ここまで精緻に写るんだったらGF23mmのアドバンテージはAFと電子接点と防塵防滴くらいか。ただ1シーンに付き3ショット撮ってあとで貼り付けるのは面倒だしそれが嫌なら35mmフォーマットモードで撮って引き伸ばしという邪道。そしてGFの最大のアドバンテージは換算18mmではあるが現場で構図決めできること。
2021/08/30
2021/08/28
GFX+35ミリレンズで生じる四隅のケラレについて
縦撮影なら正面に加えて少し仰角と少し俯角で撮影して、正面写真のケラレ部分に上下の写真の該当部をパッチする。横撮影なら少しだけ左右にパンした写真を一緒に撮っておいてあとでパッチする。1シーンごとに3枚撮る必要があるがPhotoshopの「コンテンツに応じた塗りつぶし」という陰鬱な作業をしなくてすむ。
2021/08/27
#220
Distagon 18mm F3.5は写りは申し分ない。ケラレは画像処理でなんとかなると思ったが35mmフォーマットモードで撮ってカンバスサイズを引き伸ばすと18mmという超広角の恩恵が失われて写真がダラッとしてしまう。しかしそのまま撮って四隅のケラレをPhotoshopのコンテンツに応じた塗りつぶしで対処するとどうにもインチキ臭さがつきまとって気持ち悪い。やっぱりDistagonじゃなく頑張ってGF23mmにすべきだったか。
しかしDistagon18mmが35mm換算14mmなのに対しGF23mmは換算18mmだ。14mmと18mmではパース感が随分違う(こちらのサイト参照)。仮にGFXの元画像の6192x8256pixelを3:4のアスペクト比のままケラレのない領域の5562x7416pixelまでトリミングしたとしても対角線比は0.898で画角は16mmとなり、それでもまだ換算18mmのGF23mmより広角なのだ。
Laowa17mmなら換算13mmだし価格も中古ならGF23mmの半分で済むが「モノ」としての訴求力が弱いのとDistagon同様電子接点がないのと86mm径フィルターが新たに必要だ。それで念のため調べてみたらH&Yで86mm径のアダプターが1,200円で販売されていることが判明。これがあればLaowa17mmにK-Series 100mm マグネティックフィルターホルダーを装着することが出来る。
それならというわけでさっそく使っていないレンズやコンデジを箱詰めしてLaowaを下取り購入する手続きに取り掛かった。下取りサイトからの返事を待ちながらFlickrのLaowa17mmの作例をぼんやり眺めていたら、ちょっとまて!確かにこのレンズ、distortionは排除されているがGF23mmと比べると解像感があきらかに低い!(あくまで個人の印象です)。うーん、やっぱり価格相応のことはあるか。というわけで慌てて下取り購入キャンセルの連絡して妄想は振り出しに戻った。
2021/08/21
カンバスを引き伸ばす
昨日の写真はN橋の下からカメラを下流に向けて撮ったものだが、これは橋から100mほど下流に三脚を立ててカメラを上流に向けて撮ったもの。
DistagonはGFXで撮ると四隅がケラれるので35mmフォーマットモードで撮影。
35mmフォーマットモードはGFX本来の画像サイズより結構小さくなる。どれくらい小さくなるかというと
GFX本来のアスペクト比の3:4→画像ピクセル6192x8256(上図黒四角)
35mmフォーマットモードの2:3→画像ピクセル4512x6768(上図白四角)
比率でいうと、横73%、縦82%、面積60%の縮小
D800Eを使っていた頃は横3:2縦2:3の比率に慣れていて、たまにマイクロフォーサーズで撮ると4:3というアスペクト比に戸惑ったものだが、最近はGFXの4:3や縦構図の3:4がとても好ましく思える。だからGFX+Distagonで35mmフォーマットモードで撮ると、特に縦構図では縦長すぎて違和感がある。
じゃあ35mmフォーマットモードで撮った写真を横に引き伸ばして3:4にしてみたらどうだろう。
じゃあ実際に引き伸ばしてみよう。
画像をPhotoshopで開いたあとの具体的な手順は
- メニューバーのイメージをプルダウンしてカンバスサイズを選択
- 幅を4512pixelから5076pixelに変更してOK
- すると両サイドに白枠が現れる
- ツールバーの長方形選択ツールを選択し画像を取り囲む(※)
- キーボードのコントロール+Tで画像の変形が可能になる
- シフトキーを押しながら左右の枠をカンバスサイズまで広げる
で、そういった工程で完成したのが下の写真
横に引き伸ばすだけじゃなくて縦横をGFX本来の6192x8256ピクセルに引き伸ばしてみたのが下の写真
この2枚の画像イメージは見た目ほとんど変わらない。むしろ下のほうがいいか。今後Distagonで撮った写真はカンバスサイズ引き伸ばしを積極的に使うことになりそうだ。
※→この行程が面倒だと感じたヒトはこちらを参照
2021/08/20
N橋の下から #3
このカメラとレンズで初めてこの景色を撮ったのは2ヶ月前の6月26日。次にここで撮ったのは7月1日、で今日が3回目。長引く雨で増水して川幅がずいぶん広くなっている。ここで落とした眼鏡ももう瀬戸内海まで流れていっただろうか。
橋の真下の以前撮った場所で三脚を広げようと思ったが流れが深くてとても近づけない。それで少しだけ川上の大きな石の上から撮ることにした。
僕はメニエールで平衡感覚がない。いや、ないわけじゃないが、普通の人なら簡単に体勢を立て直せる程度の身体の傾きで、あらら~と言いながらそのまま地面に倒れ込んでしまう。地面だったらまだいいが、ここは川なので倒れるとまた眼鏡をなくしてしまうだろう。だからカメラのセッティングも注意が必要だ。
まず川岸にあがってリュックを下ろして三脚を取り出し、川に入って岩まで行って三脚をセッティング。川岸に戻ってカメラを持って再び川に入って三脚にカメラをセット。それから川岸に戻ってCamRanger2を持って川に入ってカメラにセット。これでようやく撮影準備完了。
まずモニター画面を見ながら三脚に取り付けたVelbon v4-unitとLeofotoのギア雲台で構図を決める。CamRanger2の電源を入れてiPhoneのwifiでキャッチしてアプリを立ち上げて撮影。構図やシャッター速度、ISO、絞りを変更し撮影を繰り返す。
CPLフィルターやバランサーGNDフィルターを装着して更に撮影を続けているとiPhoneの防災速報で強い雨の予報。慌てて撤収作業に取り掛かる。撤収もCamRanger2、カメラ、三脚と順番に川と川岸を往復してそれらをリュックにしまい込み、着ているワークシャツをリュックにしまって、かわりに取り出したレインコートを着てリュックを背負い、土手を這いずり上がってマウンテンバイクに飛び乗って帰宅。
帰宅後シャワーを浴びて一息ついて昼食のカップ麺を食べて、それから現像作業開始。メモリーカードの中身をPCに取り込んでAdobe Bridgeで開く。ダメ写真をどんどん捨てて、OKなRAW画像をPhotoshopで開くのだが、今日は4つのシーンで撮影したのでそのうちの1つのシーン、というのがこの橋の下からの景色なのだが、その分だけをPhotoshopで開いて、ああでもないこうでもないと調整を繰り返し、レタッチが終わった数枚の写真を非公開でFlickrにアップし、それをiPadで見ながら1枚だけに絞ってFlickrで公開しBlogにアップ。
うーん、こんないちいちの作業をブログに書いて僕以外のだれが喜ぶんだろう。いやいや、これって未来の自分への手紙みたいなもんだし、世田谷ベースでトコロさんも言ってるじゃないか。遊びに意味なんかないんだよ。