2018/08/30

晩夏

DSCF4029
Fujifilm X100F ISO320 ss1/60 F5.6


ニコンからフルサイズミラーレスのZ7とZ6が発表された。僕としてはGFXみたいなアングルEVFが付いてなかったことが一番のガッカリポイントだけど、やはり新しいカメラはワクワクする。それとともにまたライカ熱が小さく再燃してきてウズウズしている。でも退職して収入が減ったことで妻からは出費を抑えるように厳しく言われていて、新しいカメラを買うことなどとても言い出せる雰囲気ではない。実際X100Fを全然使っていないのに新しいカメラを云々できる筋合いではない。ましてやライカはレンジファインダー。それならX100Fでどんな写真が今の自分に撮れるかやってみなければいけないのだ。

D800Eをメインで使っていた頃はRAWで撮ってビシバシレタッチしていたけど今日のX100Fではjpeg fineで、velviaとかastiaとかclassic chromeで撮った。撮れた写真のイメージはさすがFuji。いじらなくてもきれいだったので撮って出しをFlickrにアップしようかと思ったけど、SilkyPixに放り込んだらやっぱり癖が出て納得できるまでいじってしまった。それでもいつもよりレタッチはかなり少なめ。

どうして触ってしまうかというと僕の場合撮って出しのままではまだ自分の写真になっていない気がする。自分の目で見て、あっと思ってシャッターを切る。この「あっ」には実は目に飛び込んできた映像という刺激が脳の中のどこかの領域を励起させて「あっ」を発生させているわけで、「あっ」は映像という刺激ではなくてそれによって励起された脳の中の電気現象だ。だから撮れた写真を見て「あっ」が出なかったら「あっ」が出るように映像を加工しなくてはならない。「あっ」は自分のためのもの。




















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