ローパスレスや高画素化など、すべてを克明に写しとってしまうハイテク化の流れの中で
ピンホールやフィルムなどのローテクがまだ命脈を保っているのは不思議なことだ。
カメラの世界もハイテクとローテクに二極化しているのだろうか。
ハイテクは全てをすくいとって克明に提示するが
撮影者が何を提示したいのか焦点がわかりにくかったり
焦点がないまま輝きに任せて提示してしまうこともある。
ローテクは撮影者がテーマをしっかり持っていないとすべてが「ぼんやりの海」に沈んでしまうが
そのことが逆にテーマを生き生きと浮かび上がらせているのかもしれない。
その豊かな「ぼんやりの海」からひとは今でも豊かな実りをすくい取る。
そしてまたローテクにはリアルの復権という側面もある。
何人もこの世界を汚れずに生きぬくことは出来ない。
汚れのないピュアな世界があの世とすれば
汚れはこの世の刻印であり
そのざらついた手触りを思わせるテクスチャは僕達にリアルを呼び覚ます。
すごいね、これ。いいと思う。
返信削除chinさんありがとうございます^^。
返信削除ピンホールもやりましたが、面白いですね。
返信削除D800Eの対極ですね。
以外に、ベス単を D800Eはよかったです。
でも,結局
何を撮りたいかですね。
swingphotoさんありがとうございます。
返信削除昔テレビはローテクだったけど楽しい番組にあふれていた。
いまはその逆ですね。
ハードの進歩とソフトの充実は反比例する宿命にあるのでしょうか。
皮肉な話ですが。