2007/05/30
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2007/05/20
2007/05/18
急いではならない
時間と空間を細分化していくと、「いま」と「ここ」が前景化する。
この「いま」と「ここ」を大切にするのが「丁寧」の立場である。
丁寧であろうとしても、忙しいと雑になってしまう。
「悩ましい」、「煩わしい」ということばが「悩む」、「煩う」という言葉に由来しているとすれば、「いそがしい」はおそらく「いそぐ」に由来している。忙しいのは私のせいではないので、私が勝手に忙しいのを止めることは出来ないが、急いでいるのは私なので、私は自分で急ぐのを止めることは出来る。
急ぐのを止めれば忙しくなくなる。
急いではならない。
2007/05/17
時間と空間の細分化
私はやや雑な方の人間だが、意識的に「丁寧」であろうと心がけはじめたことで判ってきたことがある。
それは、「丁寧」というのは時間と空間の細分化と関係がありそうだということである。
アイルトン・セナは1秒の間に数え切れないほどのアクセルペダルワークを行っていたらしい。またイチローの打撃フォームではバットにボールに当たる瞬間までバットの軌跡に細かな微調整が行われているという。
時間と空間を三等分すると私は三人しか入れないが、十等分すればそこに十人の私が入る。千等分すれば、そこに私が千人入ることができる。「丁寧」というのは、時間と空間を細分化して、どれだけたくさんの私をそこに入れることが出来るかということと関係しているのかもしれない。
時間と空間を出来るだけ細分化して、その細分化された各々の時間と空間の中で、その各々の時間と空間に適したモードを私が選択しうるということ。
それはまるで角度のある直線を細分化することで最後に曲線になるようなものだ。
2007/05/16
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