2013/09/20

自分を感動させる写真が撮りたい。

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写真を撮ることを趣味にしている人はみんないい写真を撮りたいと思っているはずです。
でも自分がはたしていい写真を撮っているかどうかをきちんと把握するのは難しい。
ひとの写真は正しく評価できても、自分のこととなるとわからないものです。

そこそこ満足できる写真が撮れたとしましょう。
これっていい写真なんだろうかという疑問がわいた時に
その良し悪しを分ける分岐点となる自問はどんな語法をとるだろう。

「私はそれに満足しているか?」
「私はそれに納得しているか?」
「私はそれをいいと思っているか?」
これらはいい写真のための必要条件ですが十分条件ではありません。

(例)
うさぎならば毛がフサフサしている。
しかし毛がフサフサしていればうさぎかといえばそうとは言えない。
このとき毛がフサフサしていることはうさぎであるための必要条件ですが十分条件ではありません。

ではいい写真のための十分条件とは何か。
それはたぶん「その写真にはそれを見るひとをmoveする力があるか?」という問いではないでしょうか。
具体的には一番身近なひとである私を感動させる力があるかどうか。
自分が撮った写真なのに自ら何度も見たくなる欲望に駆られるかどうか。

そういう判断基準を持っていればひとになんと言われようとも
ひとりよがりと言われようとも、それがいい写真なんだと僕は思います。

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