それでも親しい友人には是非伝えておきたいこともあるわけで
以前hiroshipsさんが紹介してくれたミッシャ・マイスキーのYouTubeを見たあと
僕が持っているYo-Yo Maのバッハの無伴奏チェロ組曲の
カスタマー・レビューをアマゾンで読んでいたら
ある人がアンドレ・ナヴァラを強く推していた。
知らない名前。
その、知らない彼の演奏をYouTubeで聴いて
HMVで注文したのが去年の秋。
それから半年のあいだ何度彼の演奏を聴いただろう。
薄暗い石壁の部屋のなか大きなチェロを揺らしながらバッハを弾いている彼が居る。
僕の目の前で父性が踊り、父性が笑い、父性が泣く。
横溢する父性、ほとばしる父性が、ある時は深く物思いに沈み、ある時はおどけてユーモラスにステップを踏む。
そのどの一音も、あたたかくてゴツい。
Yo-Yo Maではいくら聴いても輪郭の浮かび上がってこなかったバッハが
男性的な演奏家が男性的な楽器を使って演奏するとこうなるのだというふうに
ナヴァラの場合彼のチェロはあたかも太いノミでザクザク掘り上げていく様に明快だ。
僕は本当に大好きになった。
ちょっと気になりますね。
返信削除普段はUKロックを聴きますが、クラシック系ジャズ系もわりと好きです。
マーラーは好んで聴いていました。
音楽の視野を広げるために紹介されているチェロも気に入ったら買おうと思います。
jawaさんありがとうございます。
返信削除これ、音(録音)もいいんです。
チェロってこんな素敵な音だったんだと初めて知りました^^。
ヨーヨーマのバッハ無伴奏チェロ組曲を良く聴くので
返信削除早速ナヴァラのCD注文しましたよ!
演奏も楽しみですが、録音がイイってのがまた楽しみです。
有意義な情報をありがとうございます!
wataponzさんありがとうございます。
返信削除秘密にしてずっと一人で楽しんでおこうと思ったんですが^^。
こんにちは
返信削除ナヴァラとの出会い、良かったですね。
おおまかに「クラシック音楽」と呼ばれる再現アートにとって
鑑賞者が良い演奏家に巡り会える事が最も重要な条件ですし、案外うまく行かない事の方が多いですよね?
それはまるで
人間にとっての終生のパートナー。心や身体に病や傷を抱えた人にとっての医者やカウンセラー。
信頼できる共同経営者。良い顧客や良い主君。そしてそして…
僕がyou tubeからマイスキーのライブ演奏を貼付けた理由は
ネット上で品質の良い動画と音質で全曲鑑賞できる数少ないソースだったからです。
それが、shinさんにとってナヴァラへの良い切っ掛けになったのならとてもうれしいです。
ちなみに僕の愛聴盤はピリオド楽器の名手・Pieter Wispelweyによる輸入盤です。
hiroshipsさんありがとうございます。
返信削除八方手を尽くしても欲しいものは手に入らない。
それなのに本人が探していたことさえわからないものは
カドを曲がった所で静かに咲いていたりする。
で、それこそが実は見つけた瞬間から決定的に重要だったりするんですよね^^。