Sigma dp0 Quattro
2011年にNikon D700を買った。
初めてのフルサイズで舞い上がってしまい同じく勢いで買ったCarl Zeiss Distagon 21mm F2.8を付けて撮ったのが昨日の写真。
そのままではとても地味なトーンだったので昨日はかなり手を加えてアップした。
ああいった現実離れした画像に対する異論はあると思う。奇しくも今発売中の『アサヒカメラ』の特集が【風景写真が危ない!「レタッチしすぎの罠」】というのでオレのことか!?と笑ってしまったけれども、もともと日本の写真愛好家はリアリズム重視。
しかし某写真家の言葉にみられるように海外の写真家たちはレタッチについて自由な立場の人が多い。写真に手を加えることに生理的な嫌悪感を抱いている人も、有名なマグナム誌の過去のiconicな作品が信じられないほど細かい焼き込みや覆い焼き作業の末に出来上がっていることを知れば少しはレタッチに対する印象も変わるかもしれない。
もちろんやりすぎは禁物だ。けばけばしければいいというものでもない。
僕のレタッチに対する考え方を述べさせてもらうなら、「あるシーンを見てあっ!撮りたい!と思ったその心のゆらぎが写真に反映されていないなら、その心のゆらぎを再現するように手を加えることは正義」という立場。
えーと、何の話でしたっけ。あ、そうそう、昨日アップした写真。
Distagonの21ミリは相性が悪くほどなく手放してしまったのでした。高いレンズだったのにうまく使いこなせなかったのです。その後もSamyangの14ミリとかLaowaの15ミリとか、買ってはみたもののやはり使いこなせず売却ということを繰り返します。
その広角苦手な僕が唯一親密感を抱いているのがSigmaのdp0 Quattro14mm(換算21mm)。
昨日アップした写真に触発されて、よ~し、ここは一発dp0であの川を撮ってみるか!と鼻息荒くあれこれ準備して昨夜は就寝。
今朝は早めに起きて8年前に前述の写真を撮った場所へ。ライカを使いだしてから、もう使うこともないし売ってしまおうかと思っていたGitzoのエクスプローラーという重い三脚を背中にしょって、野鳥の会のブーツを履いて川の中に入っていき、三脚にセットしたdp0にレリーズをつないで撮ったのが上の写真です。
昨日アップした写真と同じ構図で撮りたかったのですがあの写真のような光が射していなかったので川の反対側を撮影。
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