2021/01/31

V4-unitにエンドフックを装着(改訂版)




SLIKのスライディングアーム2はアームのお尻にフックが付いていてストーンバッグなどでバランスをとることができる

V4-unitにはエンドフックがないがV4-unitの改良版V4-unit2は付属のエンドキャップで
カウンターバランスをとることができるらしい
しかしこの改良版は発売まもなく姿を消して入手不能

でもなぜかVelbonの部品販売サイトにはV4-unit2のグリップエンドキャップが販売されている

じゃあV4-unitにこの部品を取り付ければ?
V4-unitのグリップはスクリュー式なので簡単に外すことができる
unit2のグリップは既存のV4-unitに装着可能だろうか?
仮に可能としてもグリップとエンドキャップと送料で5,000円位するだろう
じゃあ自分で改造してみるか
ステイホームだし

V4-unit全景

グリップのゴムの握りの最後部
ここに穴を開けてフックを取り付けたい



グリップを抜いて下に並べた図
上が中軸
下がグリップ

中軸の最後部

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 後述するtyckaのエレベーターフックがこのお尻のキャップにぶつかって中軸を最後まで収納できない。しかしこのキャップを外すと中軸のレールにはめ込まれた螺旋歯車棒が固定できなくなる。そこでキャップを外す代りに螺旋歯車棒をアロンアルファで中軸のレールに接着させる。こうすることでエレベーターフックを装着しても中軸を最後まで収納することができる。






エツミのネジ付きシューE-6805
エツミのネジ付きシューは上のリングの穴は1/4インチ
下のリングの穴は3/8インチ
この下のリングを使う
¥685







グリップの最後部のゴムを切り落とす




ネジ付きシューは直径27.1mmだがグリップの内径は26.2mm
その差0.9mmをヤスリで削る
(そもそもこのリングを使おうと思ったのはリングの直径がグリップの内径にごく近いからだ)


手で保持しながら削ったがなかなか大変なのと削面が湾曲してしまうので


万力で固定して削った


持ちやすいようにボルトを通してリングのヘリとグリップの内側にセメダインスーパーXを塗って


挿入




ボルトの代りにtyckaのエレベーターフック TK122を3/8インチの穴にねじ込む



完成



追記


Amazonにはこういう製品も売っている。この商品もイキオイで買ってしまったがすごく大きくて(全長7cm)あんこうを吊り下げる魚屋のフックのようだ。よく確認しないで買ったんだから仕方がない。いずれ何かの工作に使えるだろう。




2021/01/30

ギア雲台を買う


#100













leofoto g4
Leofoto G4を買った



leofoto g4
比較検討したのは主にこの4機種
Manfrotto 410
Manfrotto MHXPRO-3WG
Benro GD3WH
SUNWAYFOTO GH-PRO II

どれも魅力的だったが
非アルカスイスでマンフロットが脱落
価格に惹かれたが大きさでBenroが脱落
SUNWAYFOTOはギアが露出しているため脱落
LeofotoG4はこの中で一番高価だがパンが上下にあること
4つの中で一番コンパクトで軽いこと
90度以上の仰角(チルト)が可能でアングルアダプターを介さずにV4-unitに接続できる点が魅力的

leofoto g4
最初にギア雲台が欲しいと思ったのは実はD800Eを買った頃で以後折に触れてギア雲台欲しい病の再発と寛解を繰り返してきた
9年経ってようやく手に入れることができたので感慨深いものがある


GITZOの三脚→V4-unit→G4→ロングプレート→カメラ
これに一番重いアポゾナー135mmを付けて
地上1cmで固定しCamRangerで被写体拡大表示したが全く首を傾げなかった
チルトギアが固くて回すのに少し苦労するが使っているうちに柔らかくなるだろう

三脚と雲台で悩み続けた二ヶ月だったがこれが最終結論だと思う





2021/01/29

#99


#99
Nikon D800E Tamron 90mm F2.8













2021/01/28

#98


#98
Nikon D800E Tamron 90mm F2.8





[昨日の日記より]
改良したGITZOで川へ
サザンカを水に浮かべて撮影
V4-unitでは固く固定してもズレる
やっぱりギア雲台が欲しい
昼はカップ麺
僕が定位置に座って食べ始めると
ニャンちが僕を見上げてにゃーにゃー鳴く
「そこは僕の席だにゃー」という意味らしい
それで奥の席に移動して椅子の上に餌皿を置くと
ヒョイと上がって機嫌よく食べ始めた
呆れた奴だ






2021/01/27

#97


#97
Nikon D800E Tamron 90mm F2.8

















V4-unitを取付たGITZO GT2541EXにストラップ装着完了


GITZOの雲台GH2750QRのクイックプレートに
チーズプレート経由でホットシューでD800Eを吊り下げ



さらにそこにマジックテープでCamRangerを貼り付けて



今日の撮影風景
現場で撮ってこそだけど川の中ではそんな余裕もないのでご容赦を


GITZOのオフセンターポールをV4-unitに変えたことで無段階でカメラの高さ調節ができるようになったがここだ!という高さでV4-unitをしっかり固定しても重さで少し下がってしまう
また少し上げて固定して、また少し下げて固定してその繰り返しが今の悩みのタネ
V4-unitの先端とカメラの間にギア雲台を噛ませたい
でもギア雲台は重いしなぁ




2021/01/25

GITZOにV4-unitを装着する




GITZO GT2541EXの問題点は三脚から伸びるオフセンターポールの角度が歯車で固定されている点にある。

例えば今オフセンターポールを目一杯伸ばして地面に水平に固定したとする。画像をモニターで確認しカメラをもう少しだけ下方にチルトしたいと思っても

センターポールを歯車の一コマ分下げただけでカメラの高さが一挙に7cmさがってしまうのだ。


ネジを外して展開した図

オフセンターポール側のギヤも三脚側のギヤもともに傘歯車というかフェースギアになっている。
ネジを締め付けるとギア同士噛み合って決して緩まない仕組みで、オフセンターポールの先端にどんな重いものが乗っても決して緩ませないぞ!という強い意志のあらわれだ。

しかしポールの微妙な角度調節ができないのはつらい。このシステムではカメラの高さ調節はセンターポールの角度を変えるか三脚を調整するしかないからだ。

ということは要するにオフセンターポールの角度を無段階に変えられるようにすればいい訳だ。


そこでギヤ同士の間にワッシャーを噛ませてみようと思いやってみたがオフセンターポールは自重に耐えられずズルズル傾いていく。

それなら滑りにくくしようとワッシャーの両側に薄いゴム板を噛ませてみたがやっぱりズルズル傾いてしまう。
そこで私はGITZO GT2541EXからオフセンターポールを取り外すことを決意した。
オフセンターポールは別名エクスプローラーとも云われるこの三脚のキモとも言える部分なので私としても大いに悩んだ。大いに悩んだがしかし後戻りはできない。それが私の性格だ。













まず三脚を裏返してへその緒のナットをレンチで外す。

そしてボルトを金槌で叩くと

オフセンターポールは外れた。あっけないほどに。

そして使い慣れたVelbonのエレベーターシステムV4-unitをGITZOの三脚に取り付けることにした。
さてどうやって取り付けようか。



モノタロウ
3/8インチ×45mm ネジピッチ16

1/4インチにしなかったのはGITZOにVelbonという規格外の組み合わせゆえ太ネジのほうが安定すると考えたから。

18本も入っていたが欲しいのは1本だけ


三脚側の穴は3/8インチよりわずかに大きいが許容範囲


V4-unit付属の1/4→3/8インチ変換ネジ



ゴムのワッシャーを噛ましてレンチでしっかり締める。


出来た!うれしい!


これでエレベーターの角度を無段階にできる。
あれ?三脚ストラップはどうなった?

つづく
いや続かないと思う(笑)













2021/01/24

Photoshopでゴミ取り


ブログに機材の写真などをアップする場合、床の上で撮影するとあとで画像のゴミ取りに苦労する。別に床に置かなくてもカメラの写真を撮ってみたら撮っている時には気付かなくても意外にほこりまみれでこれまたあとで画像のゴミ取りに苦労する。Photoshopのスポット修復ブラシツールでチマチマゴミ取りしてもゴミが多いときはどうしたらいいだろう。最近この問題に一応ケリが付いたので覚え書き的に書いておく。

上の写真が床のカーペットの上でそのまま撮ったもの。下の写真がphotoshop処理後
この場合ゴミ取りというよりなめらかな壁のような背景に仕上げてみた

まず元画像をphotoshopで開く



この場合機材はぼかさず背景だけをぼかしたい。選択ツールにはいろんなものがあるがここではクイック選択ツールを使ってみよう。クイック選択ツールを選んでオプションウインドウの「被写体を選択」をクリック

すると雲台部分だけが選択されたので

オフセンターポール部分もクリックして追加

次にメニューバーのレイヤー
→レイヤーマスク
→選択範囲をマスク

するとこうなる


次にCtr+Jでレイヤー0のコピーを作る

メニューバーのフィルター
→ノイズ→ダスト&スクラッチ

すると「ダスト&スクラッチ」ウィンドウが開く。このウィンドウでゴミ取り操作をする。パラメーターは「半径」と「しきい値」の2つ。半径の意味は簡単だ。これはどれくらいの大きさのゴミを取りますか?という意味。しきい値というのは「ゴミとしての資格レベル」。どういうことかというと白地に黒い点があれば誰でもゴミと認識するが白地に薄い灰色の点があればゴミと認識しにくい。ゴミをゴミと認識するためにはゴミとその周囲との濃度差が大事になってくるのだが、しきい値というのは「この濃度差(レベル)以下はゴミと認めない」という値のこと。この値が大きければ黒白がかなりはっきりした濃度差のあるものでさえゴミとして処理されない。つまり大抵のゴミは生き残れる。処理しないのと同じなので元の画像に近くなる。この値が小さければほとんどのものがゴミ扱いされて除去されるので全体がボンヤリした画面になる。使い方としてはゴミのサイズに応じて半径を小さくし、ボンヤリしすぎない程度にしきい値を下げるか、ゴミが姿を表さない程度にしきい値を上げる

このケースでは半径を68pixel
しきい値をレベル24にしてみた。
背景のカーペットの目地が消えてのっぺりした。

すると黄色矢印のところに黒い影が現れた。これは少なくともこの場所に関してはこのしきい値がむしろ小さかったからだ。どういうことかというとしきい値が小さいことでphotoshopは「あ、この角の部分はゴミなのですね。ゴミならぼかしますね」といってここにありもしない影を付け加えたのだと思われる。私はこの部分だけ「ダスト&スクラッチ」のレイヤー効果を消したいと思った。私は系統立ててphotoshopを勉強するということをしてこなかったのですべて試行錯誤しながら新しいやり方をマスターする。この、一部にレイヤー効果をかけてしかもさらに一部分だけレイヤー効果をキャンセルする方法がずっとわからなかったのが今日ようやくそのやり方が分かった。それがとても嬉しかった。その方法は以下の通り

画面右下のレイヤーパネルの下端に並ぶ小さなアイコン、その左から3番めの「レイヤーマスクを追加」ボタン。これを押すとブラシツールでレイヤーの効果を消せる。そのことは以前から知っていて利用していたのだが、今回その操作をしてブラシツールでなぞってもただ黒いペイントがされるだけでレイヤーの効果を消すことは出来なかった。その謎が今日解けた。

「レイヤーマスクを追加」ボタンを押すとこのようなプロパティパネルが現れる。デフォルトでは黄色の矢印の右隣のベクトルマスクが選ばれており黄色の矢印の方をクリックするとプロパティがレイヤーマスクに変わる!

あとはツールバーの下から3番めの「描画色と背景色の入れ替え」が描画色になっていることを確認しブラシツールを選択し、このケースでは不透明度を87%くらいにして

ブラシでなぞる


そしてレイヤーパネルのレイヤー0の右側をshiftキーを押しながらクリックすると

マスクされていたGITZOが姿をあらわす

最後に画像を統合して終了






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