2019/05/25

紫蘭

wild orchid
Leica M10-P Nokton Classic 35mm F1.4 MC



先日フラッと写真散歩にでかけたら家々の生け垣に紫蘭が咲いていた。ああ、紫蘭の季節なのだ。
僕は基本的に歩いていける範囲の写真しか撮らないので家の近所に咲いている花はその時々のカメラで毎年撮ることになる。
どのカメラでどんな撮り方をしたかという記憶がその花にだぶって見えてくるのは面白い。
年ごとに写真は変化していくが、花は毎年同じように咲く。
花は変わらないが、変わっていく私は毎年違う容貌を花に見る。









2019/05/14

ノクトンにPLフィルターを


ノクトンクラシックの純正フードは大きいのでSHAPEwaysのフードを買ったらケラレて残念だったということを少し先日書いたのでその詳細を。


これがそのフード。



見た目がスッキリしていてとてもいい。

で、実際にどれくらいのケラレがあるかは以下の写真で。


    
左(スマホ表示では上)がフードなし 右(スマホでは下)がフードあり ともにF1.4


    
左(スマホでは上)がF2.0 右(スマホでは下)がF4.0 ともにフードあり

もともとこのレンズはフード無しでもご覧のように結構vignettingがでますが、なだらかな減光がこのフードを付けると減光が急峻になる印象です。

F4で四隅にわずかにケラレが残ります。F8以降はケラレなし。まぁPhotoshopで修正することを前提にすれば使えないこともない。
問題なければ保護フィルターなしのフードつけっぱなしで使うつもりだったのですが、思惑が外れたのでどうするかを考えた末に出した結論はサーキュラーPLフィルターを付けよう!というものでした。



え~?ノクトンクラシックにPLフィルター?
クラシックな描写のためのレンズなのにマルチコートを選ぶことさえ疑問なのにさらにPLフィルターを付けるなんてアホなのか。

ま、そもそも僕はライカにこのレンズとクローズアップレンズを付けてマクロを撮るなんていう、ライカ使いからもノクトン使いからも顰蹙を買うようなことをしているので怖いものなんてなにもない。

で、PLフィルターを買ったのは1段分のNDフィルター効果を期待してというのもあるけれど、このC-PLフィルターは「MARUMI PLフィルター EXUS サーキュラーPL 43mm コントラスト上昇・反射除去用 816021」という製品で、水滴や指紋に強い。これでレンズキャップ無しでガシガシ使おうじゃないか。でもってこれにクローズアップレンズを付けてクルクル回せば色と光のコントラストの調節もやりやすいし。

ま、趣味なんでね、好きにやらせてもらってます。






2019/05/12

Nik collection

Fireworks #2
Leica M10-P Nokton Classic 35mm F1.4 MC

 

Nik collectionsの中でも僕はColor Efex ProとVivezaを愛用している。
久しぶりにAdobe Creative CloudでPhotoshopCCを更新したらプラグインのNik collectionが消えてしまって慌てた。
CS6ではまだ生きている。とりあえずNikはCドライブのProgram files>Google> Nik collectionsに入っていることを確認して別の場所に確保。
Nik collectionは以前無料だったが去年?DxOに買い取られて有料になってしまった。
でもこんな事もあろうかとインストーラーを保存してたことを思い出しそれを起動してCS6とは別の場所のProgramfiles(x64)>GoogleにPhotoshopCC2019を指定してインストールしたら僕のカスタムプラグインごと作動可能となってホット一息。

 

 

2019/05/10

Flickrの写真を800pxでブログに貼り付けるとボケる問題

Flickrからブログに幅800pxでembedした写真が微妙にぼやけていることに4月の中頃に気がついた。
例えばこの写真↓
face of water #3
写真をクリックしてFlickrの元画像を見ていただければこちらの写真の葉脈の輪郭がボケているのがわかるだろう。

width="720"、height="480"に手入力するときれいに表示される。
face of water #3


フルサイズ(横5685px)で現像してFlickrにアップしたものを1024pxでembedしてもきれいに表示される。
face of water #3

つまり720pxや1024pxでは問題ないがなぜか800pxにembedするとぼやける。

それから不思議なことにだいぶ以前の写真なら800pxで貼り付けてもボケていない。
浮かぶ秋

うーん、困った。ということで原因を調べようと"flickr embed size 800"でググってみたが問題視しているサイトは見当たらない。
以前は見られなかった現象なのでFlickrに一時的な問題が発生したのならそのうち治るだろうと思っていたがいっこうにもとに戻らない。
仕方がないから他に方法がないか考えてみた。具体的にはGoogleフォトからブログに写真をアップする方法だ。

まず写真は保存目的で今までどおりFlickrにアップするとして、同じ写真をGoogle Photoにもアップする。
こちらのサイトを参考に埋め込みコードを作成する。
Bloggerに貼り付ける。
コードの<img srcより前の部分と最後の</a>を削除する。
削除した</a>の手前にあるPgw=w2400が写真のサイズなのでこれを好きなサイズ(今回はPgw=w800)に変更する。
これでおしまいだけど写真クリックでFlickrの元画像に飛ぶようにコード全体を選択しFlickrの写真のアドレスをリンクさせる。

出来上がりがこれ↓


まぁちょっと面倒くさい。
でもこの方法の利点は写真幅の指定だけで表示するサイズを任意に指定できること。
Flickr内では800pxの次は1024pxだけど例えば950pxにすればこのようになる↓




しかしこの方法にもやや問題があって、Google Photoに無圧縮で元のサイズでアップした写真を1024pxでブログにアップすると無圧縮を指定してもわずかに彩度かコントラストが低下する(わずかなのであえて写真はアップしないが)。
うーん。まぁ当分はMediumサイズでアップするならGoogle Photo経由、1024pxならFlickrを直接embedするのがよさそうだ。


追記
Flickrから800pxでダウンロードしたものを再度Flickrにアップし800pxのコードでembedするとボケはなかった。
ということは「Flickr内で800px以上の大きな画像を800pxに縮小してembed cordを作るとき」に問題が起きているということだろう。

YahooからFlickrを買収したSmugMug社の方針としてサーバーの負担を減らすために利用者が小さめのサイズの写真のアップを推奨させることを考えているのかと邪推したくもなるが、もしそうなら最初からアップする写真のサイズの制限を提示するはずだし、現画像サイズでアップした写真から1024pxでembed cordを作るときに問題が起きていないことが説明できない。

さらに追記
この問題について2019/05/07に再度ググってみたらFlickrのhelp forumに同様の問題で悩んでいる女性が書き込んでいた。それがこちら
記事を見ると少なくとも現時点で3人がこの問題に困っており、いずれも4月に入ってから発生した事象であることは興味深い。問題が発生したブログは一人はBlogger(僕と同じ)、一人はWordPress、一人はLivejournalだった。そしてさらに興味深いのは3人とも以前と同じようにFlickrからEmbed cordを取得し以前と同じようにブログに貼り付けているだけなのに先月からボケボケ問題が発生した点だ。
WordPressでの問題を報告したintrepidXJ氏はWordPress内のJetpackのスクリプトのセッティングをoffにしたら治ったと報告している。

" found that the image caching provided through Jetpack was preventing the script that Flickr includes in the HTML link from loading.
script async src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8"
I turned off that setting and now the script is loading properly and when it kicks in (the photo gets the overlay over it from Flickr), I can actually see the photo go from blurry to sharp. So something in the script is fixing the problem.
彼は以前からずっとこのセッティングはonのままで問題なかったのに数ヶ月前から問題が発生したのは何かが変化したからだろうと述べている。
Of course, like I said before, this problem has only started in the past few months and the Jetpack image caching has always been on, so something changed here that caused this problem.

でも僕が使っているのはBloggerだし、3人共違うブログ内でほぼ同じ時期に同じ問題が発生したことについては、どちらかといえばFlickr側の問題なのではないかという気もする。Googleフォト経由でEmbed cordを貼り付けるとボケずに表示されることから見てもやっぱりFlickrの問題なんじゃないのかなぁ。


さらに追記
アップする画像のサイズを小さめにするとうまくいくのかもしれないと考え、Silkyで現像するサイズを960pxにしてみたらEmbed cordが800pxでも960pxでもきれいに表示された。また1024pxで現像した場合も800pxでも1024pxでもきれいに表示された。

Silkypixで960で現像して800pxでEmbedは問題なし。
Siky960

Silkypixで1024pxで現像して800pxでEmbedはちょっと彩度低い?
Silky1024

Silkypixで2048pxで現像して800pxでEmbedするとちょっとボケる。
Silky2048

Silkypixで960pxで現像して960pxでEmbedは問題なし(わずかにボケあり)
Siky960

Silkypixで1024pxで現像して1024でEmbedは問題なし(わずかにボケあり)
Silky1024

Silkypixで2048pxで現像して1024でEmbedはとてもクリア。
Silky2048

フルサイズ(横5685px)で現像して1024pxでEmbedもとてもクリア。
face of water #3

結論
以上からわかったことは、これはブログアプリの問題ではなくやはりFlickrの問題で、フルサイズなどの大きなサイズでアップすると特に800pxでEmbedしたときに問題が起きるということのようだ。
対策としては800pxや960pxでブログにアップしたい時は、800~1024pxに縮小現像したものをFlickrにアップし、1024pxでブログにEmbedしたいならフルサイズでFlickrにアップしたものを使うのが良さそうだ。

更に結論
あるいはもっと簡単に。原画像フルサイズをそのままFlickrにアップする。1024pxのEmbed cordは問題なし。800pxくらいでブログにアップしたい時はEmbed cordのwidthとheightを原画像のwidthとheightを整数で割って算出した数字に手入力で置き換えたものをブログに貼り付ける。例えば原画像の横幅が5588pxで縦が3726pxならそれぞれを7で割れば横は798.285714、縦は532.285714となる。この割る数字が整数でなければならないかどうかは未確認。

以前のはてなブログのアカウントが生きていたので試しにはてなでShins Blog 304を作ってみたらなんだか調子がいい。Flickrから800pxでEmbedするとやっぱりボケるけど、はてなの編集サイドバーでFlickrから画像を引っ張ってくるとボケない。
Bloggerとは12年の付き合いになるけどはてなブログへ引っ越そうと思います。
追記:9月に再びBloggerに戻ってきました。





2019/05/09

A Place in the Sun

A Place in the Sun
Leica M10-P Nokton Classic 35mm F1.4 MC










2019/05/08

陽光

陽光
Leica M10-P Nokton Classic 35mm F1.4 MC














2019/05/07

Nokton Classic 35mm F1.4 MC

ライカ用の35ミリレンズをどれにするかは随分悩んだ。いやそもそもFuji X100Fを持っているのにさらに35ミリが要るか?X100Fでいいじゃないか。いや、でもせっかくライカ買ったんだしライカだけを持って出掛けるなら35ミリも必要だ。35ミリが欲しいなぁ。やっぱりライカを永年夢見るきっかけになったあのレンズか。そりゃロンとかルクスが買えれば最高だけど先立つものがないし、ツァイスならロンやルクスの写りに負けないし価格も無理すればなんとか手が届くか。でもこのツァイスは大きくて重い。見た目はこんなだったりこんなだったりして結構フロントヘビーだ。美しいけど。とにかく僕はライカを箱入り娘にせずにもっとラフに持ち歩きたいのだ。たかがカメラじゃないか。そのためにもっと小さくて軽くて価格的にもっとお手頃なレンズが理想なのだ。




それで候補に上がったのがビオゴンのF2.8とかF2.0とか、凹みウルトロンとかビンテージラインのF2とかノクトンのF1.2とか、同じくノクトンの40ミリとか。
でも実は一番惹かれたのは一番小さくて一番軽くて一番安いカラースコパー






カラースコパーに興味を持ったのはこのひとのサイト。モデルや結婚式を主に撮影しているプロの写真家で、これまで主に50mmから90mmまでのノクチに代表される明るいレンズで仕事をしてきたのだが、あるとき愛用のライカM240の調子が悪くなって薄いピントのレンズでは合焦しなくなってしまった。仕方がないからそれ以後の9ヶ月間、なんとカラースコパーだけで絞りをF4に固定して仕事し続けたら作風ガラッと変わったけどこれがめっぽう面白い経験だったという話。で、その人の撮った写真がこちら






そんなこんなで気持ちはほとんどカラスコに決まりかけてたけど、なんと3月にノクトンクラシック35ミリがディスコンになってしまった。すごく人気の高いレンズなのになぜディスコンになったのか理由は不明。新型が出るに違いないと思うもののそういった情報はないままヨドバシから消え、マップカメラからシングルコートが消え、マルチコートは在庫のみとなった。
いやもちろんこのノクトンクラシックも軽くて小さくて価格は手頃で写りが魅力的なのは知っていたから当然購入候補だったが、昨今のこのレンズの作例をインスタなんかで見ると彩度もコントラストも低めでちょっとVSCO調で逆光ないし半逆光のフレアとゴーストの中で女の子こちらを見て微笑む的な、うーんちょっとどうなんだろう、たしかに魅力的だけどあまりに僕の作風と違うので二の足を踏んでいるさなかのディスコンに慌てた。






で結局最終的にこちらのサイトに背中を押されてノクトンクラシックに決めた。
ノクトンクラシックとズミルクスの比較はこちらのサイトが参考になった。開放ではASPH以前のルクスと同等、F4以上に絞ればASPH以後とかなり張り合える(と言ってもそういう土俵で勝負するレンズじゃない)。ページの下の方では近接撮影時のフォーカスシフトがよく分かる画像が提示されている。またこちらではルクスFLEとノクトンSCとMCの比較が載っている。この画像を見てMCよりSCの方がわずかながらシャープネスとコントラストがよいように見えた。ご存知ジェットさんの動画(ただし40mm/1.2)でも僕は同じ印象を受けたが、まあそれほど違いはないだろう、何よりもうSCの新品は手に入らないのだからMCでいいやということで。







フィルターもフードもなしで使うつもりだったけど、先日写真散歩にでかけたら大きく出目金みたいに張り出した美しいレンズに知らない間に手が触れたりして油断ならないことに気がついた。フィルターなしならせめてフードは必要。でも純正はちょっとラッパみたいに嵩張る。それで"Nokton Classic 35mm Hood"で画像検索して見つけたのがSHAPEwaysのこれ。顧客の注文で3Dプリントを作る会社らしい。standard shippingでの到着は月末か。

追記:ノクトンクラシックをライカで使うと最短撮影距離は70cm。僕は比較的手近なものを撮ることが多いのでKenkoのクローズアップレンズNo.1とNo.2をあわせて購入した。No.1を装着すると撮影可能距離は40cm~1メートル。No.2なら30cm~50cm。1と2を重ねて使えば20~30cmだ。

さらに追記:なんと今日新型が発表された!あぁぁぁぁ。




2019/05/06

緑の回廊

緑の回廊
Leica M10-P Nokton Classic 35mm F1.4 MC













2019/05/05

upslope


Leica M10-P Nokton Classic 35mm F1.4 MC















2019/05/04

キンポウゲの咲く土手

キンポウゲ
Leica M10-P Nokton Classic 35mm F1.4 MC






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