2012/01/27
Samyang 14mm
View On White
ニコンのフルサイズ用の超広角レンズといえばAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDが有名で
すばらしく評判のいいレンズですが、価格も20万円弱となかなかなお値段です。
超広角という画角は普段あまり使わないので
そのために超高級レンズを買うというのはアマチュアとしてはつらいものがあるわけです。
今回入手したレンズは韓国製のSamyang 14mm F2.8 ED AS IF UMCで価格は驚きの二万円台。
Nikon D700 with Samyang 14mm F2.8
Large view
EDレンズという高級レンズが使われているのになぜそんなに安いのか。
それはもちろんフォーカスがフルマニュアルだったり電子接点がなかったりといった理由もあるけど
歪曲がけっこう強いことが一番大きな理由かもしれません。
このレンズで撮った画像は「陣笠歪み」といって真ん中が凸で端が凹になります。
凸や凹だけだったらレタッチしやすいんですが
凸と凹の組み合わせなので補正が難しい。
Nikon D700 with Samyang 14mm F2.8
Large view
シルキーピクスで歪曲率をマイナス19、中央側に37で補正したのがこの写真です。
ちょっとまだ歪んでいますがこんなもんでしょうか。
有志によるPhotoshop用の補正アドインも出回っているみたいですが僕はフォトショを使わないし
この手の歪みは僕はあまり気にしません。
以下の作例はすべて歪み補正なしです。
Nikon D700 with Samyang 14mm F2.8
View On White
F2.8の開放です。実際の周辺光量落ちはこんなに強くはありません。
あくまで作品です^^。
Nikon D700 with Samyang 14mm F2.8
Large view
F16.0でY字路を撮ってみました。
Nikon D700 with Samyang 14mm F2.8
Large view
ズイコーの12mmやディスタゴンでも撮っている塀です。これもF16.0
Nikon D700 with Samyang 14mm F2.8
Large view
F16.0
描写はシャープで力強い。とても2万円台のレンズとは思えない。
Nikon D700 with Samyang 14mm F2.8
Large view
F11.0
右端に太陽が入っていますがフレアーやハレーションはよく抑えられています。
ま、絞っているからこんなもんか。
でもこれだけ撮れれば十分じゃないかな。
Nikon D700 with Samyang 14mm F2.8
Large view
F2.8で最短距離撮影。
超広角で開放で撮る人はあまりいないと思うけど一応。
もう一つの問題点は超広角ゆえにファインダーではマニュアルフォーカスのピントの山がほとんどわからないこと。
きちんとピントを合わせようと思ったらライブビューで目一杯拡大表示する必要がある。
それと片ボケの個体が混じっていることがあるらしいので、買ったら早めのテスト撮影が必要かも。
というわけで僕としては十分満足のサムやんでした。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
サムやんいいですね!
返信削除拝見した結果、やっぱり逝こうかと思います。
私は最後の開放近接を撮りたいです^^
ところで現像ソフトで歪みを補正する件、
気が付きませんでした。
私のCosinaも相当歪むんですが、ソフトで補正できるなら
是非やりたいです。
教えていただいて、ありがとうございますm(..)m
photosukeさんコメントありがとうございます。
返信削除超広角は以前からずっと欲しかったんですがなかなか価格的に手が出せなくて。
たまたまこのレンズのことを知って、さらにこのサイト(←リンクへ飛びます)の作例を見て購入を決心しました。
すごくコストパフォーマンスの高いレンズだと思います。
レンズ歪曲補正は僕もあまり詳しくないんですがソフトをいじるのは嫌いじゃないので^^。
ちなみにフォトショでの歪曲補正は価格.comでこちらの方(←リンクへ飛びます)が詳しく記載されていますのでご参照下さい。
返信削除ただしキャノン版に載っている情報なのでExif情報がキャノンに書き換えられるかもしれません(僕は試していないので不正確な情報です)。