォーカスできていた)。
それとCamRangerでのフォーカスBKTではAFで被写体の最手前にピントを合わせてからMFに変更し、虫眼鏡マークを押して1にセット。右側3つの▲で被写体の最奥にピントを合わせて2にセット。このままスタートを押せば撮影が始まるが、オプションで自分でコマ数などを変えると場合によってはスタートを押しても撮影が始まらないようだ。

追記:上の写真はパンフォーカスにしたくてF32まで絞って撮ったがF22で十分広範囲にフォーカスしていて、かつF32より綺麗だったという反省点。






2021/06/25

#187


#187
Fuji GFX50S Carl Zeiss Distagon T* 18mm F3.5













2021/06/24

#186


#186
Fuji GFX50S GF63mm F2.8













2021/06/21

GFX50Sはハッセルブラッドへのオマージュか


IMG_3563A2


ひょっとしてGFX50Sはハッセルブラッド500シリーズへのオマージュでは?と思ったのはこの記事がきっかけだ。それによるとCFE80mmF2.8をGFX 50Sに装着したときの画角はフルサイズ判換算で約63mmに相当とのこと。
GFX50Sで最初に発売されたレンズはGF63mmF2.8だが、ハッセルの標準レンズであるPlanar CF80mmF2.8の35mm換算がGF63mmと同じだというのだ。
本当なのだろうか?
ハッセルの500シリーズは御存知の通り6×6の中判だ。こちらのサイトでCF80mmを35mm換算すると44mm。GFX50Sの63mmを35mm換算すると50mm。
うーん、違うやん!どういうこと?
いやしかし、GFXの4×3フォーマットにフィルム中判に当てはめると6×4.5になる。そこでフィルム6×4.5cm判(セミ判)で80mmを入力するとピタリ50mmとなりGF63mmと合致する。なるほど一緒だ。


でもそこでそもそも「35mm換算」って何?という疑問が湧いた。例えばマイクロフォーサーズのレンズの焦点距離はフルサイズ換算で2倍だとかAPS-Cなら1.5倍とかってどうやって決めてるのか。少しわかったのはどうもこの2倍とか1.5倍とかいう数字はセンサーの対角線の長さと関係があるということ。35ミリ版の対角線の長さは43mmでマイクロフォーサーズのそれは21.6mmなので43÷21.6≒2。GFXセンサーの対角線は55mmなので43÷55=0.78≒0.8。

ではなぜ対角線が焦点距離と関係するのかについてはこちらのサイトに詳しい。
レンズを通して入ってきたイメージが結ぶ像は円形(イメージサークル)でありカメラのセンサーはこの円を過不足なく収めようとする(注1)。するとセンサーの対角線はイメージサークルの直径に等しくなる(注2)。
イメージサークルの半径をyとし、焦点距離をfとすると
y=f×tanθ(2θ=画角)という関係にある。
→イメージサークル(≒対角線の長さ)と焦点距離は比例関係。
→センサーの対角線が2倍になれば焦点距離も2倍。
というわけで35mm換算を知りたければセンサーの対角線の長さの比をとれば良いと。あースッキリした。

  • 注1:まずセンサーありきなので順序は逆だがここでは理解のため
  • 注2:実際にはイメージサークルの直径はセンサーよりやや大きく作られている


で話は戻してGFX50Sは本当にハッセルブラッド500へのオマージュなのか?
GFX50Sの標準レンズであるGF63mmF2.8とハッセルの標準レンズのCF80mmF2.8は35mm換算で同じ焦点距離・画角であり、かつ開放F値も同じ2.8。
さらに両者の鏡餅のような外観↓や







レンズ構成↓もなんとなく似ている気がする。



さらに。
GFXシリーズはまず50Sが発売され、次いでGFX50R, 100, 100Sが発売されたが、ストラップ取付方式は50R以降が一般的な丸環タイプなのに対し初代の50Sはハッセルブラッド譲りのバヨネットフック式。

というわけで僕の中ではGFX50S+GF63mmF2.8はHasselblad500C+Zeiss CF80mmF2.8へのオマージュであると決定!
なぜ僕がハッセルにこだわるかというと、そもそもGFX50Sが欲しくなったのは4年前の8月のブログに書いたような思いをずっと引きずっていたから。
というわけでようやく純正のGFレンズを買いました。中古だけど。
あー、長ったらしい言い訳。



2021/06/20

#185


#185
Fuji GFX50S Minolta Rokkor MC 58mm F1.2













2021/06/19

#184


#184
Fuji GFX50S Carl Zeiss Distagon T* 18mm F3.5













2021/06/18

マルバヤナギ


#183
Fuji GFX50S Carl Zeiss Distagon T* 18mm F3.5








この左に写っているのは僕の好きな樹で以前から時々撮っている。今年の4月にも50ミリで広角を撮る試みとしてマクロプラナーでphotomergeしたのがこの写真。今回35ミリ換算14ミリのディスタゴンを手に入れたので今日はいそいそとマウンテンバイクに乗ってこの樹を撮りに行った。でも撮影しながらふとそういえばこの樹の名前を知らなかったなと思って枝の先だけ持って帰ってきた。




単葉+広葉+切れ込みなし+鋸歯あり+側脈が羽状という条件で調べると柏書房の「葉っぱでおぼえる樹木2」でヒット。マルバヤナギという樹だった。落葉高木で川辺や湿地に生育するという記載や掲載された写真の樹形がそっくりなのでまず間違いないだろう。
そうか。キミはマルバヤナギというのか。







2021/06/17

Distagon T* 18mm F3.5 ZF.2


IMG_3541(1)

Carl Zeiss Distagon T* 18mm F3.5 ZF.2が届いたので早速GFX50Sに装着。マウントアダプターはFotodiox Pro Nik(G)-GFX。




DSCF0297
F3.5の開放はこんな感じ
まぁ予想はしてたけどかなりケラれるなぁ




DSCF0298
F8ではこんな感じ
フードを装着するとこの画像と似た状態になる

さてどうするか。撮影画像の上下を少しハツったらケラレをかなり消せるだろう。GFXは4:3なので上下を削って3:2にすれば結構使えると思う。画素数的にも0.89倍になるだけだし。えーっと、5140万画素の0.89倍だから4575万画素か。D800Eの3630万画素よりいい。ただしRAWで撮影するかぎり4:3以外のフォーマットは選べない。あとでトリミングするのがイヤなら「35mmフォーマットモード」でRAW撮影するという手もある。ただしこのモードは上下左右を縮めて35mmフルサイズにするので画素数は3050万になってD800Eの画素数よりも少なくなる。うーん、それはちょっと。
でも、実際どうなのか。GFX50Sの35mmフォーマットモードはD800Eより画質は落ちるのか?それを検証するのが今日のテーマ。



DSC_1473
D800E ISO800 F8




DSCF0294
GFX50S ISO800 F8 35mm format mode



いずれもフードなし。被写体の壁との距離は約30cm。ライブビューで絞り開放で拡大してピントを合わせてから絞りをF8に戻し、GITZOの三脚でタイマー撮影。室内で光の条件は同じ。RAWで明るさとホワイトバランスを少しいじったがコントラストやシャープネスは触っていない。周辺減光も補正なし。ssはGFX50Sが1/38, D800Eが1/50。
画像をダウンロードして200%以上に拡大してしてもらえばわかるがGFXのほうが単純に精細感があって壁の手触りをリアルに感じることができる。D800Eの画像はGFXよりコントラストが低めだがコントラストを上げてもGFXの質感は再現できなかった。
まぁこのへんは異論があると思う。でも自分的にはGFX50Sの35mmフォーマットモードはフルサイズに劣らず使えることがわかったので一安心。


追記:
GFX50SはD800Eよりセンサーが大きいのでセンサー全体の画素数は当然D800Eより多いが、同一センサーサイズあたりの画素数はD800Eより少ないことがわかった。これはダイナミックレンジの観点からD800Eより有利なんじゃないかな。






2021/06/16

GFX用の広角レンズ


GFX用の広角(超広角)レンズは悩みに悩んだ。気になった候補としては
  1. GF 23mmF4 R LM WR
  2. Laowa 17mm F4
  3. Sigma 20mm F1.4 art
  4. Carl Zeiss DISTAGON T*2.8/15mm
  5. Carl Zeiss DISTAGON T*3.5/18mm

1と2はGFXにそのまま装着できるが3~5はマウントアダプターが必要。
35ミリ換算14mm以下が希望なので2,4,5に絞られる。この中で一番評価が高いのは15mmのディスタゴンだがこのレンズはフィルター径が95mmもあり固定フードなので今僕が購入を考えているH&Yのフィルターキットは装着不可。ちなみにこのフード付きレンズをGFXで使用したテストショットはこちら。フードの影がかぶさってとんでもないことになっている。
Laowaの17mmは国内では16万円台だがB&Hでは送料込みで13万円台。このレンズは同社の35mm用の12mmレンズをGFマウントに改変したものでZero-distortionを歌うかなり優秀なレンズのようだがネットでは一般人による作例がほとんど引っかかってこない。FlickrではやたらHDRを効かせた写真を一人が多数アップしているが見ていてうんざりする。作例がなければ買わないのかと問われれば身も蓋もないが、やはり高価な買い物をする以上よい作例は強く背中を押してくれるし、顧客はじつは物品ではなく夢を買っているのだ。

で、残るはディスタゴンの18mm。以前持て余して手放した同21mmは大きくて重かったがこのレンズは
軽くてコンパクト。解像度は同15mmに及ばないようだがFlickrの作例を見る限り問題はないし、むしろ素晴らしい作例が多い。F値は3.5。画質はF8で最高になる。コントラストは高め。周辺減光が強く出る。35mm用のイメージサークルなのでGFXでは周辺が大幅にケラれると思うが僕の持っているD800Eを使えばExif連携があるし、GFXでも35ミリフォーマットモードで撮るという手もある。ちなみにKen Rockwell氏は本レンズのsharpnessについて
「当然シャープだ。これは1,300ドルのツァイスのプライムレンズだ。何かご不満でも?シグマ?私は価格に見合わない高額レンズを酷評するのが好きだがこのレンズに関して言えば真実お買い得だ。このレンズは隅々までシャープだ。もしシャープでないなら、それはあなたの撮影方法に何かしら問題がある。開放でのサイドとコーナーはややシャープさが落ちるかもしれないが周辺減光のおかげで問題にならない」とのこと。

それで物色していたら程度のいい中古のDistagon 18mm F3.5 ZF.2が新品の半額以下売られていたので注文。いやまぁ新品と比較するといっても既にディスコンなのだが。あ、ディスコンのディスタゴンか。





2021/06/12

Meyer-Optic Görlitz Diaplan 80mm F2.8


#182
Fuji GFX50S Diaplan 80mm F2.8













昨日オールドロッコールでアジサイを撮りながら同じアジサイをダイアプランで撮ったらどうなるだろうと考えた。そこで帰宅後GFX50Sで試写してみたらほとんどケラれないことが判明。それで気を良くして今日も神社へ。アジサイは昨日は花弁(正しくは萼)が萎れていたが誰かが水を撒いてくれたせいか生き生きしている。

ダイアプランはプロジェクター用のレンズなので絞りリングはなく常に開放2.8。僕のはFマウント改造版で無限遠からレンズ前17cmまでヒントが合う。ダイアプランといえば玉ボケだが、水滴などのシャープな光源はきれいな玉ボケになるが木漏れ日では形も輪郭もシャキッとしない。しかしきれいな玉ボケにこだわりすぎると使用範囲が限られてしまう。面白いマクロが撮れることも含めてもっと積極的に使いたいレンズだ。

GFレンズの値下がりを心待ちにしている昨今だが、レンズに何を求めるかといえば僕の場合は「非日常」。マクロとか広角に惹かれるのも普段目にしない景色を観たいから。だったら非日常が写るロッコールやダイアプランでもっと遊んだらいいんじゃない?そんな事を考えた初夏の一日。








2021/06/11

#181


#181
Fuji GFX50S Minolta Rokkor MC 58mm F1.2







ロッコールレンズにクローズアップレンズNo.2を付けて。
GFX50Sを買ってよかったなと思うのはEVFのアングルファインダーが使えること。上のような、被写体をほぼ垂直に見上げるような構図をチルト液晶で撮ろうとすると液晶が太陽光を反射して非常に見づらくなるがアングルファインダーを垂直に立ててアイカップを覗き込めば反射光に煩わされずに済む。液晶ビューファインダーのようなものをチルト液晶にあてがうという手もあるが不安定だ。
しかしそういった太陽光反射問題を別にしてもファインダーを覗き込むというのはチルト液晶とは全く異なる体験だ。メガネを外してアングルファインダーのラバーアイカップに眼窩を押し付けると、上の写真のような光景が眼前に広がる。それは僕にとって夢のような体験だ。このワクワク感のために写真を撮っているといってもいい。

もうひとつGFX50Sで最近実感しているのはNikon D800Eと比べてレタッチ耐性が格段に高いこと。具体的には例えば上のような写真をRAW現像してあれこれいじるとD800Eでは色のグラデーション部分にほぼ必ずトーンジャンプが発生する。このトーンジャンプの回避と処理に以前は随分手間取ったものだ。しかしGFXではトーンジャンプは発生しない。と言っては大げさだが(笑)、ほとんど無視できる。GFX50Sの画素数がD800Eの1.4倍だからだろうか。












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