グレーカードを購入したので早速使ってみた。
白っぽいカードとグレーのカードと黒いカードがセットで1,480円。
ネットで調べると白いカードはホワイトバランス用、グレーカードは適正露出用ということはわかったが、黒いカードの使途は不明。
それで今日はそれぞれのカードでホワイトバランスをとって比較をしてみた。
Nikon D800EでホワイトバランスをとるにはまずWBを押して
メインコマンドダイヤルでPREを選び、いったんWBをはなして、再度WBを長押しするとPREが点滅するので、点滅している間にレンズの前にグレーカードを置いてシャッターを切る。ちょっと面倒くさい。
天気は晴れ。部屋の電気を消してカーテン越しに入ってくる弱い太陽光で撮影
ホワイトバランスオート
白いカードでホワイトバランスをとって撮影
グレーカードでホワイトバランスをとって撮影
黒いカードでホワイトバランスをとって撮影
次にLED白色ライトを対象に当てて撮影
オートホワイトバランス
白いカードでホワイトバランス
グレーカードでホワイトバランス
黒いカードでホワイトバランス
比較してみた結果オートが一番青っぽく、グレーのカードと黒いカードも少し青っぽい。やっぱり白のカードでホワイトバランスをとるのが正解のようだ。
黒いカードについてはYouTubeで面白い使い方を見つけた。
NDフィルターを持っている人は多いだろうが、例えば地平の上半分だけ減光するためにハーフNDフィルターを持っている人は少ないだろう。
この動画で彼は30秒の露光時間のうち最初の15秒のあいだ黒いカードをレンズ前の上半分でシェイクしている。こうすることで画像の上半分にNDフィルターをかけたのと同じ様な効果が得られるわけだ。いやいや、これでは上半分の雲の流れが15秒間しか撮れないじゃないかという疑問に対して彼は、カードを1秒隠し1秒開けるという動作を30秒間続けるようにすれば30秒間の雲の動きも記録できますよと。
このひとも同じことをやっている。
うーん、なるほど。このやり方を使ってさらに画面全体を黒いカードで開け締めすれば簡便な光量調節ができるんじゃないか。例えばND8のフィルターで30秒撮影するという行為をNDフィルターの代わりに黒いカードでやってみよう。
ND8は光量を1/8にするのだから、30秒の1/8は約4秒。ということは黒いカードでレンズを3秒塞いで1秒開けるという動作を30秒間繰り返せばND8と同じ効果が得られる。ただしカードをND代わりにするときはカメラ側は3段分明るくしておく必要があるが。ちょっとやってみるか。
部屋を暗くして絞りF22、シャッター速度30秒
絞りを3段開けてF8、シャッター速度30秒で、レンズのすぐ前で「黒いカードで閉じて1, 2, 3。さっと一瞬カードを開ける」という動作を30秒間繰り返したのがこの写真。ちょっと明るかったのはカードをどけて戻す動作が鈍クサかったからか。
別に秒を数えなくても早口で123でサッと一瞬開けるというふうにするといいだろう。川の流れや波を撮るときにこの動作を速くすればするほど30秒の間にたくさんのショットを撮れるので水面の表情もなめらかになるんじゃないか。
ということで黒カードの使い道が見つかってめでたしめでたし。
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