僕は朝の犬の散歩の当番です。
以前は犬の散歩は気がすすみませんでしたが、カメラを持ち歩くようになってからは散歩が楽しみです。
僕の撮った写真はこの散歩の時に撮ったものが多いです。普段も持ち歩くようにはしていますが、なかなか人前では恥ずかしくて写真を撮れません。
僕が写真を始めて気が付いたことは、写真の上手下手は確実にある、そして僕は確実にヘタであり、上手な人は限りなく上手であるということです。だから富士山のような、みんなが撮る写真を撮ると、いかに自分がヘタかがわかってへこみます。でも富士山のふもとの小石を撮れば、ほかの人は撮っていないので、あまりへこまずにすみます。だから僕の写真は切り口だけが勝負です。
それから写真を撮り始めて気付いたことは、写真は撮ることよりも、捨てることが大切だということです。気に入った撮影対象は、カメラの条件を変えて、たくさん撮ります。どれも自分のこだわりが入りますので、捨てにくいですが、何十枚撮っても、採用する写真は基本的にたった1~2枚にします。あとはがんばって全て捨てるのです。僕がほかの人の良い写真を見るのは、撮る技術を学ぶためではなく、この「捨てる眼」を養うためです。仮に対象に愛着があっても、自分がよいと思う写真がなかったら全て捨てるのです。未練は残りますが。
僕の(心の)師匠のブログです。
http://shiology.com/shiology/
この方は成蹊大学の先生です。たまたま見つけて、その写真と文章に感動しました。僕が写真を撮り始めたのも、ブログを始めたのも、この方のブログがきっかけです。だから僕のブログはこの方の影響が濃いです。
彼は(僕が思うに)生粋のエスタブリッシュメントです。僕とは違う世界の人ですが、僕が人生を雑に生きてきたのに対し、彼のように丁寧に生きたら、人生はもっと濃いものになっていただろうなと思って、そうだ、人生を丁寧に生きる練習をしようと思って自分のブログを始めたのです。まあ、これは余談でした。
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