2012/10/19

ノリタでポジ

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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia50 EPSON GT-X820

フイルムで写真を撮るに当たって一番頭を悩ませていたのはどのようにして画像をデジタル化するかでしたが
こちらの記事のおかげで解決することが出来ました。「なかまち記念公園」様ありがとうございます^^。
おかげでフィルムのたわみによるピントのズレもなく非常に鮮明に取り込むことが出来ました。











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Norita66 Super Komurit 3.5/150 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

今回画像を見ながらつくづく感じたのは6×6で撮った画像の圧倒的な臨場感です。
手を伸ばせばすぐそこに触れそうな合焦部のリアルさと不思議な立体感。
これは、わざわざ面倒なアナログ作業をする価値は十分にあるなと実感しました。











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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

写真の仕上がりがいいと、そういったひとつひとつの工程も楽しいものです。













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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia50 EPSON GT-X820

写真屋さんのショーウィンドウに飾られていた古いカメラをNoritaでパシャリ。
この写真を撮ったNorita66も40年前の古いカメラです。
一時は持て余して、「ああ、とんでもないものを買ってしまった」と。
いつオークションに出そうかと真剣に悩んでいたのですが、売らなくてよかった^^。










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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia50 EPSON GT-X820

京都は世界的な観光地なので
Noritaみたいな大きなカメラを首からぶら下げてうろついていても不審者扱いされないというメリットがあるし
こういった楽しい看板や古い家並みが残されていることや
それから街そのものが折り詰め弁当みたいにコンパクトなので徒歩であちこち散策できて便利です。
大学浪人時代は勉強に行き詰まるとジャージのままで北から南まで歩きまわったものです。










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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820















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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820















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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

出発点の京都府立植物園へ戻って来ました。
温室に入って撮影を続けます。
これはノリタール80mmにエクステンションチューブを付けて。












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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

ピンぼけですが載せちゃいます^^。













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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

ベルビアは発色の鮮やかなフィルムらしいのですが、フードを付けていてもフレアーが出ます。
何しろ古いレンズなので仕方がないですね。そこはSilkyPixで調整しています。












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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

爽やかな秋空。調整なしの撮って出しです。
そうそう。今回はノリタでポジ撮りも、スキャナーによるフィルム取り込みも初めての試みですが
何より露出計で光を読んで写真を撮るという、これまで経験したことのないことにチャレンジしたのでした。
でも勉強の甲斐もあって(いや運と精確な露出計のおかげでしょう(笑))幸いほとんど露光の読みに外れはありませんでした。










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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

これも撮って出し。
先日GRD4で撮ったものを上げましたが同じシーン。
こちらの方がいいですね。











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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

同じく撮って出しです。
何気ない風景なのに不思議な魅力がある。
中判のレンズで開放F値が2.0だと35mm換算ではF1前後?
そのおかげで被写体が中距離でも前後にボケが生じて絵が立体的になります。
赤瀬川原平さんの「二つ目の哲学」という本に2台のカメラを1キロメートル離して撮った流星の立体写真が載っていて
左右の目の間隔が1キロメートルある巨人から見れば流星も立体に見えるのだという。
そこまで極端でなくても開放F値の小さな中判カメラで撮った写真の立体感は
巨人がマクロレンズで僕たちの世界を覗きこんだようなイメージでしょうか。






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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

右端が露光不足です。以前修理してもらって、ほとんどのショットにはこの不具合が出ないんですが
今でもたまに出ます。よしとしよう。












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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

赤が潰れてしまいました。まあよしとしよう。
ま、事程左様に鷹揚な気分になれるので精神衛生にもいいですね。












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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

これもどうってことない写真ですがノリタで初ポジ記念だから載せてしまいます。
夕方閉園前のかなり暗い公園の、光の読みの練習で撮った一枚。












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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

シャープな構造がステキです。













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Norita66 Noritar 2/80 Fuji Velvia100 EPSON GT-X820

以上長々と書きました。
お付き合いありがとうございました^^。

6 件のコメント:

  1. 素晴らしいですね。
    一枚目の実在感は感服物です。

    全部見ましたが、青色の再現が弱いですね。空はあまり入れない方が良いのかもしれません。
    しかし、青系統が弱い分、黄色と緑の発色が素晴らしいと思います。
    森の中で撮影すると凄く良いのが撮れそうですね。

    今言ったことは完全に僕の主観なので、正解なのかどうかは知りませんが、素直にノリタくんの写真がもっと観たいな~って思いました。

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  2. jawaさんありがとうございます。
    そうなんですよ。色の問題がね。
    Velviaはどぎついほど色が出てしまうかと心配したんですが
    確かにネガで撮った時より発色はいいんですがやっぱり彩度とコントラストが低めです。
    撮って出しと付記した写真以外はコントラストとホワイトバランスと暗部の引き下げ(?)をしています。
    やっぱりレンズの問題なのかな。

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  3. こんばんは~
    なんかいいですね.曼珠沙華が特に好きです.うしろのベッタリしている赤なんて最高です.
    最近流行りのピクセル等倍がなんたらと言うのはいかに無意味なのかと思ってしまいますね.

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  4. とど2号さんありがとうございます。
    いやぁ、曼珠沙華は赤が潰れてしまったので一旦ボツにしたんですが
    まあこんな写真も撮れたということでみなさんの参考のためだからと自分に言い聞かせてアップしました。
    ちなみにこれは遊歩道で(例によって)這いつくばって(笑)。

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  5. スゴイですね!ガツーンときました。
    文中に「圧倒的な臨場感」というフレーズがありましたが、まさにそんな感じがします。
    僕のE-P2とは比べるまでもないですが、D800Eと比べても全然違いますか?

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  6. wataponzさんありがとうございます。
    僕も出来上がった写真を見て驚きました。撮れた写真に驚いたのはシグマのDP1以来です。
    それはつまりE-P2かD800Eかということではなくてセンサーの違いなんだろうと。
    ベイヤー式に対してフォベオンは別物だし、フィルムは更に別物だということなんでしょうね。

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