2023/01/01

RRS BH-55を買う


 年末にReally Right Stuff BH-55(旧型)を購入した。
購入に至るまでの思考の流れを追うと

GITZO GT2541EX(エクスプローラー)にGFX50S+GF20-35mmF4を乗せて撮った写真を見返していたら僅かなブレに気が付いた

レンズの問題かと思って室内で三脚を立ててテスト撮影したが何の問題もない

風吹く岩場や川の中での三脚の固定力に疑問を抱く

The Center Columnというサイト(リンク)の記事を片っ端から読んで三脚についての知識が深まった(これは非常に示唆に富むサイトなので改めて紹介する予定)

その結果FLMのCP38-L4 IIという三脚をB&Hで注文(リンク

大きな三脚にはそれなりの雲台が必要

RRS BH-55やArca-Swiss Z1やマーキンスQ20などをネットで検索
低プロファイルのBH-55の佇まいに惚れる

格安中古のBH-55をネットで発見


届いたBH-55は雲台のみでカメラを乗せるクランプが必要だがそこで問題が発生。


現行のBH-55はクランプとの接合部がロゼットマウントという形式(リンク)だが旧型はガイド(ホゾ)になっており対応するクランプにはガイド溝が必要。
純正クランプの購入も考えたがレバー締め付け調節ネジの付いたLeofoto PCL-60のほうが魅力的。幸いこれにもガイド溝がある。
Leofotoという会社はBH-55にそっくりなLH-55を販売しているし多分ミゾの規格は同じだろうと思って買ってみたらこれが合わない。
ノギスで測ってみたらミゾの長さは問題ないがBH-55のガイド幅は5.3mmでLeofotoのミゾ幅は5.0mm。

がっかりしたが仕方がないので例によって乱暴力でLeofotoのミゾの側面をヤスリで削る(BH-55は傷付けたくない)。これで一応嵌まったがBH-55のガイドの高さよりLeofotoのミゾの深さがわずかに浅いのでグラグラする。そこでさらにミゾの底面を削ってようやくきちんと嵌めることが出来た(かなり手間がかかったのでお勧めできない。純正を買うべき)。
最後にクランプをネジで締めたが途中からすごく硬い。1/4インチのはずなのに。なんとかネジ込んだがあとから考えるとこれは多分BH-55のネジ穴にネジロック剤が残っていたのだろう。


FLMの三脚はまだ届いていないのでエクスプローラーに乗せて使ってみたがとてもよい。
僕は以前安価なボール雲台を使っていたがきっちり構図を決めてノブを締めた瞬間に構図がズレるという現象に悩まされた。それでボール雲台に愛想が尽きて2年前にLeofoto G4というギア雲台を手に入れたのだ(リンク)。これは僕にとって画期的な雲台だった。思い通りに構図を決めることができる嬉しさに有頂天になった。
その僕がなぜ再びボール雲台に手を出したかというと、そもそもちゃんとしたボール雲台はノブを締めても動かないものだと知ったこと。それからボール雲台はギア雲台よりも構図決めが速い。
実際使ってみるとやはり定評あるボール雲台は使い心地が素晴らしい。一旦ボールをロックすると微動だにしない。新しい三脚に乗せて使うのが待ち遠しい新年である。






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