2019/06/03

Oris Big Crown Pointer Date

Oris Big Crown Pointer Date 80th Anniversary Edition


オリスの時計を買った。正式名は"Oris Big Crown Pointer Date 80th Anniversary Edition"。
僕は時計マニアではないのでこのオリスというメーカーのことはほとんど知らなかった。
調べてみるとこの会社はいわゆる高級時計ブランドではなく、実用時計をリーズナブルな価格で提供することをモットーにしているらしい。
スイスの小さな、しかしパイロット時計の製作では歴史のある機械式時計の老舗。クォーツの波に飲まれて一時は経営存続も危ぶまれたがなんとか乗り切って今も堅実な仕事をしているとか。 ま、どちらかといえば地味な会社。

僕は二年前に体調不良で退職してほとんど家にいる。
たまに非常勤の仕事に行くと今日が何日なのかがわからない。
そもそも今日が月のうちの前半なのか後半なのかもわからないという体たらく。それでカレンダーを部屋に2つもぶら下げたりしたけど。
カレンダー付きの腕時計というのもあるが僕の脳はとてもアナログだ。
今が月のうちのいつごろかがひと目で分かるような時計があればいいのに。
つまり文字盤の円周に一ヶ月の日付が刻印されていて、針が今日の日付を指差すという仕組み。
それで見つけたのがこの時計。上の写真では12時方向に赤いポイントが1を指しているのはこの日が6月1日だから。
こういうのをポインターデイトというらしい。

ポインターデイトは実は他社も出していて、僕が調べた範囲ではオリエントのRK-AM0001S、WZ0101DE、DE0302E、シチズンのAP1050-56L、AP1050-56A、AP1052-00Aなどは手頃な価格だし、同じくシチズンのカンパノラEC4000-03Aは高価だけど美しくてとても魅力的な時計だ(これは今は入手困難だけど)。

僕はちょっとマイナーだけど知る人ぞ知るみたいな製品に惹かれてしまうクセがあるのでオリスに興味を持った。
この製品は去年の暮に発売になって、限定販売ではないけどそろそろネットでも入手困難になりつつあった。
でもこれを買うと念願のCarl Zeiss Distagon 35mm F1.4資金がパーになってしまう。 それでも結局購入に踏み切ったのは このサイト(リンク)を見たからだ。

で買ってみてどうだったかというとケースの金ピカがちょっと気恥ずかしい。
ギザ十みたいなコインエッジベゼルもクラシックというよりチープだ。うーん、どうなのか。
ただこのケースはブロンズ(青銅)なので酸化していい味になるはずだ。緑青まではいかなくとも古い十円玉みたいになればいいなと思ってさっそく塩水を浸したティッシュで覆って一晩置いて翌朝みたらまだらに酸化して汚くなった。
それでピカールを綿棒につけて磨いたらきれいになって、おまけに金ピカ度が薄まったので一安心。あわてずゆっくり酸化を待とうと思う。今はヒルシュヘリテージのベルトが届くのを楽しみに待っているところ。




後日記:ヒルシュヘリテージのハニーが届いたので装着↓

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ちょっと錆びてきて爺(ジジイ)っぽい佇まいがとても気に入っています。








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