Olympus OM-D E-M1 M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
今日きのこを撮りに行った帰りに僕の行く手を一羽の蝶がフワフワと飛んでいった。
僕は昆虫類はあまり好きではない。花は撮るけど、基本的に昆虫は撮らない。
「撮らないよ」と思いながら見ると蝶は左手の崖のセイタカアワダチソウに留まって蜜を吸い始めた。
撮れるかも、と思ったらついカメラを構えてしまうのがアマチュア写真家のサガ。
不思議に逃げないので接写してホクホクしながら帰宅し昆虫図鑑で調べてみたら名前はすぐに分かった。
アサギマダラ。
ネットで調べてみるとこれがとんでもない蝶だった。
季節によって南北に長距離移動するのは渡り鳥だけかと思ったら、この蝶も
渡りチョウの一種で東北地方から台湾や香港まで2,500キロ以上の飛翔が確認されているらしい(詳しくは
こちらのサイトで)。
彼もおそらく日本列島の北の方から飛んできてここ兵庫県で一旦羽を休めたあと南へ飛んでいくのだろう。
どうりで羽根が傷んでるわけだ。
"ふてふが一匹韃靼海峡を渡って行った"という詩があるけれども、本当に海峡を渡ることのできる蝶に出会うとは思わなかった。
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