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2026/06/23

一脚を使おう


#917
Sigma DP3 Merrill



久しぶりにカメラ工作話です。
マクロをよく撮る人はわかると思うけどマクロと三脚は相性が悪い。
風景写真の時と違ってマクロでは画角の中に対象をおさめる際の構図の自由度は非常に大きい。カメラを傾けたりあおったり見下ろしたり左右にシフトしたり近づけたり遠ざけたりして一番ピタッと来る構図を探すためにはカメラはフリーな方がいい。

それとAFでピントが合わせにくいときにMFにしてカメラを前後にシフトしてピントを合わせるなんてことをよくやるが、それにはやはりカメラはフリーのほうがいい。
また対象物は往々にして地面に非常に近い位置にあるので嵩張る三脚でセットするのは難しい。
もちろん三脚も自由度が高いが3つの足の長さや足の角度や足の開脚の度合いなど調節しないといけないパラメーターが多い。

じゃあ、さっさと三脚はやめて手持ちでいいじゃないか。
しかしSigma DPシリーズのような手振れ補正がなくて手ブレの影響を小さくするにも高ISOが使えない→シャッター速度を上げることが出来ないカメラでは手持ちでブレなくジャスピン撮影するのは至難の業だ。

こういった三脚と手持ちの間を埋めてくれるのが一脚で、一脚の下端を腰のベルトのあたりに当てて、上端の雲台にカメラを設置する。ボール雲台はロックせずにフリーにしておく。そうすればカメラの高さをほぼ固定した状態でカメラを自由に動かすことが出来る。とはいうものの僕がベルボンのベルトポッドという一脚(リンク)を買ったのは2011年なので足掛け15年もろくに使ってこなかったのはカメラの付け外しをなんとなく面倒に感じてきたからかもしれない。

そこで今日はボール雲台に道具箱から出してきたベルボンのクイックシューベースを装着しカメラの三脚穴に取り付けたクイックシューで簡単に付け外し出来るようにした。そのおかげか今日は一日楽しく撮影が出来た。
ただ一つ問題がある。Sigma DPシリーズはバッテリーの消耗が速いので2度、3度バッテリーを入れ替えしなければならない。


左が一脚の先端のボール雲台に取り付けたクイックシューベース。
カメラに取り付けたクイックシューが干渉してバッテリーの蓋が開かない。



そこでヤスリでシューのネジ穴を逆L字型に横に広げてシューの取り付け位置をバッテリーの蓋から逃がすことにした。



これでバッテリーの蓋をフルオープンできるようになったのでシューを外さなくてもバッテリー交換できる。

追記:こんなことしなくてもボール雲台付きの一脚にUlanziやSLIKのDQ-10Nみたいな小さなクイックシューベースを付ければ解決だった。




2023/03/04

Velbon BR-Qを改造する

Velbon BR-Qの底板は短い

そこで簡単な設計図を書いて「きりいたドットコム」(リンク)へjpgを送ったら


8日でモノが到着。製作費三千円で送料九百円

BR-Qを分解して

ゼリー状アロンアルファでアルミ板を底板と側板の上に接着して完成(後日ネジ固定に変更(リンク))。

本当は底板と側板をホゾ付き延長アルミ板でつなげたかったがきりいたドットコムさんではホゾやホゾ穴は対応外とのことで断念。




2023/02/22

FlexShooter Pro

FlexShooter Pro

この製品はジンバル雲台のように簡単に水平出し出来てパンとチルトを多用する鳥撮り系の人の、いやジンバル雲台よりもっと軽くて小さいのができないかという要望に答えるべく作られた製品のような気がする。機構としてはUniqballにそっくりだがネットの情報では実際Uniqballを作った人がこの製品の制作に関わっているらしい。よく知らないが。
じゃあなぜ静止している風景しか撮らない僕がこれを買ったのかというとこの製品が
  1. ボール雲台のように自由に構図が作れて
  2. レベリング機能があり
  3. かつ増し締めが不要かあるいは増し締めで構図がズレないこと
という3つの条件に合致していたからだ。
前2つはUniqballでOKだがこの製品の面白いところは3つ目の要件を内ボールの内部のスプリングでカメラの傾きを補正している点にある。要するに雲台の上で重いレンズを付けたカメラをグリングリン動かしても手を離したらピタッとその位置で止まる。興味のある人はYouTubeで検索あれ。

ただ問題はいずれの動画も大砲のように長くて重い望遠レンズを振り回す人達の動画なので僕のように主に広角から標準のような比較的軽いレンズを装着したカメラで大丈夫なのかという点だ。レンズが軽いとスプリングに負けてチルトさせたときにすぐに水平に戻ろうとするのではないか。

それは買ってみなければわからない。試しに買ってみるにしても10万円くらいするし、なんとか安く手に入らないかと英国のFlexShooterの本家のサイト(リンク)から辿って商品購入ページ(リンク)を見ると580ユーロで送料無料。支払い方法でPayPalを選んだあと購入明細を見たら何故か580ユーロが457ユーロに下がっている。嬉しいがちょっと狐につままれたような気持ち。PayPalの為替手数料が上乗せされて6万7千円。
商品はハンガリーのブダペストから出荷され、5日目にDHLからメールで輸入関税4,800円を支払うようにと指示あり、占めて合計72,000円で注文から6日で届いた。

で使ってみてどうだったか。上下10度位なら問題ないが強くチルトさせると案の定反発力が強い。それでも頑張って角度を維持したまま内ボールのノブを増し締めして固定する。まぁ増し締めしても構図がズレないのはこのサイト(リンク)の動画でわかってはいたが大砲レンズのように軽快にグリングリンカメラを振り回すというわけにはいかない。
そこで推奨のFLMのカーボンハンドルキット(リンク)の購入も考えたが付属のロングプレートは僕は使わないし今ある機材にパン棒を付けられないか考えてみた。

まずFlexShooterのトップのアルカスイス互換クランプは縦横どちら側からでもカメラを乗せられて便利だが締め付けノブをかなりグリグリ回さないと締まらなくて面倒だ。


そこでアルカプレートを付けたVelbonのQRA-635L II というシューベース(クランプ)を

FlexShooterに装着しこれをこのシステムのデフォルトとする

そしてL型ブラケットの底面と側面にもVelbonのQRA-35Lというシュー(プレート)を装着

シューベース(クランプ)の裏側からドリルで穴を開け1/4インチのタップを切る

そしてそこにSmallRigのロッドクランプ(リンク)を装着

ロッド連結コネクター(リンク)で連結した15mmロッド(リンク)をクランプに通せば

これで完成。ロッドを上げ下げすれば軽快にチルトできるし右手でロッドを保持しながら左手で増し締めという流れがスムーズ。



以上このサイトは自分の覚書目的なので直接海外のサイトからの購入にまつわるリスクやこの通り工作して上手くいくかどうかは自己責任で。




2022/03/28

カメラのグリップラバー


IMG_1298

僕のメインカメラは今Fuji GFX50Sだが思うところあって近々Nikon D800Eを戦線復帰させようと考えている。しかし購入後10年が経過したD800Eのグリップラバーは加水分解でベトベトになっておりまずはこれをなんとかせねばなるまい。
ネットでヒットした方法、例えばエタノールや重曹やシリコンスプレーなどを試してみたがいずれも効果はなくむしろベトベトがひどくなってしまった。じゃあこの際だからニコンで張替えしてもらおうとネット検索したらすでにD800Eの張替えサービスは終了となっていた。
うーん、じゃあ思い切ってラバーグリップを剥がしてしまおうかと思ってラバーグリップの端の方を少しだけめくってみたらこのラバーは結構分厚くて、かつ剥がしてしまうと握り手がいびつなくぼみ面になってしまうようなのだ。ここでいったん思考が頓挫。

・・・・・・・

はがすのをやめて上から薄い貼り革を貼るというのはどうだろう。
例えばネットにはこんな(リンク)製品が売っている。
いやしかし
そういえばむかし初代のSigma DP1に使った貼り革の残りがどこかにあったはずと探しまくってようやく発見。よしよしこれを使うことにしよう。

IMG_1296

理想としてはラバーグリップ全域を貼り革で覆いたいがD800Eのグリップのうち人差し指の先の腹が当たる部分の曲率の加減でそのまま貼るとたわみが生じる。Bの領域はあえて覆わなくてもベタベタ問題の解決に影響はないからここには貼らずに黄色の線より下のAの領域だけに貼ればうまくいくのではないか。


IMG_1302

そこでAの領域の寸法を測って貼り革を裁断


IMG_1308

最初ロックタイトを塗って貼り付けたがすぐに剥がれてしまったのでその貼り革は捨ててもう一枚同じものを作成し今度はセメダインスーパーXGを貼り革の方だけに塗って


IMG_1311

貼り付けたらしっかりひっついた


IMG_1312

よしよし、これで心機一転してD800E君と新生活だ。






2021/12/08

ギア雲台G4のクランプをVelbon化する

 

間違いだらけの買い物を繰り返している私だがそのなかで珍しく当たりだったのがLeofotoのギア雲台G4だ。とても愛用しているのだがそんなG4にも私との相性の点でちょっとした問題がある。具体的にいうとそれはアルカスイス対応のクランプ。私はG4のクランプにカメラやレンズのプレートをスライドインさせるのが苦手で、特に重い望遠レンズなどではプレートの突端をクランプの入り口にあてがうのに手間取ることが多い。

スライドインが苦手ならクランプのノブをいっぱいに緩めてカメラやレンズを載せてノブを締めればいいようなもんだがいっぱいまで緩めるとノブをグルグル回さないといけないし、グルグル回してみたら実はハマってなくてカメラを落っことすという危険もある。アルカスイスは各種機材取り付けの汎用システムで業界のスタンダードだしキチンとハマればがっちり固定できて理想的だがもうすこし脱着が簡単だったらなぁと私なんかは思う(®橋本治)。

じゃあそのG4のクランプをノブ式からレバー式に換装すればいいではないか。実際そうされている方がこちら(リンク)。うーん、これはスマートだ。これはいい!しかしこのパンニングクランプもレバーでロックする前にスライドインさせないといけないという点ではノブクランプと変わらない。

要するに私はアルカスイスのプレートをクランプに挿し込む際の、クランプの間口の狭さがいやなのだ。それに比べると以前から愛用しているベルボンのQRAシステムはよかった。QRAのメスはシューベース、オスはクイックシューと云うが、ベースにシューを斜めに差し込んで抑えればパチンという音とともにレバーが回転してロックが掛かる。アルカスイスのようにプレートの挿し込み口を探る必要はなくノブやレバーで締める必要もない。装着とロックがワンタッチなのだ。外すときはレバーを反時計回りに回せばシューが浮き上がる。あぁ、やはりこれこそが私が望んでいるリリースシステムだ。

それならG4のトップをベルボン化してしまおうと考えた私はこういう製品をネットで見つけた(リンク)。ふむふむ。なるほど。これをG4に乗っければいいんだね。しかしそういえばウチにもベルボンの使っていない自由雲台があったな。

この雲台からシューベースを取り外して使おう

雲台の基部をバラバラに分解してボールの中を走っているM6ネジを外して最後に金槌でシューベースをパコンと叩いて分離成功


シューベースを裏返してヤスリでケバを削ってM6だったネジ穴にタップで1/4インチネジ穴をあける


手近なアルカプレートをねじ込んで

G4のアルカスイスクランプに装着して完了


うまくいって気を良くした私はSmallRigのL型ブラケットもベルボン化してしまおうと考えた。縦位置用側面はブラケットの1/4インチ穴にQRAプレートを装着するだけだが底部にはブラケットをカメラの三脚穴に固定する1/4インチネジがはまっている。これを外してシューを取り付けるには

シューのネジを固定しているリングを破壊してネジを外し


ホームセンターで買ったw1/4インチ 長さ25mm 48円也の六角ネジを差し込む


ところが六角ネジの頭がシューの底部からわずかにはみ出していることに気付き


ネジの頭をヤスリで削って、これをシューとブラケットに挿し込んでカメラの三脚穴にねじ込んでみたがグラグラしてしっかり固定できない。んんん??どういうこと?はっきりしたことはいえないがつまりこういうことか↓

ネジ穴のある3者はこういう状態

ネジを回すとシューもブラケットもカメラも上向きの力がかかり、ネジには下向きの力がかかる。もし3者が一体で隙間がないなら問題はないが相互間に隙間があることで、シューとブラケット、ブラケットとカメラの間の寄せ合う力に不均一が起こり、ネジがカメラを引き寄せようとする力が弱まってしまう。そしてこの現象はおそらく介在するモノが増えるほど顕著になるだろう。あくまで想像だが。

だからブラケット部分のネジ山をなくしてしまえば3者間の相互作用を減らせるだろう


作業開始


完成


締め付け成功


横構図


縦構図


さてこれで終了かというと実はベルボンにはこういう商品がある(リンク)。このブラケットは縦横いずれもがクイックシューになっているのでそのまま雲台のシューベースに取り付けることができるのだ。すでに述べたように私はGFX50専用のSmallRigのL型ブラケットを使っていて固定力抜群だがちょっと重くてしかも先程の工作でこれに2つのシューが付いて更に重くなる。そこで試しにこの製品を注文してみた。

装着図


サイドアームを一杯まで広げた図
これで端子カバーをフルオープンできるが
重心はかなりズレる



加えて私が買ったBR-Qは取り付けベースをQHD-53Qのシューベースにあてがって押下してもパチンとロックしなかった。シュー固定レバーが十分回転しない個体だったのだ。そこでVelbonの親会社のHakubaに送って別品を送ってもらったが結果は同じだった。仕方がないので上図矢印の薄いステンレス金具(底面と側面にそれぞれ2個の合計4個)を取り外したらパチンとロックできるようになった。同じ症状の方がおられたらお試しを。

 追記:
ホームセンターで買ったネジをキサカのネジ(リンク)に変更(ネジ頭の丈が低いので出っ張らない)。さらにSmallRigのL型ブラケットのネジ穴をヤスリで研磨してネジ山をなくすことでキサカのネジのネジ山を研磨せずに挿入固定できるようにした。





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