2021/08/21

カンバスを引き伸ばす


DSCF1218A2A1C0
Fuji GFX50S Carl Zeiss Distagon T* 18mm F3.5


昨日の写真はN橋の下からカメラを下流に向けて撮ったものだが、これは橋から100mほど下流に三脚を立ててカメラを上流に向けて撮ったもの。
DistagonはGFXで撮ると四隅がケラれるので35mmフォーマットモードで撮影。
35mmフォーマットモードはGFX本来の画像サイズより結構小さくなる。どれくらい小さくなるかというと



GFX本来のアスペクト比の3:4→画像ピクセル6192x8256(上図黒四角)
35mmフォーマットモードの2:3→画像ピクセル4512x6768(上図白四角)
比率でいうと、横73%、縦82%、面積60%の縮小

D800Eを使っていた頃は横3:2縦2:3の比率に慣れていて、たまにマイクロフォーサーズで撮ると4:3というアスペクト比に戸惑ったものだが、最近はGFXの4:3や縦構図の3:4がとても好ましく思える。だからGFX+Distagonで35mmフォーマットモードで撮ると、特に縦構図では縦長すぎて違和感がある。
じゃあ35mmフォーマットモードで撮った写真を横に引き伸ばして3:4にしてみたらどうだろう。


上図のグレーの部分が引き伸ばされた領域
4512x6768ピクセルが5076x6768ピクセルになって、横幅1.125倍で1割ほど横長になった寸法だ。1割なら引き伸ばしによる違和感は少ないと考えた。
じゃあ実際に引き伸ばしてみよう。

画像をPhotoshopで開いたあとの具体的な手順は
  1. メニューバーのイメージをプルダウンしてカンバスサイズを選択
  2. 幅を4512pixelから5076pixelに変更してOK
  3. すると両サイドに白枠が現れる
  4. ツールバーの長方形選択ツールを選択し画像を取り囲む(※)
  5. キーボードのコントロール+Tで画像の変形が可能になる
  6. シフトキーを押しながら左右の枠をカンバスサイズまで広げる
これで完成だが、これじゃわからん!というひとのために一応動画も貼っておく(解像度が悪いのはご容赦を)。右下のマークを押すと拡大表示される。





で、そういった工程で完成したのが下の写真


#217
Fuji GFX50S Carl Zeiss Distagon T* 18mm F3.5


横に引き伸ばすだけじゃなくて縦横をGFX本来の6192x8256ピクセルに引き伸ばしてみたのが下の写真


DSCF1218A2A1C0W
Fuji GFX50S Carl Zeiss Distagon T* 18mm F3.5


この2枚の画像イメージは見た目ほとんど変わらない。むしろ下のほうがいいか。今後Distagonで撮った写真はカンバスサイズ引き伸ばしを積極的に使うことになりそうだ。


※→この行程が面倒だと感じたヒトはこちらを参照




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