2014/03/31

桃の花

SDIM1742
Sigma DP3 Merrill



















SDIM1755
Sigma DP3 Merrill













2014/03/30

5 pieces, and I love them all

SDIM1616
Sigma DP3 Merrill
















SDIM1663
Sigma DP3 Merrill
















SDIM1666
Sigma DP3 Merrill
















SDIM1705
Sigma DP3 Merrill
















SDIM1714
Sigma DP3 Merrill















Jonquille

daffodil
Sigma DP3 Merrill












2014/03/29

2014/03/27

USE IT OR LOSE IT

医療の世界には「廃用症候群」という言葉がある。
家族の助けで何とか自立していた高齢者が誤嚥性肺炎などをきっかけに入院すると、絶食と安静のために身体各種の能力が低下して自立できなくなってしまう。

動かないことで筋力が低下し、筋肉を制御する脳の働きも低下する。
食べ物を飲み込む嚥下反射や嚥下のための筋力も低下し食事が食べられなくなる。
病院という、言葉の通じないジャングルのなかで患者は新たなコミュニケーションを構築することができずに認知能力を失っていく。
可動性を失った精神と肉体はやがて空間と時間を泳ぎ抜く力を失って生者の群れから脱落していく。

もちろんそうならないように医師だけでなく看護師、理学療法士、言語療法士、作業療法士、栄養士、ケースワーカー達は患者が生者の世界に踏み止まれるように入院の早い段階からチームとして介入するが、point of no returnを超えた患者を呼び戻すのは容易ではない。

以前は失われた身体能力をサポートするために人工呼吸器につないだり胃瘻を作って栄養を投与したりしたが、それも最低限の生命維持能力しかサポート出来ない。
言葉を交換し、愛を交換し、財貨サービスを交換するのが人間なら、みずからそのような人間の定義から外れてしまったらこの生者の世界を潔く去りたいとして生命維持のサポートを望まない人々が最近非常に増えてきた。
もちろん人間であることの定義や考え方は様々だが少なくとも総体としての社会的コンセンサスはこの2~3年で急激にシフトしたというのが現場の印象だ。

で、この重いテーマは前振りで実は本題はクルマの話。
昨日WIREDにAudiの新しい自動運転システムの記事が載っていた。
例えば買い物帰りに自宅から呼び出したクルマが何もしなくても主人を自宅まで送り届けてくれて、それはつまり進化した車載モバイルプロセッサーがお抱え運転手を務めてくれるようになるということなのだが、この記事を読んだ時のなんだか笑ってしまうような感じはどこから来るのか。

使わない機能は失われる。
その失われた機能をサポートするために優れた機能が投下され、それによってさらに機能が失われていく。
いや、別にいいんだと。クルマは移動のための道具にすぎないんだから。
しかし高性能の人工呼吸器のおかげで自分で息をしなくてすむようになって、寝たきりのあなたはその自由を何に使うのだろう。




2014/03/24

to be happy

Triode TRV-35SE

僕が中学生の時は高校受験のため深夜までラジオを聴きながら勉強した。
当時はテレビは言うに及ばずラジオも真空管で
父親が職場の同僚からもらってきた古いラジオは
うしろのパネルがなかったので中が丸見えだった。
薄汚れたラジオは電源を入れてしばらくすると
真空管が熱くなって電気の焼ける臭いがした。








Triode TRV-35SE

20年前から使っているオンキョーのA922というアンプの調子が悪い。
そろそろ新しいのが欲しくなってこの三連休はどこにも行かずにネットでいろいろ調べていた。
今使っているアンプは普通に音が出ていたし何も困ってはいなかったけれど
以前はあれだけ好きだった音楽が永く聴けなくなってしまったのは
歳をとったせいかもしれないがそれだけではないような気もする。

真空管アンプというものがあることは知っている。暖かい音がするらしい。
僕は元来買い物が下手で、着るものを買いに行くとすぐに根(コン)がなくなって
もうなんでもいいやと適当なものを買ってあとで後悔する。
店員さんの口車に乗せられやすいのは彼らの口上がむしろ救いの船だからで
それは僕がその場から早く逃れたいからだ。
視聴に行ったらまたいつものように舞い上がって
冷静な判断もできないまま真空管アンプを買ってあとで後悔するにきまっている。

そうしたらたまたまネットで
アナログとデジタルと真空管のアンプを聴き比べているのをみつけた。
聴き比べるったって、最後はどれもPC経由で聴くんだから
どれほどの意味があるんだろうかと思いながら目をつむって音だけを頼りに聴いてみたら
ボーカル編、ヴィブラフォン編、サックス編、ピアノ編、ストリングス編、オーケストラ編のすべてで
どれがアナログでどれがデジタルでどれが真空管かが全部正解してしまった。
多分それはまぐれだけど、ただ6つのジャンルのほとんどで
自分の好きな音は真空管だったということは、疑いようもなくはっきりした。
それで決心がついた。



Triode TRV-35SE

三連休の殆ど、夜も午前3時までネットであれこれ調べて
価格や音の特徴や拡張性や評判や見た目などで選んだのが
トライオード社のTRV-35SE。それといっしょにDENONのSACDプレーヤーのDCD-1500RESPも購入。

これがベストではないかもしれないけれど僕自身はうん、とても気に入りました。
このアンプは真空管としての特徴が薄くてトランジスタアンプに近いらしいけど
高音・中音・低音のバランスが良くて、期待したとおり聴き疲れないwarm heartedな音がします。

熱くなった真空管に顔を近づけると中学生の時に嗅いだ、あの電気の焼ける匂いがする。
音楽に込められたたくさんの音に、以前は気が付かなかった。
それはCDプレーヤーが新しくなったことも関係しているかもしれないけれど
なんだか僕はちょっと、幸せな気分になってしまった。






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