シャーロック・ホームズとワトソンがキャンプに出かけた。
夜の12時をすこし過ぎたころだろうか、寒さでふと目を覚ましたホームズは隣で寝ていたワトソンに声を掛けた。
「ワトソン君、あの星空を見たまえ。君はあの星を見て何を推理するかね」
「あー、えーっと、水素核融合によって光を発しているのが星というもので、その星が何十億も集まったものが銀河で、その銀河も宇宙には何十億とあって、つまり宇宙には星が無数にあるんだな。恒星が惑星を持つ確率は百万分の一で、その百万分の一が酸素を持っていて、さらにその百万分の一が生命を持っていて、さらにその百万分の一が人間のような文明を持っているから、可能性は非常に低いけど、僕等は決して一人じゃないんだね」
「ワトソン君、われわれはテントを盗まれたんだ」
「あー、えーっと、だからさ、銀河では星が死んだり生まれたり。僕たちの体内では例えば頭皮下1ミリの場所で髪が作られたり抜けたり。僕たちのテントが盗まれたって、その作業は変わらず続行だよぅ。けど寒いね、あは。」
返信削除とかげさんの続き。
返信削除「それにね、ホームズ。
このテントは天井が高すぎて風が吹き込むけど、盗まれてはいないんだ。
そのテントの名前を「天空」と言うんだよ。」
あ~オチをつけられなくて赤面(笑)。
続き
返信削除「つまり赤面とはさ、ホームズ。言うまでもなく赤色偏移のことだけどね、地球を取り巻く宇宙は加速度的に地球から遠ざかっているんだよ。だからそのうちに我々の空間の取り分は広大なものになって、人口過密化の問題なんてすべて解決してしまうんだ。」
う~、まだまだ続くテント地獄。
返信削除むかし「大空テント」さんという芸人さんがいましたが。