Sigma DP3 Merrill
写真を撮るようになって気が付いたのは欧米人と我々日本人の撮る写真に明らかな嗜好の違いがみられるという点だ。
Flickrや500pxでみる彼らの写真には一定の傾向がある。
基本的に欧米人の写真というのはドラマチックでハッキリしていてHDRを効かせていることが多くてコントラストが高めで、
ひとことで言えば写真そのものが力強い。
それに対して日本人の撮る写真というのは静かでひっそりしていて鄙(ひな)びていてトーンが低め。
明るい写真であっても色使いがおとなしくて可愛いらしい印象だがドラマチックで力強い写真は少ない。
ドラマというのは物語だ。
欧米の文化は起承転結のはっきりした、物語性の強い文化だけど
日本は散文的で枕草子的。求心性が弱く、時間というものは構築していくものではなく流れていくものだ。
それを意識的にも無意識的にも自らが捉えられている陥穽を抜け出したいというあがきが写真に顕れるのか。
取り上げる素材は日本的トリビアで調理は欧米的というのが今の僕の立ち位置か。そうなのか。
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