わたくしは昔からハンカチと云ふものに疎遠であった。
小学校の低学年では持物検査と云ふものがあって、名札や帽子や上履き入れなぞとともに、きまってハンカチの所持を義務付けられていたから、
わたくしもやむなく黄色いハンカチを携帯するようにはしていたが、このハンカチをついぞ使ったことがない。
ひとは使わぬものをいつまでも携帯するものではないから、わたくしもいずれのときからかはわからぬがハンカチのことはすっかり失念してしまった。
ハンカチなぞなくてもわたくしは全く困らぬのだ。
だが世間ではハンカチを持たぬものに対してまるで生来の不潔漢のように蔑んだ眼で見るもののようである。
わたくしとて他人の目を気にせぬではない。
努力をして、なんどもハンカチを携帯しようとしたが、三日と続かぬ。わたくしはハンカチに縁がないのであらふ。
そう思って此の歳まで過ごしてきたが、先日テレビで石塚某君がふぅふぅ汗をかいてそれをハンカチで拭きながら食事をしているのを見て気が付いた。
わたくしは食事をしても石塚某のように滝のような汗はかかぬ。更に言へば昨今は手水へ行っても使い捨て紙タオルがあるゆえハンカチは不要である。
わたくしにはハンカチはいらなかったのである。
そういう訳でわたくしは今後もハンカチを携帯しないであらふ。
2011/07/31
夏だ!カメラだ!広角だ!
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70年代臭さが強烈なキャッチコピーで今日はご機嫌を伺います。
写真はOlympus E-P2 + M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
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この川蜻蛉はAF MICRO NIKKOR 2.8/55です。
2011/07/28
悪魔モニター
おとといのブログで悪魔のことを書いたけど
ふと考えてみれば悪魔の電話が鳴るのは大事な局面だけじゃないですね。
僕は結構短気なのでバック・トゥ・ザ・フューチャーのマーティー・マックフライみたいに
ちょっとしたことで感情が暴発して自分を制御できなくなってしまう。
ニュースや新聞で凶悪犯が捕まったときに彼らはしばしば「その時私の心に悪魔が入ってきた」という。
自分で制御できない獰猛な未知の感情は自分の外からやって来ると思っているのだろう。
だがそれは間違いだ。
僕たちはただ彼がいつも僕達の心の片隅にいてずっと待機しているということを知らないだけなのだ。
悪魔は「外から」やってくるのではない。
悪魔はもともと僕達の心の中にあって、彼を養っているのは実に僕達自身なのだ。
最近のテレビはメイン画面の片隅に別のチャンネルの番組を小さく表示したり出来るけど
あんなふうに心の片隅に常に悪魔モニターを表示するようにすれば
彼がおとなしく新聞を読んでいるか常にチェックできる。
これはすごく便利。
ふと我を忘れそうになったら悪魔モニターに注目だ。
彼が読みかけの新聞をテーブルに置いたらさぁ大変!
2011/07/27
Still Crazy After All These Years
I met my old lover
On a street last night
She seemed so glad to see me
I just smiled
And we talked about some old times
And we drank ourselves some beers
Still crazy afler all these years
Oh, still crazy after all these years
夕べ道で
昔別れた彼女に会った
彼女は僕と会えてうれしそうだった
僕は寂しげに笑った
僕らは少し昔の話をして
再会に乾杯した
いつまでたっても僕はばか
こんな歳になってもあいかわらずばか
I'm not the kind of man
Who tends to socialize
I seem to lean on
Old familiar ways
And I ain't no fool for love songs
That whisper in my ears
Still crazy afler all these years
Oh, still crazy after all these years
わかるだろ
僕は社会に溶け込めるタイプじゃないんだ
生き方を変えられるほど器用じゃない
世間受けするような甘ったるいラブソングなんか作れない
いつまでたっても僕はばか
こんな歳になってもあいかわらずばか
Four in the morning
Crapped out, yawning
Longing my life away
I'll never worry
Why should I?
It's all gonna fade
朝の4時
僕はあくびをして
このどうしようもない人生がさっさと終わってくれることを願いつつ
ベッドに倒れ込む
どうして不安に思うだろう
どうせいつかは消えてしまうのだ
Now I sit by my window
And I watch the cars
I fear I'll do some damage
One fine day
But I would not be convicted
By a jury of my peers
Still crazy after all these years
Oh, still crazy
Still crazy
Still crazy after all these years
今僕は窓際に座って外を見ている
車が走っているのが見える
僕は恐れている
ある穏やかな日に僕が
何かとんでもないことをやらかしてしまうのではないかと
でもきっと僕は僕の素敵な陪審員たちのおかげで無罪になるだろう
いつまでたっても僕はばか
ほんとにばか
ばかだよ
こんな歳になってもあいかわらずばかだ
"Still Crazy After All These Years" Paul Simon 1975
2011/07/26
悪魔に電話をするなかれ
例えば君がだよ、決して失敗を許されない大事な仕事をスタッフと一緒にやっていてだね
一番むつかしい局面で気の利かないスタッフがミスをする
ミスというのは、まあ大体においてそういう場面で
狙いすましたように飛び出してくるわけだが
さてそこでだ
君が腹を立てたりイライラすると
悪魔のところの電話が鳴る
悪魔は読みかけの新聞をテーブルの上に静かに置いてだね
あの例のコウモリみたいな羽根を広げてまっすぐやって来る
そして事態は必ず目を覆うような惨状に移行する
だからね
腹を立ててはいけない
つとめて冷静に
こっそりと仕事をすることが肝要だ
夜中に泥棒が
屋根裏をつま先で歩くようにひっそりと
そして君がイラついていることを
けっして悪魔にさとらせてはならない
腹を立てたら悪魔のところの電話が鳴るんだ
ほんとだよ
2011/07/24
辰野クオリティー
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昨日に引き続き今日もE-P2にM.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0を付けて。
View On Black
オリンパスの名レンズの多くは長野県辰野の工場で作られるため辰野クオリティーと呼ばれているそうです。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0も辰野製。
気合を感じます。
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この写真は少しトリミングしましたが他の写真はすべてNo Trimmingです。
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最短撮影距離は20cmですがレンズの先端から対象までは15cmくらい。
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広角は撮り慣れていないのでむつかしい。
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つい標準レンズのような撮り方をしてしまいます。
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怪しい写真をイチマイ。
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F8.0まで絞るとほぼpanfocusになります。
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錆びたトタンのザラザラした質感がよく出ています。
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オリンパスのこのレンズの紹介のページには
英字の看板のある路地の写真が載っています。
あんな写真が撮りたくて購入したんですが
パンフォーカスの似たような写真が取れました。
だいぶ趣は違いますが(笑)。
右手前1/3の暗いブルーグレイのトーンが気に入っています。
ぜひView On Blackで御覧下さい。
って、どう見るかは見る方の勝手なんですが(笑)。
2011/07/23
M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
View On White F8
予約でレンズを買うなんてはじめて。
View On White F2
昨日発売だったんですが今日の午後ようやく届きました。
View On White F3.5
さっそくE-P2に装着して写真散歩。
View On White F8
切れ味はDP1の方が上だけど良いレンズだと思います。
View On White F8
オリンパス・ブルー。
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何と言っても姿がいい。
View On Black
見ているだけで気持ちがホクホクしてきます。
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2011/07/17
2011/07/15
7月15日
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近くの釣り場へ娘と二人で鱒釣りに行ったけどオフシーズンだった。
靴のまま川に入ってジャブジャブ歩く。
靴と靴下をぶら下げてハダシで歩いて帰る。
Tシャツから出た腕が赤く日に焼けた夏の一日。
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