僕は読書しながら傍線を引くのにクラッチペンシルやシャープペンシルをよく使う。
これは最近見つけた1.3mm芯のステッドラー771(アマゾンへのリンク)。
三角軸×滑り止め加工付きのグリップで筆圧の弱い方でも書きやすいというのが売り文句で、外観のかっこよさと僕の好きな太軸に惹かれて購入したのだが使ってみたら僕には合わないということがわかった。
僕は本を読みながら筆記具を手の中で転がしたりクルクル回したりするのだが三角軸では手の中で転がらない。
それから僕は太くて重たい筆記具が好きでKawecoのSketchUpの5.6mm芯のクラッチペンシルや同じくSketchUpの2mm芯のシャープペンシルを愛用している。これらは真鍮製だけあって重さが40gもあるのだがこのステッドラーは18.5gしかない。
そんなこと、買う前に調べてみればわかることじゃないかと言われてみればそれまでだが手の収まりや使い勝手は実際に使ってみなければわからない。文具好きならわかってもらえると思うけど。
で、どうしたもんか。転がらないペンを手の中で無理矢理転がしたり我慢してシコシコ使ってみたが、やっぱりダメだ。
軽い!軽すぎるぞキミは!と叫んだあげく、ふとひらめいた。
重くすればいいのだ。
滑り止めグリップを外して粘着性鉛テープ(リンク)をグルグル巻き付ける。
これで重くはなったがフロントヘビーだ。ちなみにこの時点で30g。
三角軸の稜線をヤスリで削って無理矢理六角にする。クリップも鋸で切ってしまう。
そして鉛テープをそのままお尻まで巻いてしまう。これで42g。Kawecoに匹敵する重さになった。
もう洗練されたステッドラーの面影は微塵もない。
哀れだ。しかしこれはある意味ヘヴィーデューティーだ。ヘヴィーメタルだし。
重い!重いぞキミは!そして転がるぞ、キミは!
ギョッとする見た目にすこぶる満足。
鉛中毒を危惧される方はこちら(リンク)を。
筆記具を舐めないこと。使ったあとは手洗いを。
追記:念のため鉛テープの上からブチルゴムテープを巻いた。梱包芸術のようになってしまったがこれで万全。
後日追記:
と思ったがブチルゴムテープはいつまでたってもベタベタするので前半分に適当な幅に切った日本エラスター極薄滑り止めテープ(リンク)をグイグイ引っ張りながら巻いた。
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