2010/01/29

欲しい写真

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Large view  E-P2 with Kern Switar 25mm f1.4

スイターで霜に縁取られた落ち葉を。


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Large view  E-P2 with MD ROKKOR 50mm F1.7

30年ほど前のMinolta X-7に付いていた標準レンズをE-P2に装着して撮影。
公園の浅い水たまりに映った冬枯れの枝。


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Large view  E-P2 with MD ROKKOR 50mm F1.7

悪くはないけど、発色がやや地味な印象です。


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Large view  E-P2 with MD ROKKOR 50mm F1.7

マニュアルフォーカスはピントリングを調節して光のボケの大きさを自由に変えることが出来ます。


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Large view  E-P2 with MD ROKKOR 50mm F1.7

こんなふうに。
ボケだけの写真も美しい。


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Large view  E-P2 with LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6

LUMIXのズームレンズでお月様を。
これはトリミングで大きくしましたが、35mm換算400mmだと月は実際にはもっと小さいです。
換算600mmくらいのレンズを買えば月も鳥も大きくきれいに撮れるんですが、まあのちのちの楽しみに取っておこう。

今日写真を撮りながら思ったのは、写真には美しい写真と、欲しい写真というカテゴリーがあるということ。
その間には眼が止まる写真、眼が釘付けになる写真というのもある。
美しくても、眼が止まらない写真というのがあって、
美しくても、欲しいと思わない写真というのがある。
どうしても欲しい、欲しくてたまらない写真というのを撮ってみたい。

写真というのは見たら終わりなんだけど、欲しい写真、盗んででも手に入れて、手元に置いておきたい写真というものがある。
ナニっ!そんな写真があるのか!?

あります。
たとえば中学生が空き地で見つけたエロ本のヌード写真なんかは、やぶって持って帰りたい部類に属する。持って帰っても置いておく場所がないんだけど。

これは見たら終わりじゃなくて、目が釘付けになって、視線を離すことができなくなって、なんとしてでも持ち帰らなくてはならないという、やむにやまれぬ気持ちになる。
好きな女性の写真なんかもそう。
この場合、対象そのものの魅力が写真の魅力のかなりな部分を占めている。

でも、じゃあどんなヌード写真でもいいかというとそうではない。
その写真が、それを見た人の内面を激しくmoveする要素がなくては、欲しいという情動は発動しない。
その、見る人の内面をmoveする要素は撮る人がmoveされた、その足跡を辿って発動する。
我々はその足跡を通じて欲望する。
撮る人がそれを強く欲しいと思わなければ、欲しい写真を撮ることは出来ない。

いや、別に欲しい写真だけがいいというわけじゃないんだけど、そういう写真も撮れたらいいな。

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