Nikon D850 Lensbaby Velvet85 85mm F1.8
最近は午前3時半から4時過ぎに目が覚めることが多い。寝床でまどろんだまま自分の人生のことを考える。つい昨日のように鮮明に記憶に残っている時代はどれも3~40年ほど前のことばかりだ。あれから40年も経ったなんて!といつも驚く。その40年間はもちろんその日その日は激動の日々だったけど、おしなべていえばそれは仕事で走り回っていた日々で記憶が薄い。そんなわけはないと一つ一つ反芻すれば出来事はいちいちくっきりと姿を現し、確かにそれらの集合としての40年なのに総体としてのイメージはモノトーンだから狐につままれたような気にもなる。人生の前半がゆっくりしたカラー映画なのに、後半はまるで早回しのモノクロ映画のようだ。全編カラー映画みたいな人生を過ごす人もいるのかもしれないけれど。
写真は最近ハマっているリリパットレーンというミニチュア模型。リリパットというのはスウィフトのガリバー旅行記に出てくる小人国の名前で、リリパットレーンは1982年から創業者のデヴィッド・テート氏が亡くなる2017年までの35年間イギリスに存在したミニチュア手作り工房。これは2005年製のYULETIDE HARBORというタイトルのミニチュアで、実在のLynmouth Harbourの情景をミニチュア模型にしたものらしい。単3電池二本で窓に明かりが灯る。
部屋を暗くしてベルベット85を着けたNikon D850で撮影。
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