2013/12/31

stony

winter stream
Nikon D800E with Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2

















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Nikon D800E with Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF

















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Nikon D800E with Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF

2013年の最後はD800Eとマクロプラナーでした。
みなさん良いお年を。


















2013/12/30

winter's flow

DSC_8389




















fence

DSC_8347

自然だけが写っている写真というのは意外と退屈で
そこに少しでも人工物が加わると急に面白くなる。
なかでもフェンスや柵や鍵。
それから窓や扉、ショーウィンドウなど、つまりあちらとこちらを隔てる意思のようなもの。








DSC_8344




















2013/12/29

C'est La Vie

DSC_8321
Nikon D800E with Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF

もうあと二日あまりでお正月。












DSC_8330
Nikon D800E with Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF

思えば今年は別れの年だった。
永年自分の一部だった大切な仕事との別れ。
母親との別れ。










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Nikon D800E with Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF

そして写真やブログが僕の中に占める割合もとても小さくなってしまった。
意外な気もするが、それが人生だ。



















2013/12/21

lying naked

lying naked

















男性の希望が採用する基本的な形態について



大学を卒業してすぐに市中病院に入職し
三日おきの当直生活を丸二年経験したあと僕は念願の消化器内科の仕事についた。
救急病院だったので連日吐血や下血の患者が運ばれてくる。
僕のそれまでの人生で血を吐くひとというものを眼にしたことがなかったので
世の中にはこんなにも大勢吐血するひとがいるのかと驚いた。

明けても暮れても内視鏡で止血する日々。
その間も4、5日おきの当直や呼び出しが続く。
結婚して間もない頃だったが、就寝中はよく自分の患者が死ぬ夢に驚いて眼を覚ました。
夜中にぐっしょりと汗をかいていることも多かった。
妻ともよく喧嘩をしたし、自分の気持ちを扱いきれなくなると
中古のスカイラインに乗ってひとりで夜の街を疾走った。
唯一の娯楽はお風呂で湯船に浸かったまま車の雑誌を読むことで
せめて非現実的な車に思いを馳せることで
かろうじて心の均衡を保っていた。

それから幾星霜が過ぎた。
いつの頃からか僕は車のことを考えなくなり
彼女の美しい姿が僕の意識の表舞台に登場することもなくなった。
不思議なくらい車に対する興味はなくなっていた。
もうこれからはただ老いていくだけだという静かなあきらめは
鍋の中でゆっくり冷えて固まっていく煮こごりのように
僕の意識下を流れる通奏低音になっていた。
あの、カーブでやたらテールスライドするおんぼろスカイラインで
意味もなくギアをシフトダウンしてエンジン音を楽しんでいた青二才のように
車がもう一度僕のイノチに力をくれるなら、それはちょっといい考えかもしれないと
最近ぼんやり考える。それはいずれ覚める悪あがきかもしれないが
こういうのをひとは希望というのではないか。






2013/12/16

what do you want?

IMG_2020b

新しいミニの発売は来年の春だけど、今ミニはどんな感じなのか知りたくて現行のCOOPER Sに試乗してきた。
マニュアル車がなかったのでATのスポーツシフトで。

「どうだった?」
「いや良いよ。良いんだけど」
「良いんだけど?」
「良すぎる(笑)。」

建付けはガッチリだし内装もいい。加速もいいし遮音もばっちり。
良くも悪くもこれはドイツ車という印象でどうにも気持ちがはしゃがない。

で、帰りにアバルトのディーラーへ行ってABARTH 500に再度試乗させてもらったら
やっぱりこちらの方がFan To Drive。

じゃあどうしてABARTHに踏み切れないかというと
ABARTH 500にEsseesse Koniキット(エンジンのパフォーマンス、足回り、見た目(笑)がグッとアップ)や
レコードモンツァマフラー(ゾクゾクする排気音!)や
デカールやかっこいいホイールやナビを付けると
純粋に車の性能では格上のMINI COOPER Sより高くなってしまう。たぶん。
じゃあ素で乗ればいいようなもんだけど595と比べて500はちょっと地味。
やっぱりちょっと色を付けたい。でもそうすると高くなる。

いやいいんだと。
そんな、どちらが格上かなんかどうでもいいじゃないかと。
小林彰太郎さんが最後にアバルトを選んだのも、きっと
この世とおさらばする前にもう一度純粋にイノチの喜びに満たされたかったからだろうし
僕が今回マニュアル車に乗りたいと思ったのもハツラツとした気持ちを取り戻したいと思ったからじゃないか。

そう割り切れるかどうかなんだけどね。

2013/12/12

知らないうちに好きな色が変わっていた。



今回「?」な気持ちを拭いきれないままABARTH 500に傾いていたけど
コメントを頂く方のブログで来年5月頃?発売予定の濃厚な黄色いボディを見て買い替え候補はあっさりMINI Cooper Sに変更。
もちろん車のサイズやパワーやミッションといった条件の絞込みの末の選択ではあるけれど
暴力的な牽引力でグィッと気持ちを持っていかれた決めては結局「色」だった。

それで思い当たるのはラミーサファリのイエローを買ったのは2004年頃かな?10年前。
それからiPhoneの黄色いプラスチックカバーを買ったりオレンジ色の土屋鞄を手に入れたり。
そのどれもが無意識的に黄色を選んでいた。そういうことに今朝やっと気付いた。

黄色?いや僕の嗜好には「黄色」なんていう言葉はないし。
少なくとも僕が知っている自分の好みは青緑。
ということは少なくともここ数年に亘って「黄色」は僕に
無意識を通じて強く働きかけてきたということ?

黄色というのは積極的なコミュニケーションを意味する色らしい。
それが近年の僕の隠れたテーマらしくて
そのことに気付いたということは今後は「意識的に」コミュニケーションをとれということか。

2013/12/09

approaching Christmas

SDIM1444
Sigma DP3 Merrill

アバルトが遠ざかって行く。
ちょっと頭を冷やします。

2013/12/07

マニュアル熱ふたたび

thumb_500_2

マニュアルといっても今回はカメラではなくてクルマのお話。
ATのLegacyを買ったのは190Eアンファングというベンツのマニュアル車で24万キロ走って左膝を痛めてクラッチペダルが踏めなくなったからで、最近通勤中に積極的にスポーツシフトを使い出してマニュアル熱が再燃してしまった。
ああ、またミッションに乗りたい!(関西ではマニュアル車のことをこう呼びます^^)

で、先日たまたまFiat 500Sのシフトノブの写真をInstagramで見つけた瞬間に僕の中で何かが小さくはじけた(笑)。
早速翌日(って昨日のことですが)近くのディーラーへ試乗に行ってきました。
(以下イタ車乗り、チンクfanの方々には稚拙な内容と思いますがどうかご寛容を)

まずFiat 500Sのシフトノブはネットで見たとおりカッコよくてマニュアル魂を揺さぶるけど二気筒85馬力はやっぱり僕的には非力。セカンドの粘りがなくてすぐにレッドゾーンで頭打ち。エンジン音も二気筒の味があると言えなくもないけどちょっと軽っぽく感じる。そのあたりを割りきって乗るぶんにはいいと思います。それではというのでディーラーの人の案内で500Sに乗ったままちょっと離れたアバルトのディーラーへ移動。

アバルトのマニュアル車 ABARTH 500に試乗させてもらいました。
まず第一印象として建て付けが500Sよりしっかりしているように感じた。
1368cc 135ps 直4 DOHC turboは排気音も逞しくていい感じ。
(実はこのエグゾーストノートを聞かせてもらったのはフィアット整備工場にあった納車待ちのハイチューンドアバルトで、なんと注文主は60才代の女性とか。かっこいい!)
さてアバルトの走りだけど、ギアをセカンドに入れると気持ち良く粘る。シフトダウンしてカーブを駆け上がっていく快感!これはいい!イタ車らしくガンガン回してキビキビ走ると脳天にアドレナリンが吹き上がる(笑)。
頬が緩みっぱなしのままアバルトのディーラーに戻って、ついでだから今度はABARTH 595にも試乗させてもらった。
でも僕はパドルシフトはちょっと苦手。基本ATでたまにシフト遊びするにはいいけどやっぱり左手はシフトノブを握っていたいという自分の気持を再確認した。

じゃあABARTH 500で。
歳も歳なので峠を攻めたりしないし足回りはそのままでいい。
マフラーをレコードモンツァに替えて、esseesseのROM書き換えで馬力を160psにアップして、ビルトインのナビを付けて、どうせこまめに洗車しないからボディコーティングして、スタッドレスも買ったら400万行っちゃうかも。
うーん250psのLegacy 3.0Rと同じくらいするというのが何とも。そこで脳の動きが一旦停止。
Legacyは今のところ何の問題もないけれど10年間で18万キロ走ったし、そろそろ買い換えしてもバチは当たらないだろう? と自分に言い聞かせる。
以前は片道85キロの職場に通っていたけど今は往復30キロもないし今年1月から自己流ワークアウトでスクワットしてるから膝は大丈夫じゃないか!?まだ決めてもいないのに忘年会でぼんやりとあらぬ方を眺めて怪しげな笑みを浮かべているのは私です。

先般他界されたCar Graphicの小林彰太郎氏の最後の車もアバルト(695エディツィオーネ マセラティ)だったとか。
ご冥福をお祈りします。

2013/12/06

enocorome

DSC_8269
Nikon D800E with Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF













2013/12/05

2013/12/04

leaves under the current

SDIM1340 cropped
Sigma DP3 Merrill

写真と絵画の鬩(せめ)ぎ合い。
撮って出しの、ドキュメンタリー性にしか存在意義の無い写真。
「これじゃない感」で、やむにやまれぬ編集作業を経て絵画に近づく写真。
写真という出自がfakeになってしまうほど絵画に近づいた写真。
三者間の揺れ動きのうちに写真自らが落とし所を探る。











2013/12/03

2013/12/02

2013/12/01

DP3M day

SDIM1392SP
Sigma DP3 Merrill

PCのセッティングがすべて終わって一ヶ月ぶりに写真散歩。
今日はDP3Mが大活躍でした。思えばDP3Mを持ち出すのも4ヶ月ぶり。
Sigma Photo Proでtiffに変換してSilkypixで処理したり、jpegをPhotoshopで処理したりで面倒だけど
このカメラは本当にone and onlyだなと再認識した一日でした。
勢いでDP1Mも欲しくなったけど僕は広角が苦手だしな。













2013/11/29

karin

karin

それで考えてみると「男」という漢字は田んぼで力仕事するひとという表意文字だけど「女」という字は象形文字だったりする。
イコンとしての女性はみずからのモノとしての価値をアップするために化粧をしたりバストアップしたりシワを伸ばしたりする傾向があり
男性は学歴や地位にこだわったり武道で段を取ったりすることで自らの機能性をアピールする。

しかし覚えておかなくてはならないのは
それぞれの個体にとって「性」というのは抗いようのない生得的な「勾配」であって
本人みずからが望んで採用したのではないということだ。

だからそういう傾向を逆手に取って女性をモノ扱いすると手痛いしっぺ返しを食らうし
モノとして魅力的であることは認めないと不安になる。
それは彼女たちにとって「勾配」に逆らって生きることは所属する集団の中で不利だからだ。

同じように男性に対してモノとしての魅力を認めないと機嫌が悪いし
かと言って機能性を認めないと男性を不安にさせる。

いずれにせよ性別に関する問題というのは
それぞれがどんな生得的な勾配(バイアス)の中を生きているかを抜きにしては語れない。

2013/11/27

ダイヤモンドはなぜ高価か

_DSC3223

えーと、僕は最近カメラやレンズからPhotoshopなどの画像編集ソフトに興味が移っています。
この写真はPhotoshop CS6に入れたNik CollectionというアドオンのなかのAnalog Efex Proというフィルターで
古い湿板写真のような感じに仕上げたものです。

今朝通勤中に車の中でぼんやり考えていたのは
Photoshop内のNik CollectionやTiffen Dfxなんかを使うというのは
考え方によっては、ソフトの中でいろんなカメラやレンズをとっかえひっかえしているわけで
これはバーチャルなカメラやレンズに相当するんじゃないか。
僕は以前シネレンズの写りが好きでいくつか古いレンズを集めたけど
ソフトを使えば高価なレンズを買わなくても似たような効果を写真に付与できる。
もっと安価に、もっと自由に。

さて、十万円以上するレンズはザラだし、ライカのノクチなんか100万円もする。
世の中には機能よりもむしろ実体としてのカメラやレンズに価値を置く人もいる。
何百万円もするビンテージのライカを買って使わずに保管している人もいる。
こうなると写すためのカメラというよりカメラという形をとったイコンですね。
そもそもカメラって本来機能性の高い物件だけど、機能の伝説がひとり歩きしてイコンになってしまったわけだね。
で、イコンにはもはや本来の機能はないので、その価値を担保するのは「価格」しかない。

イコンは自らに付与された価格そのものが価値となって空間と時間の中を生き抜く。
それに対し機能的な個体はみずからの機能性によってこの世界を渡っていく。
そして機能性が薄弱になればこの世界を去らねばならない。古いOSのソフトのように。

ダイヤモンドなどの宝石類は実体としては硬いという以外使い道はないけどイコンのカタマリなのですごく高い。
イコン性が薄弱でも、現物というのは「モノそのもの」が付加価値になって高くなる。
それに比べてソフトというのは多機能なのにモノとしての実体がないから安価だ。

おさらいすると、イコンをまとった現物は高価だけど機能性にしか存在価値のないものは安価だと。
社会で働く男性が基本的に消耗品なのはそういう訳だったのか!
というわけのわからないお話でした。









2013/11/25

the autumn before last

3127Tiffen
Nikon D700 with Carl Zeiss Distagon T* 2.8/21 ZF.2

Google Nik Collectionを新PCにインストールするのにライセンス移行の仕方がわからなかったのでいろいろ調べたら
ここに「ダウンロードの案内メールの送付」を依頼すればよかったと判明。
で、メールを出したら「今忙しいから1~2日で返事する」と。仕方がないので試用版をダウンロード。

2年前に竹林山常勝寺へ行った時の写真をPhotoshop CS6とGoogle Nik Collectionで加工してみたけどどうもいまひとつ。
それでPhotoshopでの加工は諦めてRAWのままTiffen Dfx 3.0で加工したら納得の出来る写真になった。

Tiffen Dfxはstandalone版を買っていたのを今回PCの引っ越しを機にPhotoshopのPlug-in版に変更したいと思ってTiffenにメールしたら
Plug-in版への乗り換えは$50だけどどうする?と聞いてきた。
Standalone版は$130でPlug-in版は$150なので乗り換えに50ドルもするのはちょっと高い。
それでStandalone版を再registerして久しぶりに使ってみたという訳です。
でもMacProで使っていた時はあまりいい印象じゃなかったけど新PCでは、あれ?こんなに使いやすいソフトだったっけと認識を新たにした。

SUBARU LEGACY
これは2年前にシルキーピクスで仕上げた写真。
あまり進歩してません(笑)。
写っている車は来年3月でマル10年、走行距離18万キロのスバルレガシィ3.0R。





新しいPC

autumn

新しいPCのセッティングがようやく終了。
五日間もかかってしまった。
仕様は以下のとおり。

Corei7-4930K(6コア/3.40GHz/TB時最大3.90GHz/12MBキャッシュ)
64GBメモリ [ 8GB×8 (DDR3 SDRAM PC3-14900 (OC) ) / クアッドチャネル ]
SSD RAID 0 512GB [ 256GB TOSHIBA HG5d シリーズ (6Gb/s対応) x2台 ]
HDD 2TB 7200rpm (6Gbps対応)
グラフィックボードはNVIDIA Quadro K4000 / 3GB

さすがに速いです。










2013/11/20

物語を断ち切るもの

DSC_7745 original

朝通勤の車からとなりで信号待ちしているゴミ収集車の青い車体を眺めながら考える。
これは一期一会はおろか宇宙の歴史の中でたった一度しか起きないかけがえのない景色だというのに
それをつまらなく見せているのは僕の脳が作り出す過去と未来を繋ぐ物語の、その過去と未来の単なる連結点としての現在だからだ。

だが実際に幻なのは過去と未来の方で、現在だけが真実なのだ。
物語に感動するのは物語だけで、現実を朝露に光る若葉のようにみずみずしく輝かせるのは前後の脈略から自由になった今だけなのだ。
どんな景色もこの宇宙で一回きり。

そして例えばこの青い車体のみえる景色を写真に撮ってもそれがやっぱりつまらない写真にしか見えないなら、それは被写体が悪いのではなくて切り口とプレゼンテーションの仕方の問題なのだ。
あなたの物語が陳腐だから写真が陳腐なのだ。
それなら物語から断ち切られた恐ろしい世界の真実を見せてくれ。



2013/11/15

えぐい私考

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今朝飲んだコーヒーはあまり美味しくなくて、なんて言えばいいんだろう、そう、えぐみがある感じ。
えぐみって不思議な言葉だな。えぐいって言ったりする。
「えぐ」って何だろう。EGU。

EGUで連想するのは「えげつない」という言葉。EGETUNAI。
これ、関西ではよく使うけどいつ頃から使われているんだろう。
それでジャパンナレッジ日本国語大辞典で調べてみた。

えげつ‐な・い
「語源は不明。好ましくない状態を意味するが、
あくが強い味覚を表現する「えぐい、えごい」が、ひどい、残酷という意味で用いられた例が江戸時代にあり、この語に関わるか。
また、「いかつい(厳)」から派生したとする考え方もあるが、いずれにせよ「ない」は「はしたない」「せわしない」と同様に甚しいの意である」と。

そうか。「えげつ」が「ない」じゃなくて、
「えぐ」に強調の「つ」が付いて「えげつ」。それを強調する「えげつな!」に「い」が付いて「えげつない」になったのか。ほー。

じゃあ「えぐい」ってなんだと調べてみると
えぐ・い[ゑぐい]
意味:あくが強くてのどをいらいらと刺激するような味や感じがしている。えごい。えがらっぽい。いがらっぽい。
とあって、和名抄という平安時代の辞書に茄子のエグみを取る方法にこの言葉の古い使用例が載っていた。
つまり「えぐ」というのは当初から味覚とつながりの深い言葉なんだね。

えぐいの語源には諸説あるらしくて例えばえぐるような味とか、えぐられるような苦しみとか書いてあるけど、何となく説得力に欠ける。
えぐるという動詞では味覚とのつながりが切れてしまうような気がする。

「えがらい」という方言は「食物のあくや煙などのためのどが刺激される」という意味で使われている(同書)らしい。
それは煙で燻(いぶ)されたような、焦げたような状態を想像させる。
「いがらい」の「い」は「い(煎・炒・焦)る」ではないか。
つまりいがらいというのは、「(焦げるまで)煎(い)って辛(から)くなった状態」のことじゃないんだろうか。
焦げカスや灰の入ったものを飲むとえぐく感じるような気がする。
だから煎り過ぎたコーヒーを飲んでえぐいと感じるのは正しい!(笑)。

wet plate

wet plate













2013/11/14

リマインダーとしてのgmail

DSC_7995

覚書として自分宛にgmailを送っている人は多いんじゃないでしょうか。
でも宛先欄に毎回自分のアドレスを入れるのは面倒。
Gmailにデフォルトで「自分宛」というボタンがあったらいいのに。
簡単な方法がないかネットで調べたらBccに自分のアドレスを入れる方法が見つかりました。
http://muumoo.jp/news/2007/01/12/0gmailautobcc.html

これでもいいんですがBccじゃなくて宛先そのものを自分にしたければ
https://mail.google.com/mail/?to=ここに自分のアドレス&view=cm&fs=1

これをIEならお気に入り、Firefoxならブックマークに登録しておけば
自分宛メールをワンタッチで作れて便利です。

this way

DSC_8239











2013/11/13

11月13日

DSC_8141
Edited with Aviary

このところずっと10月の終わりに撮った写真を題材にPhotoshop CS6でレタッチの練習をしていましたが
題材の在庫もなくなったので今日はAviaryで加工してみました。
AviaryはFlickrに連携しているレタッチ機能です。
iPhoneのアプリ程度の機能しかありませんがそのなかで落とし所を探すのは意外に面白い。
不自由だからこそ自前の常識を破れるのかもしれません。

2013/11/05

二度目の転びバテレン

DSC_7973

使用中のMac Proはもうすぐ6年になります。
購入時に4GBのメモリーを搭載してBootCampでWindowsを動かしていました。
買ってしばらくは何の問題もありませんでしたがある時期から使用中突如として無限再起動ループに陥るという悪夢に見舞われ
アップルサポートセンターの勧めでさんざんいろんな試みをするも解決せず
ようやくネットでみつけたあるひとの情報で電源ユニットが原因とわかりユニット交換で乗り切るも、
二年後には再び同じ悪夢が発生。サポートセンターに他の場所は触らなくていいから電源ユニットだけ交換してと言ってもなかなか理解してもらえず
最終的に「それで治らなくても自己責任だから」と言ってようやく交換してもらってリカバーするという得難い経験を経て
最近はヘビーな画像処理のあとなど、ただフォルダーを開くだけでプログレスバーの動きをぼんやりながめて過ごさなければならないという笑うに笑えない状況です。

シルキーピクスでもかなり重たかったけどプラグインのNik Collectionを載せたPhotoshop CS6は激重で
Analog Efex Proで1枚フィルターをかけるたびに作業を中断してiPhoneでネットサーフィンする日々。
もうあと2ヶ月もすれば新しい激速のMac Proが登場するらしいのですが。

しかし私としてはBootCampでWindowsを動かすのはもう懲り懲りという感じです。
BootCamp上のWindowsはバックアップとそれに関連した復元も出来ないし(これがBootCamp自体の問題だとわかったのは何年も経ってからでした)
そもそも動きが遅いのはフルコア使えてないんじゃないかと疑心暗鬼。
実際Windowsばかり使っていて、結局アップル用に用意したiWorkなんかほとんど使わなかったし・・・。
一体何のためにマックを買ったのかと自責の思いに駆られる中年男の背中にヒタヒタ忍び寄る秋の夕暮・・・。

えーい、こうなったらPCをリニューアルだ!リニューアルったらリニューアルだ!
と言いたいのは山々だけど、いろんな有料アプリをアンインストールして新しいPCにライセンスを移行したり再インストールしたりデータを移設したり設定をしなおしたり
ブラウザ環境を引き継いだり機器を接続しなおしたり、あぁぁぁ、もう考えただけでもうんざりする。
・・・・・・・・・・・。

しかしやらねばなるまい。
Photoshopだけならそんなに重くはないんだ。
だけどなぜプラグインにこだわるかというと
シルキーピクスのころは一枚の写真を仕上げるのにいろいろタッチやトーンを加えた行程をセットにして保存していました。
それを次回以降の写真に次々当てはめてピッタリ来る感じを探して
さらにそれをブラッシュアップして新しいセットを作るということをしていたわけです。

今眼の前にある新しい写真を自分がどんな風に仕上げたいかが最初からはっきりわかっているなら
その目標に向かってまっすぐ調整していけばいいんです。
でも実際には「こうではない」だけがはっきりしているのに、「こうあるべきだ」がわからないことのほうが圧倒的に多い。
それを全部イチから律儀に組み立てていると途中でどこへ向かうべきかがわからなくなる。
既存のセットならあれこれ乗っけている内に割合早くイメージが決まりやすい。

さてPhotoshopです。
Photoshopは何でもできる。何でもできるけどできることが多すぎて何をしたらいいのか、途中で途方に暮れてしまう。
それが僕にとっての難点でした。でもそこに現れたのがフィルターという救世主です。
フィルターなら「あ、この写真はこうなりたがってるんだな」というふうに着地点を見つけやすいのです。

着地点を探すためにフィルターを軽々と使いたい。でもこのマシンでは無理だろう。
もともとこのMacPro Early2008モデルは電源ユニットに問題を抱えているらしく
今機嫌良く動いていてもいつまた無限再起動ループに落ちるかわからない。
その都度5万円も払うのは馬鹿らしい(アップルに電源ユニット交換を頼むと5万円なのです)。
来年は消費税も上がるしと自分に言い聞かせて
この二日間かけて最近のBTOのトレンドを調べて今日は日本橋へ行ってサクッと決めてきました。
マックを離れるのはこれが二回目だな。
二週間後に新しいウインドウズマシンがやってきます。

2013/11/01

霜月

DSC_8095a
Nikon D800E with Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF

写真ソフトをシルキーピクスからフォトショップに変えました。
どこをどうすればどうなるのか、慣れないクルマを運転しているような感じでもどかしい日々が続きます。












DSC_8121
Nikon D800E with Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF

これはシルキーピクス。
そんなにも悩ましいのにフォトショップにくらいついているのは
シルキーピクスなら自分がどういじるか、もうわかってしまったから。











DSC_8162
Nikon D800E with Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF

ワレモコウをみると庄司薫の『赤頭巾ちゃん気をつけて』を思い出すのは僕だけ?
今日から11月ですね。

Nikの新しいフィルター

Analog Efex Pro

夕べいつものようにWindows7上でPhotoshop CS6を開こうとしたら
"コンピューターにMSVCP110.dllがないため、プログラムを開始できません。
この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみて下さい。"というアラートが出た。

仕方なくCS6を再インストールするも同じアラートが出る。
MSVCP110.dllを入れるためにDLL-File Fixerという無料ソフトをインストールしてみたが効果なし。
さらにこの無料ソフトが勝手にレジストリーを修復する素振りを見せたのであわててアンインストールしてあきらめて寝た。

今日CS6を立ちあげたがやっぱり同じ。
しかしアラートを無視して4回ほどOKするとなぜかCS6が起ち上がったがフィルターのNikが消えている。
そうか、これはPhotoshopの問題ではなくてNikの問題かもしれないと思い、GoogleからNikの試用版をダウンロード。
さてNikを再インストールしようと思ったが、念のためGoogleで"Photoshop CS6 MSVCP110.dll"で検索したら
AdobeのCommunityでまさにこの問題が討議されていた。
http://forums.adobe.com/message/5802740

みんなの投稿を読むとやはり問題は10月30日にGoogleがNikに新しいフィルター「Analog Efex Pro」を導入したことと関係があるらしい。
解決策は主に3つ。
1.オリジナルのNikを再インストール
2.新しいバージョンのNik 1.105をインストール
3.runtime for Visual Studio 2012のアップデートをインストール

僕はオリジナルのNikを削除していたし、試用版のNikを見たらバージョンが1.007だったので
http://www.microsoft.com/en-gb/download/details.aspx?id=30679
こちら↑でruntime for Visual Studio 2012のアップデートをインストールしたら解決しました。

Analog Efex Pro

これが新しく導入されたAnalog Efex Proの画面です。




Analog Efex Pro

古いアナログカメラの雰囲気を出すためのフィルターですね。
Classic Camera, Wet Plate, Toy Camera, Vintage Cameraの4種類から好きなものを選ぶと
それぞれにたくさんのフィルターが用意されています。
今はやりのグランジ風の写真もよそからテキスチャーをダウンロードしてこなくてもPSのなかで出来てしまう。
ただしこのフィルターはすごく重いですね。
トップの写真はこのフィルターでテスト的に作ってみたものです。

2013/10/30

silencio

silencio
















10月30日

DSC_8054
Nikon D800E with Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50 ZF














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