2007/10/16

地動説

小学生の僕は、ある日縁側で仰向けに寝ていました。
頭だけ外に出して青空を眺めていると、雲がゆっくり流れています。
そのとき僕は雲が流れているのではなく、僕の乗っている地球がゆっくり回転しているように感じて、思わず「わーっ」と声を上げました。自分を乗せた地球が、ゆっくり回転しながら発する「ずーーー」という音が、地の底から僕の背中に伝わってくるような気がしました。
興奮した僕が父親にその発見を告げると
違う方に雲が流れているときは地球は違う方向に回転してるんか?と言われてはっとしました。
でもその時ほど地球の自転を身体で感じたことはありません。
動くのは我か雲か。

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