2008/11/03

下野

SDIM4897a
View large
ホオズキかと思って調べたら全然違いました。
アブチロン(浮釣木) 別名チロリアンランプというそうです。
これはまだ蕾です。ハイビスカスみたいな形の花が咲きます。

SDIM4890
カリンの幹。なまめかしい木肌。


SDIM4884
View large
ピンク色のサザンカ。ツワブキの大きな葉っぱの上にアゴをのせています。


SDIM4940sc
View large
今朝の最大の収穫はこれ。歩道脇にひっそり咲いていました。
名前がわからなくて苦労しましたがようやく判明。
下野と書いて「しもつけ」と読みます。


SDIM4908a
View large
普通は6月頃に咲くらしいんですが秋に少しだけ咲くこともあるらしい。


SDIM4914a
View large
これとよく似たのにシモツケソウというのがありますが、それは草本で葉っぱがカエデみたいに広がっています。これは小さいけど木本。


SDIM4920
View large
シモツケというのは地名で、今の栃木県に当たるらしい。


SDIM4928a
View large
この花が最初に見つかったのが下野の国だったからだとか。


SDIM4946
View large

どうして下野と書いてシモツケと読むのか。

むかしこの土地には毛深い人たち「毛人(もうじん)」が住んでいた。
毛人が住む土地なので毛の国、毛野国(けのくに)と呼ばれた。
毛野国はやがて上毛野国(かみつ けのくに)と下毛野国(しもつ けのくに)に分かれた。

奈良時代に全国の国名が漢字2文字に統一された。
そのとき下毛野国から「野」をとって下毛国にしようとしたが
下毛の国では印象が悪いため(たしかに(笑))、「毛」をとって下野国(しもつけのくに)にした。
つまり、漢字からは「毛」が落ち、読み方からは「の」が落ちてしもつけとなった。
ということらしい。


SDIM4931
View large
シモツケの蕾。


SDIM4934a
View large
シモツケの蕾と葉っぱ。
話せば長いけど可憐に美しい下野の花です。

7 件のコメント:

  1. チロリアンランプにハートわしづかみ!
    なんて可愛らしいたたずまい!そしてキュートなネーミング!
    こんなの見たこと無いっ!見たこと無い〜っ!
    いいな〜、いいな〜、と興奮っ。そして暫し観賞。
    落ち着いたところで、「しもつけ」ですが
    相当小さい花なのでしょうか?開いた状態の花がなんだか造花みたいな作りになっていて「舞子さんの花かんざし」みたいですねぇ。
    うん、名前から「毛」が削除されて本当によかったです。
    今日は実家に帰っていたのですが、5ミリほどの「雹」が降り
    庭に出していた鉢植えを慌てて家の中へ避難させたのですが、
    そのいつに無い激しい動きで「腰悪化」です。
    今、札幌に戻り腰をクネクネさせながら夕食の支度をし腹ごしらえ終了。
    これからTV見ながらまたクネクネです。
    yam

    返信削除
  2. おおyamさん、リアルにホットなコメントありがとうございます。
    かわいいでしょ!名前もステキです。
    でもチロリアンランプってそもそもどんなものなんだろうって調べても、ネットでは見あたらないんです。
    スイスにこういう形のランプがあるんでしょうか。わかりません。
    浮かんでくるのは千鳥まんじゅう本舗のお菓子。
    「チローリアーン」(知ってる人は知っている)。

    下野の花はそれぞれがすごくちっちゃいです。5mm位かな。
    地面から30cm位の所に咲いている花に目一杯カメラを接近させて撮りました。歩道にしゃがんでいろいろやってる姿はとてもあやしい。
    同じく犬の散歩の人たちも疑惑の視線で僕の横を通り過ぎていく。
    愛犬チャーリーも「だんな!いい加減にして下さいよ。おいらにもご近所の犬仲間に対する体裁ってもんがあるんだ」と吠え立てる。
    過酷な撮影環境でした。yamさんも腰をお大事に。

    返信削除
  3. チロル地方の人を「チロリアン」と言うのではなかったか?
    (ここでボヘミア〜ンのメロディが頭に…。いけねぇ、また話が膨らむところだった。)
    手芸用品に「チロリアンテープ」というのがありますよねぇ、
    アルプスの少女ハイジが着ているスカートに施されていそうな装飾とでもいいましょうか。
    ハイジの山小屋にぽつんと灯る、暖かみあふれる灯り。
    雪景色の中の赤い灯りって感じがしますねぇ。
    それにしても!
    「チローリアーン」が気になる!
    アーン=餡なんだろうか?
    「マクロの旦那、そいつぁ旨いんですかい?」
    yam

    返信削除
  4. チローリアーン。
    千鳥饅頭本舗によれば「チロル渓谷に古くから伝わるロールクッキーに、千鳥屋独自のアレンジを加えた「チロリアン」。コーヒー・バニラ・ストロベリー・玉露・ごまの5種類の味と、チロリアンハットはレモン味・コーヒー・ストロベリーの3種類の味、チロリアンには中にチョコレートをコーディングしたチロリアンチョコレートもございます」とのことです。
    福岡の千鳥饅頭を作っている会社ですね。僕も食べたことはありませんが、テレビCMの「チローリアーン」というジングルだけが記憶に残っていました。

    詳しくはこちらを(笑)。
    http://item.rakuten.co.jp/tirolian/c/0000000118/

    返信削除
  5. 千鳥饅頭本舗。寛永七年(1630年)創業です。すごいですね。
    なぜ福岡にチロリアンが!
    と言う疑問ももっともです。社長の奥さんがそちらの出身だったという噂があります。
    http://botayama.blog.ocn.ne.jp/nobi/2008/06/a.html

    http://www.chidoriya.co.jp/shohin/chirorian/chirorian.html

    お暇な方はこちらもどうぞ(笑)。
    http://goinkyo.blog2.fc2.com/blog-entry-512.html

    返信削除
  6. チロリアンを入手。
    大きなコロンみたいだった。
    見た目を裏切らない予想通りの味。
    チロリアンの事を気にかけていたら
    市内のデパートのうまみもの大会で遭遇!
    ここで会ったが百年目!(いえ初めましてです。)
    こんな偶然ってなんだかスゴイ!
    yam

    返信削除
  7. おお、チロリアンを入手されましたか!
    どうかしばらくの間しみじみとスイスの味覚をお楽しみ下さい。

    千鳥饅頭本舗 販促部長shinでした(笑)。

    返信削除

twitter