2021/02/23

Nik collectionのブラシツールの使い方


#122
Sigma DP1 Merrill


三脚を積極的に使いだしたことで
SigmaのDPシリーズの出番が増えた
DP Merrill の1,2,3とdp0 Quattroの4台で昨日山へ
今日はDP1 Merrillの一枚をアップ↑

そして今日Nik collectionのブラシツールの使い方が
ようやくわかったので覚え書き的に書いておこう




Google版のNik Collectionには
Analog Efex Pro 2
Color Efex Pro 4
Dfine 2
HDR Efex Pro 2
Sharpener Pro 3 for RAW
Sharpener Pro 3 for Output
Silver Efex Pro 2
Viveza 2
の8種類のフィルターが入っている
このうちHDR Efex Pro 2を除く7種類で
ブラシツールが使える

今Color Efex Pro 4の「彩色」フィルターで
ブラシツールを試してみよう↓

「彩色」を選択してブラシをクリック


するとほどなくこのようなアラートが表示されるので
OKをクリック


Selective Toolの「適用」をクリック


レイヤーパネルの彩色のレイヤーの
右側の黒いアイコンをクリックして選択
(↑これが長年わからなかった)




背景色が描画色の前面になっているのを確認し
「彩色」の効果を出現させたい領域を
ブラシツールで塗る



椿の周りを全部ブラシで塗ったので
最初黒かったレイヤーパネルの「彩色」が
椿の部分を残して白くなっている
これはつまりマスクされていた「彩色」が
ブラシツールでマスクが消されて
背景の「彩色」が姿を現したということ
あとは画像を統合して終了





2021/02/22

暗所撮影法

 去年の5月にブログに書いた記事に間違いを見つけたので訂正を兼ねて暗所撮影についておさらいしたいと思います(元記事は訂正済み)。

10段のような段数の大きいNDフィルターを使って長時間露光する場合、「1秒露光法」という方法を使うと露光時間が簡単にわかって便利と書きました。その文章の中でISO6400でテスト撮影するときに「フィルター無しで」と書いたのですがこれは間違いで、フィルターを付けたままテスト撮影してください。フィルターを外す必要はありません。以上です。

とまぁ、とりあえず間違いを訂正しておいて本題に入ります。
一秒露光法というのは、

  1. ISO6400, 露光時間(シャッター速度)1秒でテスト撮影
  2. OKならISO100, 露光時間1分で撮影して終了
  3. テスト撮影が暗ければISO6400で露光時間をN秒(例えば2秒) で撮影
  4. OKならISO100, 露光時間N分で撮影して終了
  5. テスト撮影が明るければISO6400で露光時間を1/N秒で撮影
  6. OKならISO100, 露光時間1/N分で撮影して終了
という方法です。すごく簡単。
要するにISO6400, シャッター速度1秒でまず撮ってみて、OKならISOを100、シャッター速度の秒を分にして撮ればそれでよろしいと。

なぜこれが成り立つかというと、ISOの100はISOの6400より64倍暗い(6400÷100)。だから同じ明るさで撮ろうと思ったら1秒の64倍ってつまりほぼ1分で撮れば同じ明るさで撮れますよと。
そういうワケなんです。はい。

それで練習がてら撮ってみたのが下の写真。
昼間に撮ったのでベッドの下の暗闇で撮影敢行。
いずれもSigma dp0 Quattro。絞りはすべてF8です。



ISO 6400, 露光時間1秒



ブルテリアの顔が白飛びしていたので
ISO6400, 露光時間0.5秒で再度テスト撮影
まぁOKか



本撮影はISO100, 露光時間は0.5分、つまり30秒



以上です。要するにNDフィルターを使ってようが暗所撮影しようがこの方法が使えるわけで、NDフィルターも何段のNDを使おうが何の問題もない。

さらにテスト撮影の結果1分で撮ることを指示されたがSigma dp0は最大露光時間が30秒でどうしましょう?となったら、ISO100を倍の200にすればよい。あるいは絞りのF8を一段開けてF5.6にしてもいい。テスト結果が2秒すなわち2分が適正露光なら露光時間は30秒のままISO100→200に加えてF8をF5.6にすればこれで2段分明るくなって適正露出にすることができる。F8→F5.6がなぜ1段なのかはこちらの方の説明がわかりやすいです。








2021/02/21

#121


#121
Sigma dp0 Quattro









車で小一時間ほどの渓谷へ写真を撮りに行った。途中凍結が心配だったが問題なかった。
車を降りて渓流に降りようとしたら工事中で作業員の男性が1キロほど先で土砂崩れで通行止めになってるよと。お礼を言って仮設階段を降りる。
アイゼンが階段の金属のメッシュに引っかかる。
うっすら雪がかぶっていていい景色。

川の中にどんどん入っていってGITZOをおっ立てて写真を撮る。
D800Eにアポゾナーを付けて持ってきたが結局dp0ばかりだった。
途中滝のところで同好の士が粘っているのを横目で見ながらさらに渓流を降りていくと倒木につららが!興奮して何枚も撮ったがここは流れが早く危険な感じ。

撮り終わって帽子の上に引っ掛けていた遠方視用のメガネを手が滑って渓流に落としてしまった。いかん!とすぐに拾い上げようとしたがメガネはあっという間に消えてしまった。流れていったのか深みにハマったのか、横山やすしのように手で探っても見つからない。この眼鏡は上からサングラスを装着できるガラスの眼鏡だが使わなくなってずっと引き出しにしまっていたのを先日久しぶりにかけてみたら遠方視用に丁度いいことがわかってうれしくなって使っていたのだ。

すごくショック!川から上がって、いややっぱりもう一度探してみようと川に戻って流れていったと思しき先や落とした場所を何度も探ってみたが見つからない。
がっかりして、もう写真を撮る気もなくなって、車に置いていたメガネを掛けてしょんぼりと帰宅。




2021/02/20

#120


#120
Sigma dp0 Quattro











車で小一時間ほどの渓流へ写真を撮りに行った。
もう冬が終わりそうだし、今年の冬の景色の撮り納めだと思って。
撮った当座はいいのが撮れたと思っていたがPCに取り込んで確認したらどれもこれも小絞りボケばかりですごくがっかり。せっかくのdp0なのに。
パンフォーカスにしたかったし僕はdp0用の58mmのNDフィルターを持ってなかったからslow shutterにしようと思い切りF22まで絞ったのがよくなかった。F4で近距離と遠距離を撮って合成すればよかった。泣きたいほどだ。もう一度撮りに行こうかとさえ思った。でも仕方がない。



追記:鬼海弘雄さんが去年10月に亡くなっていたことをtwitterで知った
8年前に地元で写真展があった
出不精の僕が珍しく出掛けたのは気になる写真家さんだったし謦咳に触れる機会もなかなかないだろうと思って
僕はひとを撮らないけれどその写真展では多くを学ぶことができた
ご冥福をお祈りします






2021/02/19

2021/02/18

#118


#118
Sigma dp0 Quattro









昨日だったか一昨日だったかにアングルファインダーをなくしたことに気がついた。ロープロのバッグやチクリッシモのバッグや防湿庫などしらみつぶしに探したが見つからない。たぶん一週間前に山に写真を撮りに行ってアイゼンをバッグから出した時はずみで一緒に落としたのだろう、あそこだ、きっとあそこに転がっているに違いない。う~ん、誰か拾ってくれただろうか?アイゼンをはずしたのが山道側だったか、川岸に降りてからだったのか、場所はわかるがシチュエーションが思い出せない。愛用していたし実際にないと困るのでいずれにせよ凄くショック。
それで今日はその捜索隊だ、とカメラをロープロに入れようとしたらちょうどバッグの天井部分の小さなポケットから接眼部が顔をのぞかせているのに気付いた。あったー!

すごく嬉しかったけど捜索隊としてのモチベーションがなくなってがっかり。でも今日は山へ行くんだ!とマウンテンバイクに飛び乗って川岸に着いてリュックを下ろして長靴にアイゼンを装着して川に降りた。小さな滝壺に近づいたら思ったより深くて膝まである長靴を超えて水が入ってきた。おまけに構図取りでしゃがんたときにお尻を水面に浸けてしまい氷点下の寒さが身にしみる。せっかくのdp0なのにロングプレートへの固定が緩かったせいか少しぶれてしまった。泣きながら帰宅(大袈裟)。





2021/02/17

#117


#117
Nikon D800E Tamron 90mm F2.8













2021/02/16

#116


#116
Nikon D800E Tamron 90mm F2.8













2021/02/15

#115


#115
Nikon D800E Tamron 90mm F2.8













2021/02/14

#114


#114
Nikon D800E Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50













2021/02/12

#112


#112
Nikon D800E AF MICRO NIKKOR 2.8/55













2021/02/11

#111



Nikon D800E Ai AF Nikkor 28mm F2.8D













2021/02/10

#110


#110
Nikon D800E Ai AF Nikkor 28mm F2.8D









このニコンの28ミリを買ったのはいつだったか、購入履歴を調べたら2015年。
当時の日記によれば現場を離れて慣れない管理業務に伴う重度のストレスで耳鳴りが始まった年。iPad mini3を買った年。パネライを買った年。ウエリントンメガネを買った年。広島へ赤瀬川原平芸術原論展を観に行った年。百日咳にかかった年。生涯で初めて仕事が楽しくなくなった年、ということでつらい冬空のような一年だった。ひとはストレスに晒されるとやたら買い物をするのだろうか。
フォトヨドバシのこのレンズの紹介記事
”かなりの周辺落ち、こってりした色のりが郷愁を誘うような光景にぴったりな1本。(中略)地上に沈殿する空気を捉え、空の色を余すこと無く塗り込むこのレンズは、なかなかトライしがいのある芸術肌の1本です。非常にコンパクトなこともあって、鞄に1本忍ばせるのも容易く、太い鉛筆で塗り込んだような光景を捉える時、アクリルペイントのように盛りを感じる色合いの光景に出会ったときにマウントすれば、面白い画が撮れるのではないでしょうか”というKさんの名文にころりとまいってしまった。

しかし僕にとってはかなり手強いレンズだった。クセが強いからではない。もともと周辺光量落ちを期待して買ったレンズだし、見るべきスペックがないのは折込済み。まぁどちらかといえば当時憧れだったライカ的なスタンスを期待していたのかもしれない。でもそういった、光と影のグラデーション、色のトーンの変化にマッチした被写体になかなか出会えず、というか僕の眼が育っていなかったせいで御多分に洩れずしっかり持て余してしまった。なんとか使いこなそうといろいろ撮り方を工夫したがうまくいかず、2017年の2月を最後に防湿庫の長い眠りについた。

防湿庫の片隅は意識の片隅でもある。売ってしまおうかとも思うが思いきれないのは出しそびれた宿題のようなものだろうか。
今回積極的に三脚を使い初めて、マクロにも飽きてきたしちょっと見晴らしのいい写真も撮りたいな、そうだdp0 quattroだ、あぁそういえば例のNikonの28mmも絞って撮ればキリッと気持ちのいい写真が撮れるかもしれないと思って久しぶりに連れ出したが結果はやはり完敗。絞っても線が太いので繊細なイメージにならないという点でdp0とは雲泥の差だ。
やっぱりこのレンズはあかんなぁと思いながら撮れた写真を眺めていたら開放で撮った写真が、あれ?ちょっとええんちゃう?
それでPhotoshopで光と影と色のトーンを調整して納屋の所だけ精細度とコントラストを少し持ち上げてみた。
売らんでよかったか。まだわからんけど。









2021/02/09

2021/02/08

#108


#108
Sigma dp0 quattro










今日の撮影風景



リュックはLowepro Flipside 400AW
中身はNikon D800E, マイクロニッコール55mm
AFnikkor 28mm F2.8, ベルベット85
Sigma dp0 quattro, Sigma DP1 Merrill
CamRanger, ロングプレート etc



大して入っていないのに重い。
量ってみたら8キロもあった。

今日の反省点
V4-unitのハンドルを小さくしたがGitzoの脚を
開くと結局干渉する。
残念だが自家製ハンドルははずして
中軸の締め付けをゆるくして
手で引き出すことにした。

それにしてもdp0 Quattroの写りはやっぱり凄い
想定を上回る結果を出してくれる。
いつものことだけど。





2021/02/07

#107


#107
Nikon D800E AF MICRO NIKKOR 2.8/55




去年の12月にようやく小林秀雄の本居宣長を読み終えた。
秋山(大学浪人時代の友人)とは直接約束を取り交わしたわけではない。秋山が、学問というものに対する憧れや尊敬の念をこの本から学んだのだと誰にともなく独白したことが、自らに課した約束として四十年後の僕にそれを果たさせたのだ。
僕にとって読書というのはその人の世界に入ることだ。その人の世界に入ってひたすら歩く。その世界では晴れの時もあれば曇りや雨の時もある。著者の言うことがとてもよく理解できるときは晴れで、よくわからないときは曇り、さっぱりわからないときは雨だとすると、本居宣長はずっと曇りで時々大雨。上下2巻をずっと曇天の中歩き通した。そうして僕は秋山との一方的な約束を果たしたわけだ。

曇り空の下や雨の中を歩くのはそれほど嫌いじゃない。多くの読書好きは歩くという習慣が身についている。でもあまり曇天ばかりが続いてまったく晴れ間が見えないとさすがに途中で投げ出してしまう。本居宣長に関しては約束だったこともあり例外的に読み通すことが出来た。しかしノドに骨が刺さったままだったので続いて橋本治の「小林秀雄の恵み」を読んだら例によって例のごとく彼は結ぼれをきれいにほどいてくれた。この本も曇りはないわけではない。しかし本の序盤の解錠の喜びが最後まで読み通させるモチーフとなる。晴れたり曇ったりだ。しかし晴れている部分はとても快晴で、「なるほど!」と膝を打つ。それは僕にとって読書の喜びそのものだ。




2021/02/06

#106


#106










昨日チクリッシモのカメラバッグと三脚を肩に掛けて山歩きしたらキツかった。
最近使ってなかったLoweproのフリップスライド400AWがそういえば便利だったな、容量はチクリッシモよりたくさん入るし、バッグを下ろさなくても腰でクルッと回して中身を取り出せるし、カメラを地面に下ろさなくてもバッグ内でレンズ交換できるし、何より背面に三脚をセットできる。三脚を常用するならフリップスライドがいいかもしれない。今度の山歩きはあれを使ってみよう。



2021/02/05

#105


#105
Nikon D800E AF MICRO NIKKOR 2.8/55









渓流に落ちた山椿を撮ってSilkyPixで調整したあとTIFFをPhotoshopに入れてクイックマスクを使おうと思ったらマスクが使えない。ブラシは使える。ネットで「クイックマスクが使えない」で検索したらツール初期化や環境設定ファイルを再作成すべしとのこと。
面倒だなと思って別のTIFFファイルでやってみたらクイックマスクが使えた。どうもSilkyPixで加工した際に画像が壊れたようだ。

それで問題のTIFFをPhotoshop上で16bitのままjpeg保存してそれをPhotoshop上でTIFFで別名保存し再度Photoshopで開けたらクイックマスクが使えるようになった。
やれやれ。その仕上がりが上の写真。



2021/02/04

#104


#104
Nikon D800E AF MICRO NIKKOR 2.8/55










昨日写真を撮り終わってさぁ帰りましょと大きな石のテーブルの上で長靴のスパイクを外しているときにバランスを崩して川の中に転落。背中のカメラバッグがショックを吸収してくれたが右手首と右大腿後面と右背部を強打した。
帰ってから右手首を見たら橈骨遠位端がぶっくり腫れている。あちゃー、やっちゃったか。ここは年寄りが転けて手をついたときによく骨折する場所でコレス骨折とかスミス骨折とかの名前がある。
あ~あ、と思いながら近くの整形外科でレントゲンを撮ってもらったら「単なる打撲ですね。今日はよく冷やして明日から湿布を貼ってください」と。
手首の腫れは次第に引いてきたが右大腿後面の痛みが増強し触診すると深部に大きな血腫らしきものを触れる。
去年の今頃玄関の上がりかまちで足を踏み外してふくらはぎの肉離れを起こしたときに赤尾漢方薬局で買った治打撲一方が残っているはずだと探したら2包残っていたので1包を煎じて飲んで風呂も入らずアイスノンで冷やして寝たら今日はだいぶまし。やれやれ。















2021/02/03

#103


#103
Nikon D800E Lensbaby Velvet85 85mm F1.8











今日の撮影風景

このような水場でファインダーを覗き込みながら構図を調整すると、えてして我慢の緒が切れて中途半端に終ってしまう。しかしCamRanger経由でiPhone画面を見ながらギア雲台で微調整するとすごく楽ちんなので納得できるまで構図を追い込むことができる



水底の岩はヌルヌルで滑りやすいので日本野鳥の会の長靴の上からこういうスパイクを履く
付属のバッグはストーンバッグにも使えるし
(画像クリックでアマゾンに飛びます)




脱ぐのも簡単






#102


#102
Nikon D800E Tamron 90mm F2.8













2021/02/02

#101


#101
Nikon D800E Tamron 90mm F2.8













2021/02/01

V4-unitのハンドルを改造するの巻


V4-unitは中軸を伸縮させるハンドルがある
クランクのように折りたたみ式で便利だが私の印象ではこのハンドルはやや大きすぎる
三脚とぶつかったりする
それでこのハンドルを改造することにした


この支軸を抜けばハンドルは抜けるだろう
ユニットを万力に固定し支軸に釘をあてがって金槌で叩く


これくらい抜けたらペンチで引っ張る


ハンドルが外れた


バネを取り出す


さてこの溝にどんなハンドルをどのように取り付けるかだ


道具箱をあさっていたらこんなモノが見つかった
上は1/4インチネジ
下は地震転倒防止の金具?
ハンドルの溝に嵌りそうなのはこれしかなかったのでこれを使うことにした


溝の幅は10.3mmで金具の幅は12.3mm
金具の幅のほうが2mm大きい


万力に固定して削る


1/4インチネジが通るように穴もヤスリで削って広げる


完成


削った金属板をこの溝にどうやって固定するかだがハンドルの支軸で固定することを思いついた
金属板と支軸の穴の間には1mmのギャップがあるので


1mm厚のゴム板2枚を
金属板の下に噛ませればいいだろう


ゴム板を噛ませて支軸を通そうとするとやはりキツい
マイナスドライバーで抑え込みながら金槌で叩く


通った


つまみは1/4インチボルト


適当なゴムをかぶせて完成!


だいぶコンパクトになった
以上ステイホーム工作続編でした


追記
三脚に取り付けてみたらこの小さなハンドルでも三脚との間がギリだった
金属板の長さは45mmだがこれより長かったら干渉していただろう





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