2014/04/27

ゲルマンの血を輸血

ABARTH 595 ECU tuning

最近アバルトを買った人も購入を検討中の人も
あまり世間では指摘されていないポイントを今日はいくつかご紹介したいと思います。
いやオレは知ってるぞと。そんなこと今更何だ!というご意見もあろうかと思いますが
そんな声は無視しつつ、慣らし運転中のアバルト595の若葉オーナーである不肖私から取り敢えずショートサマリーをお届けします。

・サベルトシートは窮屈ではないかと一部で囁かれていますが私は快適です。腰の負担が軽くなって腰痛は皆無というのは嬉しい誤算でした。
・レコードモンツァマフラーはうるさいんじゃないかと一部で囁かれていますが、うるさいです。あらかじめご近所に菓子折りを持って回ることをお勧めします。
 ただし運転中はあまり自分の耳には届きません。聞きたいときは窓を開けて顔を出すことです。
・ステアリングが遠いのではないかと一部で囁かれていますが身長175cmの私には丁度です。腕が長いせいかもしれません。
・ステアリングが大きいのではないかと一部で囁かれていますが私には丁度です。全く無問題です。
・スポーツモードではハンドルが重すぎないかと一部で囁かれていますが私には全く無問題です。筋トレのおかげかもしれません。
・右ハンドルマニュアルミッションで足元が狭すぎないかと一部で囁かれていますが私は全く何とも感じません。鈍感なのかもしれません。
・オーディオがショボくないかと一部で囁かれていますが、私の場合レガシィで使っていたサウンドシャキットという商品を移植しており快適です。
 ただほとんど音楽は聴かなくなりました。
・ブレーキパッドから盛大にダストが出てホイールが汚れるので低ダスト型に替えると良いと一部で囁かれていますが私は全く気にしていません。
・シフトノブのストロークが大きいと一部で囁かれていますが私も少しそう思っています。クイックシフターを導入するかどうかは未定です。
・シートヒーターがないと冬は寒いのではないかと一部で囁かれていますが、アルカンターラの座面はそれほど寒くはありません。
 でも私は寒がりなので冬になったらシガーソケットから電源を取る座布団みたいなシートヒーターを買うかもしれません。
・シート高が高すぎないかと一部で囁かれており私も試乗の時はローポジションアダプターを買うことになるだろうと思っていましたが、いらないことがわかりました。
・アバルト595のタイヤサイズ205/40/R17は適合するスタッドレスがないのでどうしようかと思いましたが
 スタッドレスタイヤ用にはインチダウンしたアバルト500の195/45/R16のホイールをヤフオクで買いました。気が早いです。
・燃費は常時スポーツモード市街地走行主体でリッター12台前半。
・トータルで私は毎日幸せです。

さてここでそろそろタイトルの話題に入ることにしましょう。
アバルト595はesseesseキットとレコードモンツァマフラーが標準で装備されていますので
アバルト500よりも25馬力アップの160馬力、トルクも2.5kgmアップの23.5kgmと、1120kgの軽い車重には十分ともいえるパワーがあります。
さらにパワーウエイトレシオはレガシィ3.0Rと同じ7kg/ps、
トルクウェイトレシオに至っては48kg/kgmとレガシィの57kg/kgmを大きく上回っています。

しかし私にはアバルト595の低速でのトルクがやや細く感じられます。
そのため発進時にはエンストしないようにアクセルをやや吹かし気味にしつつ
エンジン音を聞きながらやや緊張気味にクラッチをミートさせるようにしており
自宅の駐車場にバックで入れるときも段差で一旦息継ぎしてしまうと乗り越えに吹かすエンジンでご近所に気を使います。

低中速域でもうちょっとパワーがほしいと思っていろいろ調べてみると
TRUCCOG-TechRaceChipTEZZOSagitarrioなど各社からサブコン、フルコン、スロコンなどが発売されています。
私の場合はネット上の評判などを総合してDigital Speedを導入することにしました。
Digital Speedは車のコンピュータをドイツの会社のコンピュータにネットで接続して調整を受けるという方法をとっており
日本とドイツの時差が7時間あるので、ドイツの朝9時に作業してもらうために日本時間で夕方4時から作業を開始することになります。
そこで今日私は大阪のNeverlandさんに車を持って行って作業してもらいました。
午後3時半に到着して午後5時半に作業終了。その間私はお店で本を読んでおりました。
作業終了後テストランから戻った作業担当の方から「ローギアからすごくパワーが出るので気を付けて」と言われながらキーを受け取りました。
車検は問題ないしディーラーの保証も問題ありませんと。またエッセエッセのプログラムは後日名古屋の会社からCDROMで自宅に郵送されるとのことでした。

で、実際どうだったのか。
トルクが厚くなって運転が楽になりました。またアクセルの踏量に対する反応が五割増し位になり、おお!これがアバルトの本来のパワーかと思わず頬が緩んでしまいます。
「いい車になったなぁ」というのが実感です。
合法ドラッグなんて舌の根も乾かないうちにアバルトをハイパワー化してしまいました。
今回のチューニングでノーマルモードも実用域になりましたがやっぱりスポーツモードが好きな私です。

2 件のコメント:

  1. 匿名4/27/2014

    今回も詳細なレポありがとうございます。595ってノーマルでもブースト1.2(国産のターボは全盛期でもノーマルは1.0以下)もかかるんですね。だとすると(圧縮を下げてあるので)低速が薄いのも納得です。話題は飛びますがベースの500はポーランド製。あんがいゲルマンTuneと合うのかもなどと論拠のない妄想をしてしまいました♪ mykiss

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  2. mykissさんありがとうございます。
    twitterの呟きでアバルト購入を検討中とのことでしたので多少ともお役に立てるかもと思って書いてみました^^。

    >だとすると(圧縮を下げてあるので)低速が薄いのも納得・・・
    →なるほど!中低速トルクを上げるためには圧縮比を上げてブースト圧を下げぎみにすればいいわけですね。
    圧縮比とかブースト圧のことを全く知らなかったので参考になりました。
    ということは高回転でターボが頭打ちになりやすいということでしょうか。

    >ベースの500はポーランド製・・・
    →ネットではFiat 500はポーランド製で間違いなさそうですがアバルトはイタリア製?よくわかりません。
    でも電装系は日本らしいので混血は間違いないですね(笑)。

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