強い日差しを避けてずっと室内で読書をしています。
青木 薫「宇宙はなぜこのような宇宙なのか――人間原理と宇宙論(講談社現代新書)」。
rare=Godという趣旨の内容だったらきちんと批判しておかなくてはと思って買ったけど、全く違っていて
人間原理から導かれる物理定数の特殊性がむしろ宇宙が一つではないことの証左でもあるという話。とても面白かった。
本を読むことの楽しさの一つに「頭がスッキリした」とか「見晴らしの良い所に立てた」というのがあるけれどこの本はまさにそう。
続いて小林秀雄の「本居宣長」を読み始める。
これは今から34年前、同じ下宿で大学浪人していた友人が「自分の人生を変えた」と紹介してくれた本。
青春時代にはそういう、真っ暗な中で線路のポイントを完全を切り替えてしまうような特異な読書体験があるものですね。
でも内容はかなりハード。古文満載で四苦八苦です。
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