その感興というのがとても微妙なもので、画像を仕上げていく過程で良さそうな候補がA, B, C, D, E, F・・・と出来上がってきて、それらは微妙に色合いやコントラストや明度等が異なっているのだが、それらを互いに比較しながら取捨選択し最終的に一つに絞るということをする。その選択の過程で一見眼を引くものがあっても結局それはただ綺麗なだけで何の感興も呼び覚まさないから却下したりする。どんな感興かと言われても答えにくい。華やかとか神秘的とか淫靡とかいった分かりやすい言葉で表現できる感興でないのは確かで、Aの写真とBの写真では心の奥の響きのトーンがちょっと違うだけだったりする。でもそれを頼りに取捨選択する。
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