バック・トゥ・ザ・フューチャーでマイケル・J・フォックス演じる主人公マーティ・マックフライ。
普段おとなしくて穏やかな彼は、ただ一言「臆病者」という言葉を聞いた途端性格が一変する。
「何だと、もういっぺん言ってみろ!」
そして哀れな彼は無謀な勝負を受けて立ち、その命をむざむざ危険にさらすのだ。
誰でも心の奥に引き金がある。
普段忘れられたその場所をある日偶然誰かに触られて制御不能な激しい感情が突然暴発するような引き金が。
映画の中の彼はその欠陥を自覚し、やがて敵役のビフの挑発に乗らなくなるまでに成長する。
だがこの問題はそれほど簡単ではない。
なぜならこの引き金はその人の情動の最深部に直結していて、間髪を入れずに飛び出してくる反応はまるでアキレス腱反射のように生理的だからだ。
ひとは自分の力では統御出来ないものに出くわしたとき、「名付け」によって統御の糸口をつかもうとするが、僕もそれに習ってこの引き金に名前をつけようと思う。
おお、わが心のマーティ・マックフライよ!
パート3の時で、三十路を迎えるかどうか・・って言う実年齢だったそうですね。
返信削除その後の『マーズ・アタック!』では、主人公の1人だと思ってたのでびっくりしました(×_×)
映画ネタなので、乱入してしまいました。失礼。
TiM3
>TiM3さん。
返信削除マーズ・アタックはテレビで放映されたのを見ました。この映画はアメリカでは三流以下(笑)と酷評されたらしいですが僕はけっこう楽しめた記憶があります。