2009/02/12
万博でみんぱく
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万博へ行ってきました。
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20年ぶりに見る太陽の塔はあいかわらずド迫力。
岡本太郎先生は偉大なり。
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太陽の塔の背中。
おそろしい。
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太陽の塔の横には梅林があります。昨日は梅を撮りに行ったのです。
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犬の散歩写真家を自称する僕としてはめずらしく写真を撮りに車でやってきたなり。
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前の日に天気予報を見たら曇りのち雨。
これは絶好のカメラ日和。
晴れより曇りの方がきれいに撮れるんですよ。
おまけに雨なんか降れば花びらに雫が付くし。
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ネットで万博公園の梅の開花状況を調べたら「咲き始め」だったけど
行ってみたらこんなに咲いてます。
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人出もまだそれほど多くないし。
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いっぱい写真が撮れました。
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梅も桜も紅葉もそうだけど、どうしても「撮らされちゃう」んですよ。
僕等の脳には典型的な梅の写真が出来上がっていて、どうしてもそれをなぞってしまう。
このパターンに嵌る誘惑から抜け出すのは容易ではない。
たとえ抜け出しても何だか奇をてらった写真になってしまう。
花に罪はないけれど、僕等の文化の中には、このように非常に強く特定の意匠に収斂する文物がある。
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それは強く僕等を呪縛する。
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いっそオリジナルであることなんかあきらめて梅入り菓子の包装紙のようなデザインで撮ってしまおうかという誘惑はあらがいがたい。
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誘惑に負けて。
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誘惑にあらがう。
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梅との戦いを終えて(笑)、次はお勉強だ。
いや、民俗学に興味はないけど万博公園には国立民族学博物館がある。
420円で入れます。
通称「みんぱく」。
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中にはいるとそこは魔境です。
人類が作ってきたありとあらゆるものが所狭しと展示されています。
迷路のように入り組んだ施設の中は、行けども行けども人間の作った物ばかり。
う~ん。豊饒です。
まさに豊饒の館です。
めまいがしてきました。
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これはモンゴル人の住居「パオ」。
中はラジオなんかが置いてあったりして人が住んでいたまま再現されています。
「みんぱく」には船や住居といった、すごく巨大なものも、「ほらよ!」という感じで無造作に展示されています。
好きな人にはたまらんだろうな。
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これはねぶたです。
でかい!
そして広い。
ゆっくり見て回ったら一日かかるだろう。
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みんぱくの中にはレストランがあってインド人が本場の土窯で焼くナンが食べられるなり。
実はこれが目当て(笑)。
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みんぱくランチ。1500円也。
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来ました。ナンがでかい。
トレイからはみ出してます。
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さすがに美味でした。
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カレーは二種類。右側のが豆の入った甘口のカレー。
左はエビの入った辛口のカレー。
満足して帰宅の途につきました。
太陽の塔にもあえたし、梅の写真もいっぱい撮ったし、みんぱくランチも食べたし、
いやー、堪能したでごわす(なぜか鹿児島弁)。
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今回はまた、ツッコミどころの多い感じで。
返信削除どーしても言いたいのは梅の後姿。
今まで結構いろんな花の裏側は見てきたけども
18枚目からいきなり、なんていうか、すごく尊敬している人の後姿…えと、後頭部あたりを初めて見てしまったような、バーコードおやじのお辞儀を真正面から見てしまったような、なんていうか表現しづらいけど見てはいけないものを見てしまったような感じで、こっちが恥ずかしくて目をそらしてあげなきゃいけないような、あーごめんなさい、なんかドキドキしております。ふぅ。
おお、とかげさんサンキュです。
返信削除いやー、これはね。こっちが裏側と思うから問題なんであって
本来花に表も裏もないんですよ。
でもあえていうなら、
実はこっちが表なんです(力説!)。
そう考えるとシベのある方がスカートの中身みたいで卑猥です。
バーコードは個人IDですから、おやじも実はこちらが表です。
そう考えるとバーコード側の方がデジタル的なすがすがしさがありますね。
yamです。
返信削除お花の裏側、私もコレなんだか好きですね〜。
大昔の恋人の事を思い出しました。
yamにもうぶな20代があったわけですが…そのころ
今でいえばイケメンの男子と恋人同士となった私、
特に美人でもない自分がイケメンとツーショット…………。
なんとなく緊張するし、疲れるなぁ〜なんて思っていたのでした。
しかし、ある日の事。
スニーカーの靴ひもを直す彼を上から見た時
いつもと違う角度で見る彼は、実に無防備な立体だということを発見したのでした。
それからはイケメンぶりに緊張する事も無くなって
彼の爆発的なくしゃみや、寝顔の口が100%開いている
なんて事を発見するのがうれしかっただなぁ…。(遠い目・・)
違う視点をもつというのは大事な事ですぞ!いろいろ応用もききますしね!
ん? 脱線したか、私?
それともうひとつ、13枚目の空と花の色合いが
と〜ってもカワイイっすね〜。Baby Blueの空の柔らかい印象
枝の曲線は動きがあって、シンプルでいて華やか、品の良さは
さすが「わび」写真家!よっ!日本一!
ん? やりすぎたか、私?
それにしても、梅の花のシベは長いですね
返信削除花びらからはみ出すシベ
鳥さんにも対応するためなのかなぁ
ガクの形、花と同じ形なんですね
シワも面白いです♪
インド人が焼いたナンが美味しそうですね!
shinさん ナイスなビートルズ本 嬉しいです!!
うーん、yamさんのお話よかったです。
返信削除イケメンの彼の横で緊張しているyamさんが目に浮かぶようでした。
ふとしたきっかけで人の印象ってがらっと変わりますね。
でもひとに対する見方が変わるためにはこちらの心が頑なになっていないことが前提だし、yamさんの彼に対する印象が変わったのも彼を受け入れる素地ができていたからなんでしょうね。
微笑ましい思い出です。
yuukoさんサンキュです。
返信削除うん、シベが長いなと思ってたらyuukoさんもそう思われましたか。
梅の蜜は鳥も吸うんでしょうか。ハチドリだって蜜を吸いますもんね。なぜか映画「悪名」を思い出しました。
朝吉「なんや、またお前か。」
清次「あたりまえでんがな。梅に鶯、松に鶴、朝吉に清次はつきもんでんがな」
あんまり関係なかったですな。
ビートルズ本、喜んでいただいて何よりです。
あれは月刊Playboyのおまけですが本体の方は捨てちゃって、あれだけ残っていたんです。
お役に立てて良かった。
70年の万博の年に大阪に一年住んでいました。
返信削除まだこの塔はあるのですね。
久しぶりに見てびっくりです。
このカレーセット、ご飯が少なくありません?
SNOOPYさんサンキュです。
返信削除そうか。SNOOPYさんもむかし大阪におられたんですね。
塔の周囲は芝生になっていてバラの花壇が取り囲んでいます。みんな塔を仰ぎ見て「でっかいなー、すごいなー」と口々に言っています。
万博公園には各国のパビリオンのあった場所に、ここに何々館があったという小さな石碑のプレートだけが残っています。
この広大な公園に、結局残ったのが太陽の塔たったひとつというのがその日僕が受けた強い印象でした。
映画「猿の惑星」でチャールトン・ヘストンが朽ち果てた自由の女神の頭部を発見して慟哭する場面がありましたが、日本でこの映画を撮ったら主人公は太陽の塔を見つけて慟哭するんだろうなと勝手に想像したりしました。